•“卡哇伊”文化的诞生

日本の若い女性が、何か見ると、“○×のひとつ覚え”のように甘えきった声で「カワイイー」と、独特のイントネーションで言うのを、首を傾げつつ「何でもカワイイという感性が分からない。これは日本人の精神の稚拙化か?それとも甘えの表現か?」などと苦々しく思って随分になる。

日本的年轻女孩不论看到什么,都会用撒娇的声音、独特的音调说“卡哇伊”。不明白为什么任何东西都有卡哇伊的感觉。这是日本人的精神幼稚化?还是撒娇的表现?

彼女たちのこの言葉に込めたニュアンスを大雑把列挙すれば、「小さい」、「好き」、「欲しい」、「買って」、「飼いたい」、「成りたい」などの意味を含み、実利的な思惑が少し透けて見えて来そうな極めて都合のよい言葉だ。

大致分析她们使用这个词的语气,可以发现“卡哇伊”是一个含有“小巧”、“喜欢”、“想要”、“买”、“想饲养”、“想成为”等现实意义的非常方便的词。

ところが、昨今、ふと、気がついてみれば、「カワイイ」は時代のトレンドとなり、日本のマンガやアニメ文化などと合体し、さらに若者のファッション文化などとも習合し、国際語「KAWAII」として、英語圏やフランス語圏でも使われるようになっているという。また経済成長著しい中国の上海などででも若い女性たちが、盛んに「カワイイ」という言葉を、日本のマンガやアニメ、ファッション文化などと共に積極的に受け入れて、使うようになっているというから驚く。日本の若い女性たちの流行語が広く世界に受け入れられたのだから、何かこの言葉には、呪文のような不思議なパワーがあるのかもしれない。

然而近来,“卡哇伊”不经意间已经成为了时代的趋势,与日本的动漫文化、尤其与年轻人的时尚文化相结合,作为国际语“KAWAII”开始在英语圈及法语圈也广泛使用着。而且,你会惊奇的发现,在经济发展显著的中国上海等地的年轻女孩们,随着日本的漫画、动画、时尚文化积极地接受并使用着“卡哇伊”。日本年轻女孩们的流行语在世界上被流传,或许是因为在这个词语里有着咒语般不可思议的力量吧。

昔から、流行り言葉というものは、言語の権威のような組織や学者が取り決めて、その通りになるようなものではない。むしろ特定の人間集団や若者がごく内輪で話していた言葉や隠語のようなものが、いつの間にか、ひとつの国の言葉として定着してしまうことがある。「カワイイ」も、独特のニュアンスを持つ「ギャル言葉」が、一般にも使用されるようになったものである。

自古以来,流行语都不是由语言权威的组织或者学者来确定的。起先是特定小众人群或者年轻人之间才说的特殊语或者隐语,不知何时就流传开成为该国通用的语言。“卡哇伊”也一样,带着独特语气的“小女生用语”而被广泛使用。

周知のように「カワイイ」を、漢字表記すれば「可愛い」となる。意味は「愛すべき価値のあるもの」ということだ。しかし実は、この「可愛い」という表記は当て字で、形容詞「カワユイ」から転化したもので、意味としては、「愛すべきもの」という今日の「カワイイ」の一般的な意味よりは、「カワイソウ(可哀想)」の意味が強かった。

众所周知,日语中的“カワイイ(卡哇伊)”用汉字表示为“可愛い”,意思是“值得爱的东西”。但事实上,“可愛い”表示的汉字是形容词“カワユイ”转化而来,与现今的卡哇伊的意思——“值得爱的东西”相比,“可怜”的语感更强烈。

声明:双语文章中,中文翻译仅代表译者个人观点,仅供参考。如有不妥之处,欢迎指正。

下一页更精彩:“卡哇伊”其实是幻影魔术>>