选自《精彩日文晨读II-触动心底的幸福》
心の絆 若い時に、脛骨の病気で骨を削られた。その時から、私の右足首は関節が殆ど動かなくなっている。骨を削ると細くなるので、それを補うために、脛が太くなって、関節の回転ができなくなったのだ。 足首の関節が動かないと、歩く時ステップがしにくい。それで私の右足は極端に外側を向いている。ステップができるが、そのために、体重の全部が、親指にかかることになった。第一指にかかる負担は大きい。 今年になって気が付いたのだが、私の右足の第一指に第二指が寄り添って曲がっている。第二指が第一指の上に重なって、まるで負んぶしている格好だ。 始めは何故こんなに第二指がひん曲がったか分からなかった。いくら揉んでも第二指はまっすぐにならない。第二指と第三指をテープで止めてみたが、テープも効かないほどに、第一指のほうに寄ってしまう。 第一指の上に重なるように第二指がくっつきたがる。それが何故なのか分からなかった。最近になってやっとその謎が解けた。 第二指が懸命になって第一指に重なる訳がやっと分かってきた。 第一指だけでは、歩く時の体重を支えきれなくなったらしい。弱ってきたのだ。それで第二指が救援に出動したのだ。 真っ赤になって、しゃにむに第一指にしがみついて、みっともない奴だと私は誤解していた。実は第一指に力を貸して、必死に私の体重を支えていたのだった。 それをテープで縛ったりして、私は気の毒なことをした。申し訳ないと思った。 持ち主の私が気が付かないのに、何とかして私の体重を支えようとしているのだ。 私には見えない靴の中で、こんな努力が行われていた。 いじらしい努力であった。
心之牵绊 我年轻的时候,小腿骨得了病,所以骨头被削下去一块。那个时候,我的右脚脚腕几乎当谈不了。因为骨头被削细了,相应地,小腿肌肉就变粗了,这样关节就动不了了。 关节一动不了,走路的时候就不能迈步。以至于我的右腿向外偏得厉害。迈步是能迈得了,但是为此我的体重全都压在我的第一脚趾——大拇指上了,真是辛苦了我的大拇指了。 直到今年我才发现一件事,就是我的右脚的第一脚趾和第二脚趾紧贴在一起向外侧偏着。第二脚趾还爬到了第一脚趾上面,就好像被第一脚趾背着一样。刚开始我还纳闷儿第二脚趾怎么会变成这样。无论我怎么揉它搓它,它都不回来。我索性用胶布把第二脚趾和第三脚趾粘在一起,结果连胶布都不管用,第二脚趾还是执著地偏向第一脚趾那一方。 我一直也没搞懂,第二脚趾为什么那么喜欢让第一脚趾背着。直到最近,这个谜终于揭开了。 我终于明白第二脚趾为什么那么死皮赖脸地跟着第一脚趾了。 原来,光靠第一根脚趾的力量不足以支撑我的全部体重。因此第一脚趾变得力不从心。所以,第二脚趾才出来援助的。 看它被挤得通红,还那么死皮赖脸,真是不知好歹的家伙——原来我一直在误会它。其实它是在借给第一脚趾力量,而死命地支撑着我的全身。 作为主人的我,不仅诅咒它,还用胶布将它绑缚,让它遭遇如此恶毒的命运。我真是对不起它。 而它呢,全然不在乎主人的误解,仍然拼命地支撑着我的全部体重。 在我的鞋子里,在我看不到的地方,默默地努力着,默默地支撑着。 这是一种什么样的力量啊!