上司や先輩の間違った敬語を見習ってきたために、そのまま間違えて使っている人も少なくありません。特に、それが上司だったりすると今さら誰も注意しにくいし、声は大きいし、周囲にもよく聞こえるし本当に困ったものです。できる限り、丁寧な言葉遣いで新入社員に接し、間違いはその都度訂正してあげましょう。お節介に感じるかも知れませんが、同じ職場で間違った言葉遣いをリピートして聞いているうちに間違えて覚えてしまうことがとても多いのです。

有很多人学习上司和前辈使用的错误敬语,而且直接使用。特别是上司说出的话如今谁都不好纠正,他说话声音又大,周围都听得很清楚,真是让人困扰。在面对新进员工时,用词要尽量郑重,对于错误应该视情况予以纠正。虽然可能有点多管闲事的感觉,但是如果在职场反复听着错误的用语,久而久之就记住错误的用法了,像这样的情况是很常见的。

そこで、本日はどこが間違っているのか?間違いの多い例をご紹介します。間違っている理由は後で掲載しますので理由を考えてみて下さい。

那么,今天哪儿弄错了呢?我将在此介绍一下出错比较多的例子。关于用错的原因我会在后面说明,请先自己思考一下哟。

■ 間違いの多い敬語ワースト3

■最容易用错的敬语排名前三

1位
×「お客さまのおっしゃられる通りです」

○「お客さまのおっしゃる通りです」

2位
×「上司にも申し上げておきます」

○「上司にも申しておきます」または「上司にも申し伝えておきます」

3位
×「花野様でございますね」

○「花野様でいらっしゃいますね」

【間違いの理由】

【错误的原因】

1)「おっしゃられる」が「おっしゃる」と「~られる」の二重敬語です。

1)“おっしゃられる”是由“おっしゃる”和“~られる”构成的双重敬语。

二重敬語にしても、二倍丁寧には感じませんのでご注意を!

即使是双重敬语,也不会给人双倍的郑重感,所以要注意!

このほかにも「先ほど、部長がおっしゃられた件ですが~」と誤用敬語、堂々の1位です。

此外,例子还有“先ほど、部長がおっしゃられた件ですが~”的误用,这可是名副其实的第一名了。

2)「申し上げる」というのは「目下のもの」から「目上のもの」に言う謙譲語です。よって、自分が上司に直接言う場合はOKなのですが、お客さまがいらっしゃる場合は、一番の目上は「お客様」になるので使用しません。

お客様>上司>自分

2)“申し上げる”用于“下级”对“上级”说话时的谦让语。因此,自己直接对上司说话的时候是没有问题的,但是客人光临的时候,最大的上级是“客人”,所以不宜使用。

客人>上司>自己

3)電話の取り次ぎで、相手の名前を復唱する際に一番多い間違いではないでしょうか?

3)这恐怕是在转接电话,复述对方名字的时候错得最多的情况吧?

丁寧に聞こえますが「ございます」は尊敬語ではありません。

虽然听起来很郑重,但是“ございます”并不是尊敬语。

名刺交換の際も「花野でございます」と言って交換している人がいますが、正しくは「花野と申します」です。

在交换名片的时候也有人说“花野でございます”,但是正确的说法应该是“花野と申します”。