桂汤

そろそろゴールデンウイーク。京都でも国際レベルに人気が高いアーティストの企画展やビッグなアートフェスが目白押し。楽しみにしていらっしゃる方も多いでしょう。

马上就要到黄金周了。届时,京都等地将举办各种国际水准的高人气艺术企划展和大型艺术祭典。相信现在已经有很多人迫不及待了吧。

でも……混むんですよね……。長蛇の列を経て、押しも押されもせぬアーティストの作品を押したり押されたりしながら近づいてもチラ見が精一杯。憶えているのは人の後頭部だけ。もう「人の頭だけ見るっていう現代美術」なんじゃないかと思うほどの混雑にへとへとになってしまいます。

可是,到时拥挤的状况也可想而知。为了看名家的作品,需要排长长的队伍,还要被挤来挤去,废了九牛二虎之力也只能看到一眼。最后记住的只有人群中的一个个后脑勺。如此混杂的场面让人精疲力尽,唯一能感受到的就是“这是只能看到人头的现代美术”。

そんなあなたに、リラックスしてアートを楽しめる京都の超穴場をお教えしましょう。しかもそこは、疲れるどころか、元気を回復できるリフレッシュスポットでもあるのです。それが銭湯「桂湯」(かつらゆ)。阪急京都本線・嵐山線「桂」(かつら)駅の東口から徒歩5分の場所にあります。

现在就为大家推荐一处位于京都不为人所知的地方,在那里既可以放松心情又可以享受艺术。不仅不会有累的感觉,还会让你元气满满。它就是名叫“桂汤”的澡堂。乘坐阪急京都本线.岚山线,在“桂”站下车,东出口徒步5分钟即可到达。

本翻译为沪江日语原创,未经授权禁止转载。

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外观

 一見地味目な銭湯。しかし店内は……

乍一看只是家很普通的澡堂。可是店内......

「銭湯でアート? なにそれ意味わかんないぞハゲ」と思うかもしれません。確かに遠目には、黒の板塀が印象的な、小ぶりで古風な銭湯が一軒あるだけ。

“澡堂中的艺术?那是什么意思?”。确实,从远处看只不过就是一家小小的黑色板壁老式澡堂而已。

しかし……接近してよく見ると、看板はどうやらハンドメイド。ディック・ブルーナの色彩構成を思わせるアートライズされたものでした。キャッチコピーやイラストからも独自性の湯気がたちのぼっており、ただならぬ予感が。

可是,走近仔细一看会发现,澡堂的招牌都是用纯手工制作。非常具有艺术性,使人联想到画家迪克.布鲁纳的色彩构造。标语、插画图上都很独特的画着升腾的热气,给人一种非比寻常的感觉。

 下足場にも脱力の造形作品の数々が。

 换鞋处也有许多让人身心放松的作品。

そして脱衣場への扉を開けると、あーーーー! こ、こ、これは壮観。

打开更衣室的门,天啊---!也太壮观了吧!

天井には「ゆ」の字をデザインしたスクエアなパネルがびっしり。さらに壁に掲げられているのは、おびただしい数の改造時計。次いで謎めいたオブジェ群が点在。アートとデザインが泉のようにたぷたぷ湧きあがっています。これはもう銭湯というより「ニューヨク近代美術館」。正直、外観からは、ここまでアートで満載な銭湯だとは想像もつきません。

天花板上布满了各种样式的“ゆ”字方形壁板。墙面上挂着不计其数改造过的时钟。还许多谜样的艺术品散布在各处。这些创意作品就像不断涌现出的泉水一般多。与其把这里叫澡堂不如把它叫“纽约近代美术馆”更合适。老实说,从外观来看,绝对想象不出这是一个充满了艺术氛围的澡堂。

先鋭的なデザインアートに目がうろうろしてしまいますが、建物そのものも見どころが豊富です。木材を組んだ天井は、有名なお寺や神社、お城などにも多くも使われる「格天井」(ごうてんじょう)という伝統的な様式。さらに浴室の入り口には、かつて入母屋造りだった時代の名残りも観られます。

