3. おわりに

本研究では、食感覚のオノマトペを中心に、評価と感覚二つの観点から分類し、日本人は食物への好き嫌い、または身体器官で感じた食物の性質を言葉でどうのように伝達するのをオノマトペを通して考察してみた。
第一に、オノマトペを大きく分類し、なかに属する擬音語と擬態語の定義及び分類をした。擬音語の下は、擬音語と擬声語で、擬態語の下は、擬態語、擬情語と擬容語がある。
第二に、第4章の結果から、日本語の食に関するオノマトペは歯応えを表し、かつ食品に対するプラス評価を表すものが最も多いのである。この数から見れば、日本では、テクスチャーのあるものが受け入れやすく、最も日本人の口に合うとことが分かった。なお、好きな食物へ対して人々は豊富に言葉を使い、そのおいしさを他人に伝える習慣がある。その反面、好きではない食物に対しては形容する興味が薄いということも分かった。
第三に、感覚により食感のオノマトペを分類し、期間別にオノマトペの使用例が出されて、どのような食物にはどのような言葉を使うのも解明した。
本研究では、以上の面から考察したが、音韻、由来などは触れなかった。これらの問題を今後の研究課題として研究していきたいと考える。

参考文献

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