本日は、紀伊国屋書店新宿本店で新書1位となった注目のタイトルをご紹介します。タイトルは、『新宿駅はなぜ1日364万人をさばけるのか』。

今天介绍纪伊国屋书店新宿本店中名列新书第1位的受人瞩目的书。题目是“新宿站为什么一天能够拥有364万的人流”

ギネスブックに「Busiest Station」(最も混んでいる駅)として認定されている新宿駅は、2007年のピーク時で1日364万人、世界最大級の駅。

新宿车站吉尼斯认证的“Busiest Station”(最拥挤的车站)的,2007年的高峰时期人流量高达1天364万人,是世界最大级别的车站。

本書は、その新宿駅の歴史と大勢の乗降客をさばく仕組み、新宿駅攻略法について書かれています。

本书的内容是关于新宿站的历史、承载大量乘客进出的内部构造、新宿站的攻略法。

著者は、横浜港大さん橋国際客船ターミナルの設計・監理を担当した一級建築士の田村圭介さんと、新宿駅をゲーム化した大ヒットアプリ「新宿ダンジョン」の制作者・上原大介さんです。

作者是横滨港大·桥国际客船站点的设计·监理担当的一级建筑师——田村圭介,以及将新宿车站变成游戏的热门APP“新宿迷宫”的制作者——上原大介。

正直言うと雑学本ですが、ビジネスパーソンが経済を見る目を養うのに、よい刺激になる内容だと思っています。

说实话这是本杂学书,但是有可以很好刺激到商务人士以经济的角度看待事物的眼光的内容。

江戸城を守ったT字路の役割、尾根道を利用して作られた旧甲州街道、尾根によって分かれる生活文化圏、内藤新宿を繁栄に導いた浅草商人たちの思惑、新宿形成の元となった、ル・コルビュジェの近代都市計画思想…。

守护江户城的T字路的作用、利用山脊道路作成的旧甲州街道、根据山脊有所区分的生活文化圈、为内藤新宿带来繁荣的浅草商人们的想法、新宿形成的根源——Le Corbusier(有名的建筑家)的近代都市计划设想……。

新宿駅について学ぶうちに、自然と都市建設やそれに伴うビジネスチャンスが見えてきます。

在学习新宿站的过程中,也能看出随着自然、都市建设显现的商机。

さっそく、いくつか気になった点をチェックしていきましょう。

那么快来确认几点让人在意的方面。

江戸の城下町は、城壁で城を守ったわけではなく、城下町にT字路をいくつも挿入することで迷路のような街路をつくり、攻め入る敵を攪乱させる都市構造をもった。敵が本丸に到達するよりずっと前で本丸を守ったのである。

江户的城下町,并不是用城壁来保卫城楼,而是在城下町中插入几个T字路,构成会迷路的街道,搅乱攻入的敌人,是这样的一种城市构造。比起敌人到达最后据点,还是早做防备守护据点。

皇居から山間の甲府をつなぐ旧甲州街道のうち、新宿周辺はこの尾根道を利用して道がつくられた。

连结皇居到山间甲府的旧甲州街道中,新宿周边是利用这种山脊道而做成的。

尾根筋が2つの谷、すなわち2つの水系の間にできるということは、水は尾根筋で左右(新宿の場合は南北だから地図上は上下)に分かれているということだ。そしてこの尾根筋で生活文化圏が2つに区切られるのは自然なことだろう。尾根は自然がつくり出す1つの壁の役割をもち、行政区分も尾根筋を使用することがある。新宿駅周辺の新宿区と渋谷区の区境も、まさにこの旧甲州街道の尾根に沿っている。

沿山脊一带有2个山沟,也就是2条水系之间,水是沿山脊一带左右(新宿的场合是南北方向,所以地图上是上下方向)分开的。而且,这种山脊一带自然而然将生活文化圈分成两部分。山脊承担着大自然创造出的1道壁垒,行政区分也是使用山脊一带来划分。新宿车站周边的新宿区和涉谷区的界线正是沿着这个旧甲州街道的山脊。

実は山手線で一番標高が高い駅は新宿駅である。これは東京の地形が西から東へ下がっているのを知っていれば想像できる。

实际上山手线中标高最高的车站是新宿车站。如果知道东京的地形是西向东往下的话就能够想象得到。

内藤新宿とは、実は浅草の商人たちがプロデュースした「テーマパーク」だったのだ(中略)ここに現在まで続く新宿の2つの性格が誕生した。人のターミナル「駅」としての新宿、そしてもう1つが「性」の面をもつ新宿である。浅草商人たちの内藤新宿の企画・構想は的中した。そして大いに繁栄したのだが、その盛り上がりは風紀が乱れるほどであったようで、1718年に突然内藤新宿は廃止される。

内藤新宿实际上是浅草商人们计划的“主题公园”(中略)在此诞生了持续到现在的新宿的2种性格。作为人类终点站“车站”的新宿,还有一个是“性”方面的新宿。浅草商人们的内藤新宿企划·构想是猜对了。不过,虽然繁荣昌盛,但是这种热烈的气氛中风纪也一样的乱七八糟,导致1718年突然内藤新宿废止。

ル・コルビュジェの近代都市計画は明解である。それは
(1)都市の中心の充血を散らすこと
(2)密度を高めること
(3)交通手段を増すこと
(4)植え込みの面積を増やすこと

Le Corbusier的近代都市计划十分明确,即是:

(1)都市中心不拥堵
(2)增加密度
(3)增加交通工具
(4)增加绿化面积

2020年の完成を目指して現在進行中である「新宿駅東西自由通路」(中略)北連絡通路は、東口と西口を繋いでいるのだが、切符がないと通り抜けができなかった。しかし今回の計画では、この地下通路を切符をもたずに自由に行き来できるようになる

以2020年完成为目标现在进行中的“新宿车站东西自由通路”(中略)北联络通路是连结东口和西口,但没有车票就无法通过。不过这次的计划中,这个地下通道不需要车票就能自由通过。

人が集まる場所には、必ず繁栄するビジネスが生まれます。世界を代表する繁華街、新宿の成り立ちを知ることで、どうすれば人を集められるか、きっとよいヒントが見つかるはずです。ぜひチェックしてみてください。

人们聚集的场所一定会有繁荣的商业存在。知道代表世界的繁华街道——新宿的成长史后,定会在怎样将人们聚集起来这一问题上得到启示。所以一定要看一看。

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