搞错婴孩 罪孽深重

カンヌの映画祭で賞を受けた「そして父になる」は、親子の絆というものを考えさせる。病院で赤ちゃんを取り違えられた2組の夫婦が登場する。子が6歳になって事実を知らされ、葛藤する。血のつながりか、一緒に過ごした時間か

曾在嘎纳电音节上获奖的影片“如父如子”发人深思,父子关系究竟是什么?片中出现的2对夫妇被医院搞错了自己的孩子,而孩子在其6岁时因为知道了这一事实而在情感上十分纠结。究竟是因为血缘?还是因为一同度过的时间?

あっさり割り切れる話ではない。46年前に実際にあった例では、4歳のときに取り違えがわかった。これ以上成長すると難しくなると判断され、生みの親に返した。双方の両親の煩悶(はんもん)はいかばかりだったか

这不是爽爽快快就能割得断的事。早在46年前发生的一件实例中,当事人在孩子4岁时知道了他的身世,经判断认为继续在此家庭成长有一定困难,于是将其送回了亲生父母处。真不知道双方父母有多烦躁郁闷。

こんどは60年前の取り違えである。都内の60歳の男性が病院側を訴え、おととい判決があった。「その無念の心情は察して余りがある」。裁判所の表現は大げさではない。実の両親は本当のことを知らないまま亡くなった。真の親子として会う機会は永遠に断たれている

这次发生的是60年前的一次错抱。居住于东京都内的60岁男性因此而向医院方提出了诉讼。前天法院作出了判决。“真的无法体会当事人的遗憾之情”法院的表述并非夸大其辞。生身父母还来不及得悉实情便已双双辞世,永远被夺走了亲生父子相见的机会。

育った家は母子家庭で生活保護を受けていた。6畳のアパートには家電製品もなかった。一方、実の両親は豊かで教育熱心だった。この格差により進学や就職面で「重大な不利益」をこうむったとも認め、病院に3800万円の支払いを命じた

当事人成长的家庭是与养母构成的母子家庭并接受着生活保护的资助,不到12平米的公寓房里连家用电器都没有。而生身父母却很富裕并重视教育。不可否认这样的差距使其在求学及就业方面遭受了“重大不利”,因此,法院责令医院向当事人支付赔偿金3800日元。

金額のことはわからない。家庭環境だけで人生のすべてが決まるわけでもない。ただ、男性が真実を知って受けた衝撃の大きさや、喪失感の深さを思う。そして、取り違えというミスの残酷さに胸が詰まる

关于金额的一些情况我们并不了解,另外,单凭家庭环境也不见得就能决定人生的一切。但是,该男性得知真情后所受打击之大,以及丧失感之严重发人深思,而且,搞错孩子这一过失的残酷性令人心情沉重。

血縁がなくても親子にはなれるという。その通りだろうが、やはり割り切りにくい。血のつながった親がいない苦しみ、わからない苦しみを抱える子もたくさんいるからだ。

都说没有血缘也能构成父子关系。尽管这是事实,但还是难以割断。因为还存在着很多这样的孩子,他们承受着没有血亲父母抑或不知道生身父母所造成的痛苦。

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