北原白秋(1885年1月25日-1942年11月2日)是日本童谣作家与诗人。
提供译文由罗刹译
原稿落葉松写作からまつ
ゆえしらず写作ゆゑしらず
え作へ
わ作は
落葉松 北原白秋 からまつの林を過ぎて、 からまつをしみじみと見き。 からまつはさびしかりけり。 たびゆくはさびしかりけり。     からまつの林を出でて、 からまつの林に入りぬ。 からまつの林に入りて、 また細く道はつづけり。     からまつの林の奥も わが通る道はありけり。 霧雨のかかる道なり。 山風のかよふ道なり。     からまつの林の道は われのみか、ひともかよひぬ。 ほそぼそと通ふ道なり。 さびさびといそぐ道なり。     からまつの林を過ぎて、 ゆゑしらず歩みひそめつ。 からまつはさびしかりけり。 からまつとささやきにけり。     からまつの林を出でて、 浅間嶺にけぶり立つ見つ。 浅間嶺にけぶり立つ見つ。 からまつのまたそのうへに。     からまつの林の雨は さびしけどいよよしづけし。 かんこ鳥鳴けるのみなる。 からまつの濡るるのみなる。     世の中よ、あはれなりけり。 常なけどうれしかりけり。 山川に山がはの音、 からまつにからまつのかぜ。
落叶松 北原白秋 一 步过落叶松的树林, 真真切切地看落叶松。 落叶松多么孤独。 旅途又多么凄楚。 二 走出落叶松的树林, 又走入落叶松的树林。 走入落叶松的树林, 又细细地延续一条路。 三 落叶松树林的深处, 有我走的路。 那是雾雨披薄的路。 那是山风穿流的途。 四 落叶松树林中的路 是不止我,还有那人的留步。 是羊肠似的小路。 是寂寂急行的途。 五 步过落叶松的树林 不觉地收住音足。 落叶松多么孤独, 落叶松间窃窃呜呜。 六 走出落叶松的树林, 猛然于浅间岭上站住。 猛然于浅间岭上站住。 于落叶松及树之高处。 七 落叶松树林中的雨 愈孤独亦愈静穆。 只有杜鹃鸣叫。 只有落叶松的湿濡。 八 苍生啊,何等趣乎。 无常愈是有情物。 山川自有山川之音, 落叶松自有其风物。