ビジネスの一人称、僕or私?

商务场合的第一人称,是僕or私?

「その案件、僕にやらせてください」社会人になって何年も経つというのに、いまだ会社で自分のことを「僕」と呼んでしまう人も多いのでは?ビジネスマナーとしては「私」と言うべきかもしれないけど、なんかくすぐったいんだよなー。それこそプライベートでは「俺」だから、それでも気は遣っているつもりなんだけどね。実際、R25世代は自分のこと、ビジネスシーンではどっちで呼んでるんだろう?「僕」って言う人、けっこういると思うんだけど…。仕事中に自分をさす言葉、「僕」じゃダメなんだろうか?

“这个项目请交给我办”。进公司多年以后,还有很多人依然用“僕”的第一人称吧?从商务礼仪来说可能该用“私”,不过总觉得说不顺口呢。因为平常私下都是说“俺”,说“僕”已经很给面子了。现实当中,25岁左右的人在商务场合到底是用哪个第一人称?我估计说“僕”的人很多……在工作中用“僕”来指代自己不行吗?

25歳~34歳の社会人男性300人に聞いたアンケートによると、仕事中の自分の呼称に「僕」を使うと答えた人は30.3%という結果に。さらに年齢別の割合を見てみると、主に「僕」を使うと答えた91人のうち、37人(40.7%)が20代。え!?ってことはつまり、「僕」派の約6割は30代ってこと!?

对25岁~34岁的职业男性300人进行的问卷调查显示,工作中自我指代词用“僕”的人占到30.3%。再来看不同年龄 层的比例,回答主要用“僕”的91人当中,37人(40.7%)是80后。哎,这就是说,“僕”派的约六成是70后!?

うーん…これは分からなくなってきたぞ。全体の割合としても「僕」派が3割を占めていて、かつ、その使用者がまだ社会人キャリアの浅い20代ではなく、30代が過半数ということは、もしか したらマナーとしても特に問題ないのでは?

恩…这可就让人摸不着北了。“僕”派在全体当中占据三成,而且其使用者还不是社会职业经验尚浅的80后,反而是70后过半数,这就礼貌上来说是不是并没有太大问题呢?

「いいえ。『僕』ではダメです。マナーとしては『わたくし』です」そんなモヤモヤをキッチリ解決してくれたのは、ビジネスマナーに関する数々の著作があり、ビジネス行動学の講師も務める古谷治子先生。でもどうして「僕」ではいけないんですか?

“不,‘僕’不行,就礼貌来说应该是‘わたくし’”消除这一疑问的是在商务礼仪方面著述颇多的商务行为学讲师——古谷治子老师。可为什么用“僕”不行呢?

「自分のことを『僕』と言うのは、実は父親・母親・姉のことを『お父さん』『お母さん』『お姉ちゃん』と言うのと同じです」うわぁ…そう言われるとすごく納得!確かにビジネスシーンでは「父が」とか「母が」「姉が」って言いますよね。

“自称‘僕’,实际上跟把父亲、母亲、姐姐叫做‘お父さん’‘お母さん’‘お姉ちゃん’是一回事”啊…… 这么一说就让人非常能接受了!商务场合上确实是说的“父が”“母が”“姉が”的表达呢。

「お金をもらっている“仕事”という時間内では、公の組織の一員と して、会社の代表としての自分自身なのです。だから『僕』ではなく、『わたくし』と言うのがマナーです。少なくとも『わたし』と言いましょう」

“在领工钱的‘工作’时间内,作为公共组织的一员,自己也是公司的代表。所以不能用‘僕’,而说‘わたくし’才符合礼貌。至少也得说‘わたし’吧”

自分の呼称としては特に問題ないように思える「僕」も、別の例で比較するとすごくプライベートな言葉だということが分かった今回の調査。『わたくし』と言うとなんだかに距離があって気恥ずかしいという気持ちは分からなくもないが、ビジネスシーンではその距離感こそが相手に安心や信頼を与えるのだ!縮めるのではなく、あえて広げる。その距離感を 使いこなせてこそ、ビジネスマナーの達人なんですね。

这次调查还 发现,“僕”作为自我称呼其实没有什么大问题,可跟其他例子相比就能知道这是非常私人的说法。说“わたくし”感觉怪怪的,有种疏远感,不好说出口,这种心情也不是不能理解,可是在商务上这种距离感正是让对方放心和信任的因素!别去缩短距离,而要敢于保持距离。只有拿捏好相互间的距离感,才算得上是商务礼仪的达人。

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