不仅这些创新的设计让人目不暇接,建筑本身的看点也很足。天花板上木头的组合形式是被用在许多有名的寺庙、神社、城市中叫做“格天井”的传统样式。浴室的入口处还能看到过去歇山式建筑的残留。

看板

ブルーナカラーを思わせる配色、廃物を利用したオブジェ。早くもただごとではない予感をはらむ看板

类似布鲁纳的配色、利用废弃物做出的工艺品。非同一般的看板

换鞋处

下駄が貼りつけられた下駄箱。「箱」の字のデザインに刮目すべし

粘着木屐的鞋盒。“箱”字的设计也很有新意

更衣室

天井には「ゆ」のデザイン文字がびっしりと女湯、男湯を貫いている

天花板上“ゆ”字的设计贯穿了整个澡堂

时钟

 レタスの葉や魚まで時計に

莴苣叶、鱼形状的时钟

创意物品

謎オブジェがここかしこに

到处都是谜一样的艺术品

横梁

柱を使わず木材を格子状に組んで強度を保つ「格天井」。浴室の入り口には入母屋造りの名残りも見受けられる。建築としても興味深い

不使用柱子,而是通过将格子状的木材组合在一起的“格天井”。浴室入口处可以看到残留的的歇山顶。是一座非常有趣的建筑。

店主

 天井をびっしりと覆う「ゆ」の字アート

被“ ゆ”字覆盖的满满的天花板艺术

ご主人の村谷純一さん(むらやじゅんいち 69歳)は、この「桂湯」の2代目。故人である先代から引き継ぎ、14年目を迎えます。

店主村谷纯一先生(69岁),是“桂汤”的第二代传人。从逝去的父亲那里继承了这家店,今年已迎来第14个年头。

ここ「桂湯」は昭和4年に先人が建てた銭湯を昭和33年に初代のお父さんが買い取ったもの。計89年という長い歴史をいだきます。飴色に輝く脱衣かごは開業当時のまま。現在も大切に使い続け、移ろう時間の厚みを随所に感じることができます。

“桂汤”始建于昭和4年,昭和33年被村谷先生的父亲买下,距今已有89年历史。米黄色的衣篮还保持着开业时的样子。现在也依然被使用,随处都能感受到时间的厚重感。

特徴は地下水の流れを汲む井戸水を使っているところ。桂湯は水道水ではなく、日本酒の神様「松尾大社」と同じ水系の澄んだ地下水を沸かしているのです。

使用地下井水也是本店的一大特征。桂汤使用的不是自来水,而是与日本酒界大亨“松尾大社”相同水系的地下水。

「恵まれた立地です。水がきれいな場所に銭湯を持てて、自然のありがたさをかみしめています。なので、いい湯加減にしないと地下水に申し訳ない。湯加減だけは僕の自慢かな」

“这是一块受到大地恩泽的土地。在拥有纯净水源的地方经营澡堂,可以细细品味自然。因此,如果不能保持适度的水温就非常对不起这么好的地下水。可以说水温是我最得意的地方。”

そう語る村谷さんの、まさに芸術的と呼べる絶妙な火入れにより、熱すぎずぬるすぎず、とげのない、やわらかなお湯を堪能することができます。僕は取材の別日にお風呂をいただきましたが、あまりの湯温のちょうどよさに、とろとろにとろけそうでした。

这样说的村谷先生,就像是火一样,总是有着能调出柔和水温的本领。我在采访后曾去感受了一次,那感受简直让人心驰荡漾。

 そして!やはり訊きたいことは、女湯男湯合わせておよそ80作品が並ぶという、目にも楽しい天井の「ゆ」のデザイン文字群。わざわざメーカーに特注したという42センチ角の段ボール用紙の上に創意工夫が溢れ、シャワーのように降り注ぎます。なかにはロープを使って文字を表した立体作品や、ユニクロのパロディ「ユニフロ」なんてものまで、どの作品も見逃せません。これらはすべて村谷さんがお描きになられたものですか?

