月見里

世の中にはなぞなぞみたいな苗字が存在します。読めますか? 読めるだけでなくその由来も知っていますか?

世上有许多谜一般的姓氏,你知道怎么读吗?除却读音,你知道这些名字的由来吗?

月見里

その昔「月見里」と書いて「ヤマナシ」と呼ばれておりました。

从前,这个姓氏写作“月見里”读作“ヤマナシ”。

山梨には、山がない。山がないからヤマナシというのであり、お月見が最高の景観でできることから月見の里となったと考えられます。

山梨县内没有山丘,因为没有山所以读作“ヤマナシ”,赏月时可看到最美的夜景,故称为观月之乡,这个姓氏便由此而来。

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判じ物

世の「言葉」の中には「判じ物」と呼ばれる技法がある。

世间“语言”中有种技法,称作“寓意字(画)”

判じ物とは?

何为寓意字(画)?

言葉の一部を、同じような意味や発音の別の言葉に置き換えたもの。また、文字や絵画に意味を隠しておいてそれを当てさせる遊びのこと。江戸時代に流行っていた。

其概念是用相同含义或发音的不同词语代替原句的一部分,或是将含义藏在文字或绘画中让他人猜的游戏,流行于江户时代。

「本田△」もその一つ。読みは「ほんださんかっけぇ」=「本田さんカッコいい」。

例如“本田△”就是其中之一,读作“ほんださんかっけぇ”=“本田君很帅”。

こんな「読めねぇ!」な言葉の作り方が実際の「苗字」でも使用されているわけです!

类似这种“鬼知道怎么读!”的词语构成方式,实际在“姓氏”中也能找到!

鶏冠井

☆他にもこんな「判じ物」な苗字が

☆其他一些“寓意字”姓氏

鶏冠井

「かいで」と呼びます,または「かいでん」と呼びます。語源は楓の葉形が鶏のとさかに似ていることからきている。

发音为“かいで”或“かいでん”。源自枫叶的形状与鸡冠相似。

昔この地にあった井のそばに楓がありました。その葉の色や形が鶏のとさか(=鶏冠)に似ていたため鶏冠井という地名になり、読み方も “かえで”がなまって “かいで”となりました。

从前这片地域的井旁长着枫树,由于枫叶颜色和形状与鸡冠相似,使得这片地域得名鸡冠井,读音也由“かえで”转讹为“かいで”。

鴨脚

鴨脚

「いちょう」と呼びます。

发音为“いちょう”。

鴨脚さんの読み方は、鴨の足型が銀杏の葉に似ているところから「いちょう」さんである。一説にイチョウは中国原産の木とされますが、中国ではもともとこの字をあてていたようです。 かつての中国語で「鴨脚」を発音すると、「いちょう」に近い発音になるそうです。

“鸭脚”的发音源自鸭掌形状与银杏叶相似,故读作“いちょう”。还有一种说法是,银杏原产自中国,在中国好像原本就有对应。据说中文古文中“鸭脚”一词的发音就与“いちょう”类似。


「かなはじめ」と呼びます,または「かながしら」と呼びます。

发音为“かなはじめ”或“かながしら”。

同じ平仮名なのに、読みのほうが文字数が多い…

同样都是平假名,读起来字数却多多了…

昔は日本はあいうえお順ではなく、いろは順だった。いろはにほへと…というひらがなの順番の最初だから!

古时候日语基础发音并非按照“あいうえお”的顺序,而是按伊吕波顺序,即“いろはにほへと”…这才是平假名最初的顺序!

小鳥遊

小鳥遊

「たかなし」と呼びます。

发音为“たかなし”。

鷹がおらず小鳥が自由に飛び回れる状態から。

源自空中没有鹰,小鸟任意飞翔的状态。

「小鳥が遊ぶ」→「天敵がいない」→「鷹がいない」→「たかなし」。

“小鸟任意飞翔” →“没有天敌” →“没有鹰” →“たかなし”。

四月一日

四月一日

「わたぬき」と呼びます。

发音为“わたぬき”。

4月1日は旧暦で、5月中旬、下旬の時期であったそうです。5月中旬、下旬といえば、衣替えの時期。冬の間に防寒として着物に詰めた綿を旧暦4月1日に抜いていた。ここから、「四月一日(四月朔日)」と書いて「わたぬき」と読む姓が存在する。

据说在旧历中,4月1日实际在5月中下旬时期。而提到5月中下旬,就是换衣服的时期,将冬季为了防寒而填入衣物中的棉花拿出去。由此,这个写作“四月一日”读作“わたぬき(与取出棉花发音相同)”的姓氏诞生了。

