天声人语翻译赏析:树荫阅读 一大享受
作者:zgx195
来源:天声人语翻译讨论组
2015-04-19 06:00
树荫阅读 一大享受
職場から出て日陰に入り、東京湾からの海風に吹かれると、心なしか多少過ごしやすくなったと感じる。空が高く、雲の表情も以前と違うように思える。ベンチに腰掛け、本でも読もうかという気になった
出了工作单位,行走在街边背阴处,或许是主观臆断吧,东京湾吹来的阵阵海风让我觉得日子好过了不少,天空是那么的高,云彩的表情也和以前不一样了。真想坐在路旁的长椅上,读点书之类的东西。
「緑陰読書」という言葉がある。夏休みの読書をそう称することが多い。中国文学者、斎藤希史(まれし)さんの『漢文スタイル』によると、それほど古い言葉ではない。日本では、江戸後期の頼山陽(らいさんよう)の漢詩にその典拠らしき句が見られるという
有一种说法叫“绿荫读书”,往往用在暑期阅读方面。据中国文学家斋藤希史先生的《汉文形态》解释,此词句并不古老,在日本,江户后期赖山阳先生的汉詩里就出现过类似典据的诗句。
詩人の雅な境地にはほど遠いが、「積ん読」にしていた本を樹下で開く。脳研究者で東大准教授の池谷裕二(いけがやゆうじ)さんと、作家の中村うさぎさんによる『脳はこんなに悩ましい』。驚くような脳の不思議を縦横に語り合い、巻をおくことができない
尽管与诗人的高雅境界相去甚远,可我还是在树荫底下翻开一本“积读”许久的书读了起来。这是一本由脑研究学者东大副教授池谷裕二先生和作家中村卯先生合著的书籍,书名叫《脑所经历的这些烦恼》。他们全方位地叙述了令人惊讶的脑的不可思议的功能,让人都不忍放下。
最新の知見が次々と繰り出される。例えば笑い。楽しいから笑うのだと普通は思う。実は笑うから楽しくなるのだという。からだの動きに脳がついていく。そんな仕組みにできている。池谷さんの説明を裏付ける専門文献が257も掲げてある
书中不断地涌现出最新的相关知识。例如,笑。一般认为因为快乐所以才笑。其实是因为笑才感觉到快乐的。脑的构造决定了它只能是跟随者身体的行为才产生感受。书中附有的证实池谷先生这一结论的专业文献竟多达257篇。
かなり深刻な話もある。脳の中も人間社会も、世界は冷徹な不平等の法則に貫かれている。出版界でいえば、一握りのベストセラーと、大多数の売れない本にわかれるように。また、人の自由な意志などというものは存在しない。幻想だ、と
也有一些略显沉重的话题。例如,无论是脑中,还是人类社会,抑或是全世界都贯彻着一条不平等法则。就那出版界为例,基本上可分为极少数的畅销书和绝大多数的滞销书这两大部分。还有不可思议的呢,说什么人的自由意志其实并不存在,只不过是一种幻想而已。
常識破りの連続に目が回るようだ。その先が知りたいが、ひとまず力尽きた。そういえば斎藤さんが書いていた。木陰の読書に疲れたら「まずは冷たいビール、だな」
连篇累牍打破常识的现象令人目不暇接。尽管还想往下看,可已经是竭尽了全力。这倒让我想起了斋藤先生在其书中写到的一个情况,如果在树荫下读书读累了的话,最好是“来上一杯冰镇啤酒!”
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