关键词:
ぼつん
隔たる【へだたる】
霞【かすみ】
這い出す【はいだす】
伊香刀美【いかとうび】
青々と晴れた大空の上に、ぽつん、ぽつんと、白い点々のように見えていた、仲間の少女たちの姿も、いつの間にか、その点々すら見えないほどの遠くに隔たって、間には春の霞が、いくえにもいくえにも立ち込めていました。 「天にも帰られない。地にも住めない。私はどうしたらいいのだろう。」と、羽衣をなくした少女は、足ずりをして嘆いていました。 さっきからその様子を陰で眺めていた伊香刀美は、さすがに気の毒になって、のこのこ這い出してきて、「あなたの羽衣はここにありますよ。」といいました。 出し抜けに声をかけられて、少女はびっくりしました。 それから人間の姿を見ると、二度びっくりして、慌てて駆け出そうとしました。
朗朗晴空上,看到点点的白点,隔着远的连少女们的身姿的点都看不见,其间春天的暮霭重重笼罩了起来。 没了羽衣的少女说:“天回不去了。不能住在地上。我如何是好啊。”踌躇着叹息。 刚刚在树荫下看到这一切的伊香刀美,过意不去,恬不知耻的出来说:“你的羽衣在这里。” 出奇不意的说话,少女下了一跳。 看到了是人之后,又吓了一跳,慌忙要跑。