6. 人口過密な大都会が生み出す無関心

6. 人口密集都市中的“漠不关心”

なぜ多様化した日本のファッションが“度を越す”のか。日本でおしゃれがエスカレートしてしまうのは、世界的に見ても稀なほど人口が集中している東京からくるのではないでしょうか。人混みの多い大都会では、一般に他人に無関心だといいます。そのため少々派手な服装をしたところで、大勢のなかで目立つことはありません。周りの人に注目してもらいたい願望がある人は「少々派手な服装」ではなく、「ものすごく奇抜な服装」をしなければ注目してもらえず、これがより奇抜なファッションへとエスカレートしていく原因ではないでしょうか。現に日本国内でも、ヤマンバやロリータなどのファッションは地方の田舎に行くとほぼ皆無です。

为什么多元化的日本时尚能够表现得如此“过度”呢?在日本,时尚是从世界上罕见的人口过分密集的东京开始发展的。在人口众多的大城市,一般人们对周围的人表现出的是漠不关心。所以凭借一点花哨的服装是无法吸引别人的眼球。所以那些渴望获得别人关注的人,穿着一点点华丽的服装是没用的,一定要穿着非常与众不同的服装才能获得别人的关注,这就是为什么独特时尚能够发展的原因吧。在现在的日本国内,在小城市的农村也是几乎看不到山姥风,(ヤマンバ的特征是把脸涂黑或者直接烤黑,白色眼线,漂白头发,或者在漂白的头发上再挑染出各种颜色,故意做得看似很乱的发型)洛丽塔这样的时尚的。

そしてこのように人口過密な都心であれば、とても派手な服装をしていても変に話しかけられることがない点も「自分の好きなファッション」を貫ける理由なのかもしれません。知らない人とは余計な会話をしない日本では、海外のように知らない人でも友達のようにフランクに話しかけてくる人があまりいません。派手な服装で都会を歩いても周りの人に何かを言われるわけでもなく、静かに“注目”してくれるので、派手な服装をする人はある種の「興奮」と「満足感」を得ることができるのではないでしょうか。おしゃれの基準が「他人からの評価」ではなく「自己満足」になってしまうのは、都会が生み出す“無関心”の賜物と言えるのかもしれません。

在这样人口密度极高的城市中心,就算你打扮得再花哨再时尚,也不会有人多说你几句。这或许也是能够坚持穿着自己喜欢衣服的理由吧。在日本,人们是不跟陌生人多说话的,像国外那样跟陌生人朋友般的交谈的日本人几乎没有。穿着华丽走在街上,并非是想获得别人的评价,哪怕只是静静地关注,也会让打扮的人感到某种兴奋与满足吧。时尚的标准并不是获得他人的评价,而是实现自我满足,可以说这是城市衍生出的“漠不关心”的馈赠。

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