富山県に多いそうです。

似乎在富山县这个姓氏的人比较多。

八月一日

八月一日

「ほずみ」と呼びます。

发音为“ほずみ”。

穂積氏の異形であり、旧暦8月1日に実る稲の穂を摘み贈る風習が語源といわれる。

这个姓氏为穗积氏的变形,据说源自旧历8月1日摘取饱满稻穗赠人这一风俗。

「八月一日」姓は「八月朔日」と書くことも多く、ともに北関東の名字。「八月一日」が群馬県を中心に分布するのに対し、「八月朔日」は茨城県のつくば市付近に多い。

“八月一日”这个姓氏也经常写作“八月朔日”,都是存在关东北部地区的姓氏。“八月一日”这个写法主要以群马县为中心分布,“八月朔日”则在茨城县筑波市较多。

栗花落

栗花落

「つゆり」と呼びます。梅雨入り(つゆいり)がなまった言い方。岐阜県の方言。

发音为“つゆり”。是“入梅(つゆいり)”的转讹读法,为岐阜县方言。

ちょうど栗の花が落ちる頃に梅雨に入る。そして、その時期に庭から清泉が湧いたことから、「栗花落」を名字にし、「つゆり」(梅雨入り)と読んだと伝える。

入梅时节正逢栗花凋落,同时这个时期清泉自庭院涌出,由此这个读作“つゆり”,写作“栗花落”这个姓氏诞生了。


「にのまえ」と呼びます。二の前だから「にのまえ」と呼ばれるようになった。

发音为“にのまえ”。因为一排在二的前面而读作“にのまえ”。

熊本県や福岡県、新潟県などに多数みられる。地名も各地にみられる。

多存在于熊本县、福冈县、新潟県。各地也能见到以此名的地域。


「いちじく」と呼びます。

发音为“いちじく”。

数字の9が一字で書けることからこう読まれる様になったらしい。

据说是因为数字9可以一笔写完而得名。

「く」と読めば「苦」に通じるので「いちじく」。

“く”的读音通汉字“苦”,于是读作“いちじく”。

九十九

九十九

「つくも」と呼びます。「九十九(つくも)」は「次百(つぐもも)」が転訛した言葉。

发音为“つくも”。“九十九(つくも)”是由“次百(つぐもも)”转讹而来的词语。

ほかにもこんな説が…

此外还有这种说法…

こちらは「ツクモグサ」に似た花。ツクモグサもこのように白髪のように白くなる。また、「百」から「一」をひくと「白」になる。百から一を引くと「九十九」でもある。「九十九」=「白」となる。

这是和“灯芯草”非常相似的花。灯芯草也是如白发一般变为白色。此外,“百”去掉“一”即为“白”。一百减去一即为九十九。于是“九十九”=“白”。

「伊勢物語」の63段にある、次の歌である。「百年(ももとせ)に一年(ひととせ)たらぬつくも髪 我を恋ふらし面影に見ゆ」

《伊势物语》第63段中有这样一首和歌:“白寿老妪的鹤发已如灯芯草一般,在她的面容上我能看到恋慕的神色”。

つまり、これは洒落になっているのである。「白い髪」を「つくも」の様子に例え、さらに「白」を「百」から「一」ひいた文字としている訳である。

实际上,这是句双关语。将“白发”比作“灯芯草”,而且“白”是由“百”字减一而来。

難解過ぎて常人にはそこまで辿りつけません。

这含义太难理解了,常人很少能考据到这个地步。

六平

☆こんなのも…普通読めない苗字たち

☆还有这些…通常不知道怎么读的姓氏

六平

「むさか」と呼びます

发音为“むさか”。

こちらは俳優の「六平直政」(むさかなおまさ)さん。この方のおかげで、この苗字を読めるという人は少なくないはず。

上图这位演员是“六平直政”。拜这位所赐,大部分人都知道这个姓该怎么读。

「六平」の姓は、「平家の落人が六つの赤旗を立てた」という言い伝えから「六つ赤(むつあか)」が縮まって「むさか」になったという説もある。

据说“六平”一姓源自传说“平家溃军扬起六面赤旗”,“ 六つ赤(むつあか)”缩写便是“むさか”。

薬袋

薬袋

「みない」と呼びます。

发音为“みない”。

山梨県に少数。この地方は昔から無病長寿の里としてしられており、越中富山の薬売りの持ってくる薬袋を見ることがないので、「薬袋を見ない」から、「薬袋」で「みない」と読むようになったというものです。

山梨县可以找到少数以此为姓的人。据说当地自古以来就以无病长寿之村闻名,见不到越中富山卖药郎的药囊,于是由“薬袋を見ない”引申,“薬袋”就读作“みない”了。

別の説もある。

此外还有种说法。

武田信玄が狩りをしている時に、自分の薬袋を落とし、それを見つけた者がすぐに信玄に袋を届けたのですが、その時信玄が「中を見たか」と尋ねました。届けた家来は、「見ない」と答えたため、信玄から「薬袋」という名字と、「みない」との読みを授かったというものです。

据说武田信玄在打猎时掉了药囊,捡到的人立刻将其送还给信玄公,当时信玄公询问对方“你看了里面的东西了吗”,送还的家臣回答“没有看”,于是信玄公将写作“薬袋”读作“みない”的这个姓氏下赐给了这个家臣。

一口

一口

「いもあらい」と呼びます。

发音为“いもあらい”。

由来に関していくつか説があります。

其由来有多种说法。

口が一つ(入口と出口が同じ)の場所では、人が同時に出たり入ったりすると混雑します。人で混雑することを、「芋を洗うようだ」「芋の子を洗うようだ」と表現することから、「一口」と書いて「いもあらい」と読むという説。

据说,在只有一个出入口(入口和出口为同一个)的地方,人员同时进出便相当混乱拥挤。形容人群混杂有这几个用例:“芋を洗うようだ”“芋の子を洗うようだ”,于是写作“一口”读作“いもあらい”。

他の説では…

还有一种说法…

現京都南部である山城国久世郡一口村が起源(ルーツ)である。(中略)淀の一口、といわれ出口がひとつしかないので厄払いで稲荷を祀ったのが語源。疱瘡を払う、が芋洗いと呼ばれた。

现位于京都南部的山城国久世郡一口村是其起源。姓氏源自于这个地区唯一的出口:“淀川一口”,为了驱邪消灾祭祀稻荷神。驱除天花就称为“芋洗い”。

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