【天声人语】-贫困家庭,超过5成!
勤労感謝の日、東京の芝公園で野宿者への炊き出しをしていた。昨冬の「年越し派遣村」で救われた人たちが、恩返しにと一肌脱いだそうだ。日比谷公園の列に並んだ男性が、この日はご飯や豚汁を配る側にいた。
勤劳感谢日,东京芝公园为露宿街头者提供救济餐。据说,这是去年冬天经“年关失业救济村”救助的人们为了报恩而举行的救助活动。当初在日比谷公园排队领取救济的一名男性,这一天成了分配米饭和猪肉菜汤的一员。
いい話には「再訪もの」が結構ある。20年前の「一杯のかけそば」を覚えておられようか。大みそかのたびに年越しそばを分け合う母子3人を、そば屋の夫婦はひそかな大盛りで応援した。来店が絶えて久しい年の瀬、近所の皆が母子に思いをはせる店に、医者と銀行員になった息子たちが老母と現れる。
作为佳话,经常出现“回访”的情况。不知是否还记得20年前的“一碗打卤面”。每年的大年三十,有一家荞麦面店总是悄悄地盛上一大碗面条帮助一家母子3人,让他们能够分着吃一碗过年面。就在好久没有再来店的一年岁末,还是在附近的居民始终惦记着母子们的这家面店里,已经成为医生和银行职员儿子陪着老母亲又一次地出现了。
泣かせどころ満載の、よくできた話だった。実話という触れ込みも筋に力を与えた。当時はバブル経済の絶頂期。感動の押し売りと言われようが、お金で買えない人情に世の中が飢えていた。
这是一段催人泪下的美好故事。依据真实情况编写的宣传也为故事梗概增添了力量。当年正是泡沫经济鼎盛期,尽管推销盛况令人感动,但是对于金钱买不来的人情,整个社会都非常渴望。
再訪の孝行息子たちは、人生最大のぜいたくだとかけそば3杯を注文する。このラストまで読み返し、えも言われぬ違和感が残った。恋しいほどの清貧も、現実の貧しさが生々しすぎて安っぽく映るのだろうか。
再度访问的孝顺儿子们要了3碗打卤面,说这是人生最大的奢侈。把这一段故事重新读到结尾,会有一种难以名状不协调的感觉。由于现实中的贫困过于触目惊心,或许使得令人向往的清贫也略显廉价。
日本では6人に1人が貧困とされる。「かけそば」のような一人親世帯に限れば、主要国では最悪の5割超が貧困層という。とりわけ、親の仕事が不安定な母子家庭は厳しい。炊き出しに並びたい親子もいるに違いない。
在日本每6人中有1人贫困。如果仅限于“打卤面”故事里的那种单亲家庭的话,据说在主要发达国家中最为严重,贫困阶层超过5成。特别是父辈工作不稳定的母子单亲家庭,情况将更为严重。不容置疑,一定会有类似的母子打算去排队领取救济餐。
弱者が弱者を支える光景は胸に迫るが、それは公の無策の裏返しでもある。日本経済がデフレ状況にあると認めたからには、消費がさらに縮こまらないよう、家計と雇用を温める政策を最優先してほしい。この貧困、美談で救えるものではない。
弱者支持弱者的情景令人感慨,这也是对于官方无良策的揭露。正因为认识到日本经济已进入了通货紧缩的状况,所以呼吁不能使消费进一步萎缩,希望最优先考虑落实有关家庭开支以及雇用状况方面的政策。这种贫困并不是靠夸夸其谈就能够拯救得了的。
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