顶着寒风 一路劲跑

快晴とはいえ気温5度。北国の人には笑われそうだが、氷でをなでられるようなビル風である。超高層が青天を突く西新宿の都庁前から、3万6千人が街へと走り出す。震えながら思った。東京マラソンは、見るより出るに限ると

虽然天气晴好,可气温只有5度。这么形容可能让北疆居民笑话,这风冷得就像是冰敷在你脸上。从超高层摩天大楼直破青天的西新宿东京都办公大楼门前3万6千人犹如脱缰烈马直奔大街而去。此时,冻得哆哆嗦嗦的我觉得,东京马拉松公开赛重在参与,而绝非观看。

きのうの大会は、7回目にして初めて「世界のメジャー」として催された。ボストンやロンドン、五輪など8レースの成績を2年ずつ集計、男女それぞれの首位に50万ドル(約4700万円)が贈られる

昨天的公开赛已经是第7届了,这是第一次以“世界重大比赛”的形式举行。它将以两年为单位累计波士顿、伦敦以及奥运会等8场赛事的成绩,并分别赠予男女第一名各50万(折合4700万日元)美元的奖金。

賞金が全てではないにせよ、大会の魅力は増し、男子には2時間4分台の記録を持つ猛者4人が出た。結果は大会新記録にとどまったものの、生中継する国が増え、五輪招致に動く東京にはスポーツ都市を宣伝する機会ともなった

尽管奖金并不是一切,但公开赛的魅力却与日俱增,男子组甚至还有4名保持2小时4分记录的猛将参加了比赛。虽然结果也只能停留在刷新公开赛记录的层面上,可是进行现场直播的国家有所增加,这也给了申办奥运的东京一个绝好的宣传体育城市的机会。

地下鉄で銀座に先回りした。沿道の鳴り物と声援はひとしおだ。マラソン大会は、寒風を切り裂くランナーと、彼らに熱風を送る人垣の合作だと知る。東京の「もてなし心」は、柔道の暴力沙汰、五輪のレスリング外しに抗する一矢になるかもしれない。お家芸の暗雲はいくらか晴れようか

我坐上地铁提前到了银座,一路上鼓劲儿小喇叭和啦啦队的阵势非同寻常。我觉得这次马拉松公开赛就是顶着凛冽寒风一路劲跑的选手和向他们送上热情鼓励的人墙的携手之作。也许东京的这次“热心接待”将成为反击判定柔道暴力、国际摔跤撤出奥运会的一支利箭。不知道通过这一次是不是能够多少驱散一些笼罩在这些堪称看家项目头上的阴霾。

晴れといえば、東京から富士山を望める日が半世紀で5倍に増え、ここ2年は130日前後に達しているそうだ。数々の公害対策や排ガス規制で大気が澄んだ上、乾燥が進んで霧が出にくくなったらしい

说到晴好就联想到从东京可以远眺到富士山的日子,这半个世纪来已经增加了5倍。特别是这2年,据说每年已经达到了130天左右。数不胜数的应对公害政策以及限制废气排放规定澄清了大气,不仅如此,干燥也使得雾气难以形成。

都市の魅力は、積もる歴史と集う人々、そこに満ちる空気が醸し出す。一都民として、五輪に金を使うのなら……とも思うのだが、なるほど東京には、祝祭に足る器量はある。

一个城市的魅力是由积淀的历史、聚集的人群以及那里充满的空气质量共同营造的。作为一都之民有时也会想,既然要把钱用在奥运上,不如……。看来,东京确实具备满足举行大型活动的肚量。

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