金秋十月,2013沪江日语朗读大赛正式拉开帷幕啦!

苦学日语多时,试试自己究竟功力几何;
追番多年,秀出你傲人的口语……

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在大赛进行的过程中,我们也会不定期为大家推送沪友精彩的朗读作品,一起来欣赏欣赏吧~

朗读大赛参赛作品欣赏:《途中下車》
朗读:nyanyako2013

ところが、京都から乗り込んできたひとりの女子高生が私たちの隣の席に座ったことで様相は一変した。滅多にお目にかかれないほどの美人だったからである。私も友人もなんとなく態度が落ちつかなくなり、口数も減っていった。友人が意を決してその女子高生に話しかけたのは静岡を過ぎてからであった。

彼女は京都の大学を受験して、伊豆の大仁に帰る途中だった。友人はそっと私に耳打ちした。

「伊豆の踊り子やなァ」

なぜ踊り子なのか判らなかったが、私は、うんうんとうなずき返した。彼女もだんだんうちとけてきて、三人が無事に受験に成功したら、再びどこかで逢ってお祝いをしようなどと言いだした。そして私たちの心をさんざん乱したまま、艶然たる微笑を残して三島で降りてしまった。

「俺、もう東京の大学なんかやめにして、京都の大学を受けよかなァ......」
とまんざら冗談でもなさそうに友人は呟いた。

「俺もさっきから考えてたんやけど、ことしは受験しても多分落ちると思うわ。一年浪人して、じっくり実力をつけて、来年にそなえたほうが賢いでェ」

私もまた本気でそう思った。話はあっさり決まった。私たちは親からもらった東京での宿泊費を伊豆の旅にまわすことにして、そのまま熱海で降りてしまったのであった。何とも親不幸な息子であった。そしてこれが私の人生における最初の途中下車であった。私たちはいい気分で伊豆の温泉につかりながら、大仁のどこかにいるであろう美しい女子高生を思った。住所も電話番号も教えてもらっていたが、私たちはその紙きれを見つめるだけでも何もしなかった。三日後、いかにも試験を受けてきたような顔をして家に帰った。

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