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今年で16回目を迎える本屋大賞!2019年ノミネート作品が発表されました!今回の本屋大賞は、2017年12月1日から2018年11月30日までの間に刊行された日本の小説(判型問わずオリジナルの小説)が対象作です。大賞の発表は4月9日(火)に行われます。大賞発表前に、各作品この機会に手にとってみてはいかがでしょうか?

今年迎来第16届日本书店大赏!2019年提名的作品已发表!这届书店大赏是以2017年12月1日开始到2018年11月30日为止发行的日本小说为评选对象(题材不限的原创小说)。大赏将于4月9日发表结果。在发表前,各位趁此机会了解一下提名作品如何?

三浦しをん『愛なき世界』(中央公論新社)

三浦紫苑《没有爱的世界》(中央公论新社)

内容紹介:恋のライバルが人間だとは限らない!洋食屋の青年・藤丸が慕うのは「植物」の研究に一途な大学院生・本村さん。殺し屋のごとき風貌の教授やイモを愛する老教授、サボテンを栽培しまくる「緑の手」をもつ同級生など、個性の強い大学の仲間たちがひしめき合い、植物と人間たちが豊かに交差する。

内容简介:情敌不是只有人类!西餐厅的青年爱慕的是一心扑在植物研究上的的研究生本村。外貌像杀手一样的教授、深爱着红薯的老教授,还有一直栽培仙人掌导致有一双“绿色的手”的同年级学生等等,个性强烈的大学伙伴们聚在一起,植物与人类之间发生的种种。

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平野啓一郎さん『ある男』(文藝春秋)

平野启一郎《某个男人》(文艺春秋)

内容紹介:愛したはずの夫は、まったくの別人であった。弁護士の城戸は、依頼者である里枝から、「ある男」についての奇妙な相談を受ける。宮崎に住んでいる里枝には、2歳の次男を脳腫瘍で失って、夫と別れた過去があった。長男を引き取って14年ぶりに故郷に戻ったあと、「大祐」と再婚して、新しく生まれた女の子と4人で幸せな家庭を築いていた。ある日突然、「大祐」は、事故で命を落とす。悲しみにうちひしがれた一家に「大祐」が全くの別人だったという衝撃の事実がもたらされる……。

内容简介:深爱的丈夫,结果竟完全是另一个人。委托人里枝向律师城户谈起某个男人的奇妙事件。住在宫崎的里枝,曾在两岁的二儿子因脑瘤夭折后与丈夫分开。14年后带着大儿子回到家乡,与丈夫“大祐”再婚,加上新出生的女儿四人一起构成了幸福的家庭。突然某一天,“大祐”因意外事故去世。被悲伤笼罩备受打击的一家人却知道了“大祐”原来根本是另外一个人的冲击性事实。

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木皿泉『さざなみのよる』(河出書房新社)

木皿泉《波动的夜晚》(河出书房新社)

内容紹介:小国ナスミ、享年43。その死は湖に落ちた雫の波紋のように家族や友人、知人へと広がり――命のまばゆさを描く感動と祝福の物語!

内容简介:小国ナスミ,享年43岁。他的死犹如落入湖面的水滴泛起波纹一样扩散到家人、朋友,熟人处,描绘生命的华丽,是充满感动和祝福的故事。

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瀬尾まいこさん『そして、バトンは渡された』(文藝春秋)

瀬尾舞子《于是,接力棒到了我手中》(文艺春秋)

内容紹介:森宮優子、十七歳。継父継母が変われば名字も変わる。だけどいつでも両親を愛し、愛されていた。この著者にしか描けない優しい物語。 「私には父親が三人、母親が二人いる。 家族の形態は、十七年間で七回も変わった。 でも、全然不幸ではないのだ。」 身近な人が愛おしくなる、著者の感動作。

内容简介:森宫优子,17岁。随继父继母更换,名字也变了。但她一直爱着父母,也被爱着。只有作者才能描绘的温暖故事。"我有三个父亲,两个母亲。17年间家庭的构成变了7次。但是,我依然幸福。"令读者想要珍视身边的人,是作者的感人之作。

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森見登美彦さん『熱帯』(文藝春秋)

森见登美彦《热带》(文艺春秋)

内容紹介:世紀の奇書『熱帯』に惹かれ、秘密を解き明かさんと集まった“学団”による追跡劇。世界の中心に横たわる謎、その正体は? 読み出したら止まらない、ロマン溢れる冒険譚。

内容简介:为世纪奇书《热带》吸引,又被为了解开秘密集结起来的“学团”追踪的故事。横跨世界中心的秘密,它的真相到底是?读到停不下来,充满浪漫的冒险奇遇。

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小野寺史宜『ひと』(祥伝社)

