「借光」という言葉は、もともとは「(人の)おかげをこうむる」という意味だった。後に、人にちょっとした頼み事をしたり配慮を求めたりするときの、「すみませんが…、ちょっとお尋ねしますが」という意味に派生し、今は丁寧語として日常コミュニケーションにおいては、よく使われている。

“借光”这个词原本的意思是“蒙受‘别人’的帮助”。后来,派生出了拜托别人一些小事,或是请求别人关照时说的类似“不好意思……我想问一下”的意义,现在则作为礼貌用语广泛用于日常交往中。

混雑時に人に道をあけて通らせてもらいたければ、「借光」と言えばよいし、煙草を吸う人がライターの火をかりたいときなどもこの「借光」を使うことができる。

人多杂乱时要让别人让出道来说“借光”就可以了,还有抽烟的人想借别人的打火机时也能用这个“借光”。

では、「借光」という言葉はどういうふうに作られたのか。その由来はかなり古い。
『戦国策·秦策』の記載によると、戦国時代、秦の国の将軍である甘茂氏が斉の国の使者である蘇代氏に、「借光」の由来となるある物語を語ったそうだ。

那么,“借光”这个词是如何产生的呢?其由来相当古老。根据《战国策·秦策》的记载,据说在战国时代,秦国将军甘茂曾向齐国使者苏代讲述了“借光”由来的故事。

ある川の沿岸に、何軒もの家があった。毎晩、家の娘達は集まってお針の仕事をしていた。その中の1人の娘は家が貧しくて蝋燭を買えなかったので、他の娘達は彼女のことが嫌で、彼女を追い出そうとした。

一条江边住着不少人家。每晚,姑娘们都凑到一起做针线活儿。其中有一位姑娘家境贫寒,买不起蜡烛,其余的姑娘嫌弃她,想要赶走她。

しかし、その娘は、「確かに私は蝋燭を買えない。でも、毎晩ほかの誰よりも早くやって来て、皆が来たらすぐ仕事ができるように、部屋を掃除し、座席を並べ、多少は貢献していると思う。灯りはいずれにせよ点すものなので、私に光をすこし分けていただいても、損することがあるだろうか」と反論した。他の娘達は、彼女の発言は一理あると納得し、彼女を追い出すのをやめた。

可是这位姑娘说:“我虽然买不起蜡烛。可是,我每晚来得比谁都早,把屋子打扫干净,把坐席铺设整齐,让大家一来就能立刻做女红,我多少也是有些贡献的。你们的灯反正都是要点的,借给我一点光又有什么损失呢?”姑娘们觉得她的话有理,都接受了,于是没有赶她走。

その後、人に助けを求めたり、あるいは人からおかげをこうむったりするということを「借光」というようになった。

后来,请求别人的帮助,或是蒙受别人关照就叫做“借光”。

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