(图片来源:朝日新闻)

テレビ画面を正視することができなかった。がれきと海水の混じり合った津波が、濁流のように家を、畑を、道路を呑(の)みこんでいく。走っている車に波がのしかかる。ああ、だれが乗っているのだ。お父さん?お母さん?兄さん姉さん?――だれかにつながる、かけがえのない命が呑まれていく。

电视画面让我们无法正视。瓦砾和海水混为一体的海啸像浊流一样把房屋、农田以及道路吞噬殆尽;海浪冲向正在行驶的车辆,呜呼,不知道谁正乘坐在上面。是父亲?还是母亲?抑或是兄弟姐妹?和某某人有着血缘关系的无法复生的生命就这样被(无情地)吞没了。

マグニチュード8.8の猛烈な揺れ。被害はどれほど広がるのか。震源から遠い東京でも震度5強で揺れた。黒煙を上げるビルが職場の窓から間近に見える。この一文を書いている間にも、大地は不気味に揺れ続けている。

地震级别8.8,晃动强烈,不知道受灾情况扩大到什么范围。距离震源较远的东京也感觉到了5级以上的震动。从我办公室的窗户就能够看到不远处的大楼冒着黑烟。就在撰写这篇文章的时候,大地可怕的晃动仍在持续。

三陸地方は津波の常襲地とされる。過去の幾多の犠牲と引き換えにつくられた様々な手だても、自然の猛威に破られた。天変地異の脅威をあらためて思う。各地の爪痕の少しでも小さいことを、ただただ祈る。

三陆地区是一个经常遭受海啸袭击的地方。在以过去诸多牺牲换来的经验之基础上造就的各种手段遭到了大自然凶猛淫威的破坏,现实让我们又一次感受到天地巨变的威胁。此时此刻,我们只能祈盼波及各地的灾情降低到最小最小。

日本列島はプレートのぶつかり合う上に乗る。その危うさを物理学者の寺田寅彦は「国土全体が一つのつり橋の上にかかっているようなもの」とたとえた。「つり橋の鋼索が、あすにも断たれるかもしれない」と警鐘を鳴らした。その鋼索が、切れた。

日本列岛处在两枚相互挤压的地球板块之上。物理学家寺田寅彦将此危险程度比喻为“就像是整个国土搁置在一座吊桥上一样”,并敲响了警钟,“也许这座吊桥的钢索明天就可能断裂”。这座吊桥的钢索真的断裂了。

気象庁によれば、東北沖から関東沖まで、数百キロにわたって断層が動いたようだ。点ではなく線である。予想される東海地震や東南海地震に匹敵する巨大地震が起きた。明治以来の観測史上国内最大という。

据气象厅的预测,从东北地区洋面到关东地区洋面长达数百公里的断层已经移动,而且,并不只是某一个点而是一条线,一场可以同设想中的东海地震以及东南海地震匹敌的巨大地震发生了。据说这是自明治时代以来的观测历史上国内最大的一次地震。

夜が明ければさらなる被害が確かめられよう。生命、財産、故郷の町並み。失われたものの大きさに打ちのめされる人たちとの絆を失うまい。こんなときにつなぐための手が、私たちの心にはある。

恐怕更为严重的灾情天亮之后将得到确认。生命、财产以及故乡的城镇,尽管损失巨大,但是决割不断我们同那些受灾人们之间的情感纽带。此时此刻,在我们的心里都有一双相携抗灾的手。
 

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