重启核电 议论纷纷

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占領時代に別れを告げる講和条約が結ばれた1951(昭和26)年、「逆コース」という言葉が流行語になった。東西冷戦を背景に、なし崩し的に再軍備が進められ、復古調の空気が世間に流布した。言葉には、「この道はいつか来た道」の意味合いがあったという。

1951(昭和26)年缔结了象征告别占领时代的讲和条约,就在这一年,“逆向发展”成了一个流行词。在东西方冷战的背景下,重启军备得到了渐行性发展,复古调的气氛流传于世。这一词汇中包含有“这是一条曾经走过的路”的意思。

時代も、起きている事も異なるが、大飯原発の再稼働に、古い言葉が思い浮かぶ。歌舞伎の舞台を見るような型通りの儀式をこなして、政府はきのう「最終判断」を下した。

尽管所处的时代以及所发生的情况都截然不同,但是,由于大饭核电站的重新启动,使我又想到了这个老词。如同歌舞伎舞台上的程式化表演,昨天,政府也举行了一个仪式,并作出了“最终决定”。

つまり「安全神話」への逆コースに他ならない。都合の悪いことは知らんぷりで、体裁の整う事柄だけを甘くつないで「安全」をうたう。うそで化粧してきた産官学とは違い、だまされた側は忘れようもない。

这就是说,除了朝着“安全神话”逆向发展外不存在任何其他解释。对于负面的情况视而不见,一味纵容整体和谐,并大力宣扬一切“安全”。这与采用谎言粉饰自己的产业、官方、研究部门沆瀣一气的做法不同,到时候受蒙骗的就是想忘都不会有忘记的方法。

繰り返しになるが、原発を知らなかったこと、知ろうとしなかったことを、大勢の人が誠実に悔いている。その上での脱原発依存の潮流を、「精神論」だと野田首相が言うのもいただけない。政と官の本性が、言葉の端からのぞいていないか。

这将是一次复辟,尽管众多百姓真诚地忏悔对核电的无知,甚至不愿知的行为。存在于这一基础之上的脱离核电依存潮流却被野田首相说成是一种“精神论”,这是难以接受的。透过词汇的一角,难道你就没有窥察到政府和官员的本性吗?

喧嘩は片方にしか非がなければ長く続かない」という。喧嘩ではないが、国論を二分するようなテーマは双方に是と非が相混じるものだ。だが原発 の場合、将来には無くす方向でおおむね意見は一致する。その中長期ビジョンさえ示さないままの再稼働は、国民への誠実を欠く。

都说“只是一方有错的争吵长久不了”。虽然这并不是争吵,但是能将国论一分为二的题目必定是是非混杂。然而,在涉及到核电时,是在以将来不发生的大方向之下意见才达成大致上的一致。看来,对于国民来说,在未能显示中长期远景情况下的重新启动有缺诚实。

とにかく、なし崩しは許されない。安全を言い張る稼働こそが、むしろ精神論だろう。それは自信から過信に姿を変えて、遠からず「いつか来た道」をたどり始める。

总而言之,不能允许渐行性的做法。或许,该称之为精神论的,还正是强调安全的重新启动本身。因为,当自信发展成过分自信时,用不了多久就将开始重蹈“覆辙”。

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