来週はバレンタインデーがありますね。みなさんは、恋人とどこに出かけるか、もう考えましたか？恋愛と言えば、私はすぐに「源氏物語」を思い出します。紫式部が1200年前に書いた、この平安時代中期の貴族のロマンスは、今でも人々の関心を集めています。それももっともなことです。この54帖にわたる大作には、プレイボーイの光源氏と、その周囲で複雑にからみ合う美女たちとの愛憎が描かれているだけでなく、平安時代の貴族の生活、文化、服装、飲食、建築などに関する細かい描写の部分が、現代人が日本の歴史を考察する時の素晴らしい参考文献になっているのです。

下周就是西洋情人节了。大家准备要和恋人去哪里庆祝呢？一讲到恋爱，我都会不由自主地想起《源氏物语》。这部由紫式部在一千两百年前所撰写的平安时期中期贵族的罗曼史，至今仍是让世人津津乐道。这也难怪，毕竟这一部长达五四帖的文学巨作里，除了有花花公子光源氏和周遭纠缠不清众美女的爱恋情仇之外；书中对平安时期贵族的生活、文化、服饰、饮食、建筑等之细腻描述部分更是让现代人对日本历史考据的最佳参考文献。


　　　　　
登場人物は約400人、主要な人物だけでも20～30人いて、中国の古典文学「紅楼夢」にも匹敵する「源氏物語」は、たくさんの翻訳や研究論文が絶え間なく生まれているだけでなく、映画、舞台劇、歌舞伎、小説などでも好んで取り上げられるテーマとなっており、作品が作られるたびに、人々を夢のように素敵なロマンの世界に誘い込んでくれるのです。

登场人物约400人，主要角色也有2、30人；和中国古典文学《红楼梦》可竞相媲美的《源氏物语》，除了不断地有无数的翻译作品、研究论文出现，不管是电影、舞台剧、歌舞伎、小说等也都偏好以此为主题一再地上演，一再地诱导世人一起来进入这个既虚幻又迷人的罗曼世界中。

昭和49年に開館した「風俗美術館」と、「源氏物語ミュージアム」は、源氏ファンにとって聖地のような場所です。源氏物語の第45帖「橋姫」から最後の「夢の浮橋」までの10帖は「宇治十帖」と呼ばれます。宇治市ではそれにちなんで、源氏物語の世界を完璧に再現した都市を作り出そうと考え、「紫式部文学賞」の設立から始まった観光事業に力を入れています。こうした事業を集大成したのが、平成10年に開館した「源氏物語ミュージアム」なのです！みなさんは宇治という地名をご存知ないかもしれませんが、宇治川と宇治橋は、昔は有名な観光地だったところで、特に平安時代にはたいへん重要な場所でした。貴族たちはここで船に乗って川遊びをしたり、春には桜、秋には紅葉を鑑賞したりしました。そうそう、宇治茶と宇治金時（小豆·抹茶·ミルクをかけたかき氷）は、多分みなさんもご存知でしょう？（笑）

在昭和49年所开幕的“风俗博物馆”和“源氏物语博物馆”就是源氏迷们朝圣的天国哩。源氏物语从第45帖“桥姬”开始一直到最后的“梦浮桥”这十帖被称做是“宇治十帖”。宇治市藉由此地利之便，希望可以打造出一个完完全全呈现源氏世界的城市，以设立“紫式部文学奖”为起步，接著便大力推广观光事业。而集这事业大成之作便是在平成十年所开馆的源氏物语博物馆啦！或许你没听过宇治这个地名，不过这个宇治川和宇治桥，在古代确实是有名的观光胜地，尤其在平安时期更是重要的舞台。贵族们会相约来此乘船游河，春天赏樱秋天赏枫叶。再说到宇治茶和宇治金时(红豆抹茶牛奶刨冰)你大概就更有概念了吧？(笑)


　　　　　
ミュージアム内の展示エリアは、春の間と秋の間に分かれています。貴族が乗った牛車、貴族が使った几帳、鏡台、服装などが、復元模型で展示されています。ここでは、光源氏が35歳で太政大臣になり、生涯で最も栄華を極めた時期に作った「六条院」の邸宅が100分の1の模型に再現されています。敷地面積の広さから、当時の光源氏の権勢の大きさを知ることができます。また、長さ約20分の3D映像も素晴らしいです。漫画を読んで源氏ファンになった人も、源氏物語が好きで漫画が好きになった人も、このミュージアムに来たら、きっと源氏物語に対するすべての期待と夢を満たすことができるでしょう。時間があれば、是非宇治を訪れて、優雅な雰囲気を味わってください！

博物馆内展示区，简单分为春之间和秋之间。贵族所乘坐的牛车、所用的几帐、镜台、服饰等都有复原模型呈献给大家。你来这里还可见到光源氏在35岁被立为太政大臣生涯颠峰时期所盖的“六条院”之贵族豪宅复原百分之一模型。从占地面积之大便可知当时源氏的权势有多大。此外，片长约20分钟3D立体电影也相当精彩！不管你是因为喜欢看漫画而迷上源氏物语，或是因喜欢源氏物语而迷上漫画都不要紧，来这间博物馆绝对可以满足你对源氏物语的所有期待和幻想，有空不妨来一趟宇治让自己难得风雅一下吧！