中原中也(なかはら ちゅうや),日本诗人(1907~1937)。备受年轻人喜欢的、昭和诗坛最耀眼的明星诗人,被誉为“日本的兰波”,同时在翻译法国诗歌方面也作出了不小的贡献。主要作品有诗集《山羊之歌》(1934)、《往日的歌》 (1938)。
这首选自《往日的歌》
冬の長門峡 長門峡に、水は流れてありにけり。 寒い寒い日なりき。 われは料亭にありぬ。 酒酌みてありぬ。 われのほか別に、 客とてもなかりけり。 水は、恰も魂あるものの如く、 流れ流れてありにけり。 やがても密柑(みかん)の如き夕陽、 欄干にこぼれたり。 ああ! ――そのやうな時もありき、 寒い寒い 日なりき。