「人間のような歯」を持つ魚

拥有“酷似人类牙齿”的鱼

米ノースカロライナ州で”人間の歯”に非常によく似た歯を持つ魚が捕獲され、話題となっています。

近日在美国北卡罗来纳州,一位美国男子捕获了一条怪鱼,这条鱼的牙齿与人类牙齿十分相似,吸引了大批网友们的关注。

「シープスヘッド」と呼ばれるこの魚は、70cm4kgほどの大きさに成長するタイの仲間の魚。額が高く、銀色の身体に横縞模様が入る姿は、日本にいるクロダイの若い頃にもよく似ています。

这种鱼学名为“羊头鲷”,属鲷鱼的一种,成年的“羊头鲷”长度可以达到70cm,重量达到4kg。鱼额高,银色鱼身带有条纹,大体上与日本的幼年黑鲷鱼很相似。

彼らの口には、人間の歯に似た平らな歯が隙間なく並びます。その様子は魚であるにも関わらず人間の口によく似ており、正直不気味にも思えます。実は以前からシープスヘッドの口の写真はネット上にたびたび公開されることがあり、そのたびに世界的な話題になっているようです。

鱼嘴中的牙齿酷似人类牙齿,牙齿宽平且排列密集整齐。就连嘴巴也很接近人类,给人的感觉很是诡异。实际上“羊头鲷”的照片在早些年就已经多次出现在网络,每次都会成为世界级的关注热点。

日本にもいる同様の魚たち

日本也存在相似的鱼类

シープスヘッドは「タイ科アメリカチヌ属」というグループに含まれる魚です。我が国にはこのアメリカチヌ属の魚は生息していませんが、近縁と言えるクロダイ(チヌ)属は何種類か生息しています。

羊头鲷归属于“鲷科羊鲷属”,日本境内并没有羊鲷属的鱼类,但盛产像黑鲷属等其他相关属的鱼类。

彼らの口には臼歯のような丸い歯と犬歯のような尖った歯が並んでおり、シープスヘッドほどとは言えないまでも、見ようによっては人の口によく似ています。

这些鱼类长着像臼歯一样的扁平牙齿以及像犬牙一样的尖锐牙齿,虽然其牙齿不及羊头鲷那样与人类极为接近,但也很是相似。

また、全く異なる種類の魚ではありますが、コブダイという魚もまた人間のような歯を持つことで知られています。

另外,金黄突额隆头鱼也拥有类似人类的牙齿,不过这种鱼不属于鲷科而是隆头鱼科。

人間と似ているワケ

牙齿与人类相似的原因

シープスヘッドやクロダイは雑食性が強く、様々なものを捕食します。生きている魚を襲って食べることもあれば、貝や甲殻類を砕いて食べたり、海藻や植物性食材を食べることもあります。

羊头鲷与黑鲷鱼是杂食性动物,没有特定的饮食结构。它们有时会攻击并吃掉活鱼,也会压碎贝类或甲壳类进行食用,还会以海藻或植物为食。

そのため彼らは肉を裂くための尖った歯や、硬いもの、繊維質のものを割る・すりつぶすための歯など、などいろいろな形状の歯を持つ必要があるのだと考えられます。われわれ人間も雑食であり、肉を噛み切るための犬歯や穀物をすりつぶすための臼歯を持ち、それが整然と並んでいます。そのため、結果的に人間とシープスヘッドの口元が似ていくことになったのではないでしょうか。

这就意味着它们需要拥有用于撕咬肉类的锋利牙齿以及截切硬物或纤维的牙齿等各种形状的牙齿。我们人类也是杂食动物,虎牙同于咬嚼肉类而臼齿则用来咀嚼谷物,并且牙齿排列有序。也许就是这个原因导致了人类与羊头鲷的嘴部极为类似。

もしそうであれば、これはいわゆる「収斂進化(全く異なる種族の動物の特定の部位が、進化の結果互いに似通ったものになること)」の一つといえるかもしれません。

如果这个猜想成立的话,就表明人类与羊头鲷之间正在“趋同进化(由于进化,两个不同的物种的某些特定部位开始变得相似)”。

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