还有一件想问您的事情,男女浴池加起来的作品大约有80个左右,还有天花板上的各种文字,充满创意特意注明了制作者的纸板。其中有用麻绳设计的立体作品、还有仿造优衣库商标设计的作品,每一个作品都不能错过。这些都是村谷先生画的吗?

「いえ、私の作品は三分の一。あとの三分の二はお客さんが描いたものなんです」

“不,我的作品大概占三分之一。剩下的三分之二都是顾客画的。”

え、入浴したお客さんが描いたもの?

是来这边入浴的客人们画的吗?

「はい。女湯には女性が描いた作品、男湯には男性が描いた作品を天井に掲げています。お子さんから80代のお年寄りまで、いろんな世代の方が描いてくれたんです。番台で申込書と専用の紙を用意していますので、お声をかけていただければお渡しします。作品展示は入浴料込みで500円でお請けしています」

对。女浴室里都是女性画的,男浴室中是男性画的。从小朋友到80岁的老人,各个年龄层的人都有。前台准备了申请书和专门用纸,客人只要说一声就会给他们。作品展示费与入浴费一起共500日元。

“入浴料込みで、ご、500円? 入浴料は430円ですから、実質70円でずっと展示していただけるのですか! それは安すぎます。”

包含入浴费只要500日元?入浴费是430,所以展示费只需要70,真是好便宜啊!

「作品は私が手直しもしますので、正直赤字(笑)。でもいいんです。現在の量になるまで2年半。これからも皆さんの作品で天井がにぎやかになってゆくのが楽しみなんです」

“因为作品都是我亲自修改的,所以老实说基本是赚不到钱的(笑)。但是我觉得很满足。达到现在这种数量大约用了2年半的时间。以后也会一直把大家的作品放在天花板上。”

わずか70円で自分の作品を展示してもらえるギャラリーって、そうそうないですよ。美大生やデザイナー志望の若者は自分の才能を世に問うチャンス! これから桂湯の天井はクリエイターの湯(とう)竜門となるのでは。

仅仅花70日元可是不能在画廊里展示自己作品的。这里给了美术专业大学生和以做设计师为志愿的年轻人们一个展示的机会!以后桂汤的天花板将成为创作者们的龙门。

储物柜

ガラスの扉の向こう側に整然と並ぶ脱衣かご。同じものはもう作れないという貴重なもの。ガラスが入った脱衣棚は珍しく、銭湯マニアも遠方からよく見に来るのだそう

玻璃柜中整齐地摆放着置衣篮。这种置衣篮很珍贵,现在几乎做不出这样的东西,因此不少浴室发烧友专门从别处来参观。

浴池

女湯はピンク、男湯は鶯色のタイル。とてもポップな印象。タイルは200角サイズという大きなもので、これを浴室に使う銭湯は珍しいのだそう

女性浴池的瓷砖是粉红色、男性浴池的瓷砖是黄绿色。瓷砖的大小很大,据说这在很多澡堂的浴池中是很难见到的

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ロープを用いた立体造形も

用麻绳做的立体造型

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80歳を超えた方が描いたシヴい古銭アート

80多岁老人画的素雅的古钱

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お子さんの作品も

还有小朋友的作品

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はらはらするほどの時計の量

分布在各处的时钟的数量

そしてもうひとつ目を引くのがユーモラスでポップな改造時計の数々。そうとうな物量があるとお見受けしましたが。

最引人注目的就是各种改造过的搞笑,时尚的时钟。数量真的非常多。

「時計の改造は5年前から始めました。『お客さんが笑ってくれるかな?』と思ってサイコロを文字盤にしたのが始まりです。女湯と男湯合わせて100台はあります。作り続けているので増えていってますね。素材ですか? だいたい100均で買ったもの。100均で買った時計をばらし、針とムーブメントを別の素材に仕込みます。あとは、蟹を食べたあとの甲羅を利用したり。とはいえ安いものばかりではないんです。日本酒の瓶の栓を文字盤に並べたものは高くつきましたね。日本酒一本1000円として12個だから1万2000円以上かかっているんですよ」