小野寺史宜《人》(祥传社)

内容紹介:母の故郷の鳥取で店を開くも失敗、交通事故死した調理師の父。女手ひとつ、学食で働きながら一人っ子の僕を東京の大学に進ませてくれた母。その母が急死した。柏木聖輔は二十歳の秋、たった一人になった。全財産は百五十万円、大学は中退。仕事を探さなければと思いつつ、動き出せない日々が続いた。そんなある日の午後、空腹に負けて吸い寄せられた商店街の総菜屋で、買おうとしていた最後に残った五十円コロッケを見知らぬおらぬお婆さんに譲った。それが運命を変えるとも知らずに……。

内容简介:在母亲的故乡鸟取开店失败,因交通事故去世的厨师父亲。女人独身一人,一边在学校食堂工作一边将独生子的我送入东京的大学的母亲,突然去世了。柏木圣辅在20岁的秋天,成为孤儿。 全部财产仅有150万日币,选择大学中途退学。想着必须找工作,却什么也没做地过着。在无所事事的一天下午,他因为太饿到街上的熟食店,却把想买的最后一个50日元的可乐饼让给了不认识的老婆婆。不经意间命运由此改变。

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知念実希人『ひとつむぎの手』(新潮社)

知念实希人《拯救人生的手》(新潮社)

内容紹介:大学病院で過酷な勤務に耐えている平良祐介は、医局の最高権力者・赤石教授に、三人の研修医の指導を指示される。彼らを入局させれば、念願の心臓外科医への道が開けるが、失敗すれば…。さらに、赤石が論文データを捏造したと告発する怪文書が出回り、祐介は「犯人探し」を命じられる。個性的な研修医達の指導をし、告発の真相を探るなか、怪文書が巻き起こした騒動は、やがて予想もしなかった事態へと発展していく。

内容简介:在大学医院承受着过于繁重工作的平良祐介,听从医院最高权力者赤石教授的指示,开始指导三位研修医生。只要让他们进入医话,就能开启梦寐以求的心脏外科医生的道路,如果失败的话……另外,有告发赤石教授的论文数据是捏造的可疑告发文出现,祐介被命令“找出犯人”。一边指导个性十足的研修医生们,一边寻找告发的真相,但最终不曾预料的事态发生了。

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芦沢央『火のないところに煙は』(新潮社)

芦泽央《从无火之处冒出的烟》(新潮社)

内容紹介:「神楽坂を舞台に怪談を書きませんか」。突然の依頼に、かつての凄惨な体験が作家の脳裏に浮かぶ。解けない謎、救えなかった友人、そこから逃げ出した自分。作家は、事件を小説にすることで解決を目論むが――。驚愕の展開とどんでん返しの波状攻撃、そして導かれる最恐の真実。読み始めたら引き返せない、戦慄の暗黒ミステリ!

内容简介:"要不要写以神乐坂为舞台的怪奇故事"?因为突然的委托,过去凄惨的经历在作家脑海里浮现,解不开的谜团,无法拯救的朋友,从那里逃出的自己。作家企图将事件以小说的形式解决,没想到令人错愕的发展不断袭来,从而引导出最为恐怖的真相,一旦开始阅读就再也回不去,令人战栗的暗黑系推理!

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伊坂幸太郎『フーガはユーガ』(実業之日本社)

伊坂幸太郎《风我是优我》(实业之日本社)

内容紹介:常盤優我は仙台市のファミレスで一人の男に語り出す。双子の弟・風我のこと、決して幸せでなかった子供時代のこと、そして、彼ら兄弟だけの特別な「アレ」のこと。僕たちは双子で、僕たちは不運で、だけど僕たちは、手強い。

内容简介:常盘优我在仙台市的家庭餐厅向一个男人诉说。双胞胎的弟弟风我有不幸的孩童时代,还有只有他们两兄弟才有的特别的那件事。我们是双胞胎,我们是不幸的,但是我们很强大。

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深緑野分『ベルリンは晴れているか』(筑摩書房)

深绿野分《柏林放晴了吗》(筑摩书房)

内容紹介:1945年7月、4カ国統治下のベルリン。恩人の不審死を知ったアウグステは彼の甥に訃報を届けるため陽気な泥棒と旅立つ。

内容简介:1945年7月,受四国统治的柏林。知道恩人的死可疑的奥古斯特,与一个性格爽朗的小偷一起上路向恩人的外甥告知死讯。

本翻译为沪江日语原创,未经授权禁止转载。

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