“时钟改造是5年前开始的。第一次做是因为想要博得客人们一笑,于是把骰子当做表盘做了一个时钟。男女浴室加起来现在已经有100多个了。因为一直还在持续不断的做,所以数量也在增加。原材料都是平均100日元左右的东西。将均价100日元左右买来的时钟拆掉,把指针和别的材料组合到一起然后再利用吃完的螃蟹壳。但也并不是都用一些很便宜的东西。用酒瓶盖做得那个钟就很贵。一瓶酒大概1000日元,12瓶就花了1.2万日元。”

100均で買ったキッチン雑貨や、蟹を食べたあとの甲羅、意外や意外1万2000円以上かかっていた高級時計も、どうりで生活感に彩られていると思いました。時間に追われる暮らしへの風刺も効いているような。

均价100左右的杂货、吃过的蟹壳、还有1.2万的高级时钟,怪不得能给人多彩的生活感。好像在讽刺被时间追赶的生活。

「そんなつもりもなかったんですが、浴室にも時計をつけたときは『はよ出ていけって言われてるみたいで落ち着かんわ』って怒られたことがあります(笑)」

“虽然并没有那样的想法,但在浴室装钟时还曾被顾客抱怨‘好像在说着赶紧出去的感觉’(笑)”

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意外と製作費がかかっている日本酒の蓋時計。奥に見えるサイコロの文字盤時計が記念すべき第一作目

用日本酒的酒盖制作的时钟。还有用骰子制作的钟是值得纪念的第一件作品

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素材は主に100円ショップで購入した生活雑貨

作品的原材料是店主在百元店购入的

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浴室にも手作り時計が。「いま何時なのかがわかるので助かる」「出て行けと言われているようで落ち着かない」と賛否両論なのだとか

浴室中也有手工制作的钟。“可以知道现在是几点真是帮了大忙”“好像在说赶紧洗完了出去,让人无法安心入浴”称赞与否定两种声音都有

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 時計は続々と新作が。現在製作中なのがクッキー型とプチ食品サンプルの時計

还在不断继续制作新的时钟。现在制作中的是饼干型和套餐样式的时钟

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 手作りアートの背景には波乱の人生が

手工艺术的背后是波澜的人生

ではいったい、なぜ村谷さんはデザインやアートワークができるのでしょう。

那么村谷先生是因为什么契机开始设计、创作艺术品的呢。

「ある事情で、デザインとかかわることになりました。僕は京都産業大学に入ったのですが、あの頃ちょうど学生運動が盛んな時代で、東大紛争にかかわって退学となったんです」

“因为一件事情,我才与设计产生了关系。我进入京都产业大学的时候,正是盛行学生运动的时期。因为参与了东大纷争有关的活动而退学”。

註*東大紛争……東京大学において1968年~1969年にかけて続いた大学紛争。警視庁機動隊およそ1200人が大学構内に出動するほどの騒動となった。

注:东大纷争是1968-1969年在东京大学发生的大学纷争。后警视厅机动队出动约1200人造成校内骚动。

た、退学ですか?!

什么,退学?

「はい。大学は自主退学を勧めてきましたが拒否し、それにより退学処分となりました。一年と少しで退学させられましたから、ほかに行くところがない。それで新年度ではないにもかかわらず無理を言ってデザイン学校に入り、学びなおしたんです。そうして父から銭湯を受け継ぐまで、ずっとフリーで店舗関係のグラフィックデザインをやっていました。お店のロゴを考えたり、メニューやマッチなど細かいものまで。看板も手描きして、取り付けまで立ち会っていました」

“是的。学校劝我主动退学被我拒绝了,因此就给了我退学的处分。退学后的一年左右时间都没有去处。因此进入了设计学校,重新开始学习。直到继承父亲的店之前,一直从事自由职业,给店铺设计画报、商标、菜单等细小的工作。招牌也都是自己手绘并亲自监督安装。”

そんな波乱の人生だったのですか……。そして平面から立体まで手掛けられるスキルは、その人生の中で体得されたのですね。ではフリーランスでデザインお仕事をしていた村谷さんが銭湯に転業されたのはどうしてですか?

原来您也曾有过这么波澜壮阔的生活啊......。所以从平面到立体的设计功底都是在那种状况下磨练出来的。那么村谷先生又是因为什么从一个自由职业者转为经营这家澡堂的呢?

「親父が亡くなる前に、僕に『母さんが生きているあいだはこの風呂屋をやってくれないか。あとは売るなり壊すなり好きにしていいから』と言い遺しましてね。はじめはデザインの仕事もしながら桂湯を手伝うようになりました。母もそれから8年後に亡くなったのですが、親父は好きにしていいといったけれど、やっぱり銭湯を遺したいという気持ちが強くなったんです。街のコミュニティの場として必要だなと。それで桂湯を専業にすることに決めました」

“父亲在去世之前对我说‘可以在你母亲还在世的时候继承这家澡堂吗?之后你想卖掉或是怎样都可以’。刚开始一直是一边做设计工作一边帮店里的忙。母亲8年后去世,想到父亲很希望这家店能保存下来,而且这家店也是街上居民平时交流的一个场所。因此就决定把经营这家澡堂作为我的主业。”

なるほど、村谷さんが桂湯を継承され、ここ数年で銭湯とデザインアートというふたつの要素が合致したというわけですね。

原来是这样啊,怪不得村谷先生会把澡堂与设计两者结合起来。

「母はお客さんのことが大好きで、お客さんと話をすることを楽しみにしていたし、もてなしたいという気持ちが強かった。それでいつも季節の花を飾っていたんです。活け花をしたり、造花をこしらえて、脱衣場を花いっぱいにしていました。僕も造花づくりを手伝っていたので、母が亡くなったあとも引き続き飾り付けをやっていたんです。そして次第に『よし! やるんなら大々的にやろう!』という気持ちが強くなっていきました」

“母亲很喜欢招呼客人,也很爱与客人们交流。不管什么季节都会用花装饰澡堂。更衣室中摆放着各类真花和假花。我有时也会帮助母亲做些假花,母亲去世后我也将这件事情继续持续的做了下去。逐渐产生了‘既然做了就多做些’的想法”。

 村谷さんはデザインやオブジェ制作だけではなく、有志グループ「西京銭湯部隊沸いてるんジャー」とともに脱衣場でハロウインイベントを行ったり、夏休みはマジックや腹話術など親子で遊べる催しの『わくわく桂湯』を開くなど、地域活性のポータルな場として開放し、交流を深めています。これこそが巷でよく耳目にする「ソーシャルデザイン」の最好例ではないでしょうか。

村谷先生不仅制作工艺品和一些设计,还与‘西京澡堂部队’这个组织联合在更衣室举行万圣节活动,并在暑假举行“扑通扑通桂汤”亲子游,还将澡堂作为开展地区活动的场所供大家使用。正因为这样,经常可以在街头巷尾听到人们说这里是一个社交作品。

「あと11年で100周年です。それまで桂湯は続けたいですね」

“还有11年就是100周年了。直到那时会把桂汤一直延续下去。”

ひたひたのいいお湯、そしてさまざまなアイデアの湯船に肩までとっぷりつかれる桂湯。あなたもいい湯加減のアートとデザインの泉に手足を伸ばしてみませんか。

桂汤是一个能让你迸发出无限创意与想法的澡堂。你也不妨来试试在这充满艺术与设计的地方施展一下自己的拳脚吧。

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花を絶やさなかった亡きお母様の意思を継ぎ、村谷さんも生花を欠かさない

鲜花继承了已逝母亲的心愿、村谷先生每天不断的更换鲜花

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全面禁煙を決めたとき、巨大オブジェでその決意を表明した。村谷さんの「やるんなら大々的にやろう!」スピリッツがさく裂。店主のメッセージがカタチとなって可視化されるのが桂湯最大の特徴

用巨大的艺术品当做全面禁烟的标识。店主的想法能够通过作品被大家看到是桂汤最大的特征。

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ハロウインの日には暖簾も変わる。このように季節や行事を大切にしながらお客さんとの交流をはかっている

万圣节的时候门帘也会改变。这样在重大庆典或季节时就可以到达与客户的共鸣