質問(しつもん)では,外部(がいぶ)の人(ひと)に対(たい)して上司(じょうし)のことを呼(よ)び捨(す)てにしたり,へりくだらせた表現(ひょうげん)をしたりすることが不自然(ふしぜん)に感(かん)じられる,ということでした。このような違和感(いわかん)は,いったいどこから来(く)るのでしょうか。

问题中,当外部的人对上司直呼其名或不加敬语时,自己会觉得不自在。而这种别扭的感觉,到底是从哪儿来的呢?

それは,日本語(にほんご)の言葉遣(ことばづか)いにかかわってくる〈上下(じょうげ)〉関係(かんけい)と〈内外(ないがい)〉関係(かんけい)という二つ(ふたつ)の基準(きじゅん)が,外部(がいぶ)の人(ひと)と話(はなし)をする状況(じょうきょう)では衝突(しょうとつ)するからではないでしょうか。同(おな)じ会社(かいしゃ)の社員(しゃいん)同士(どうし)で日常(にちじょう)の業務(ぎょうむ)を行(おこな)っているときには,〈上下(じょうげ)〉関係(かんけい)に基(もと)づく言葉遣(ことばづか)いをしていればすみます。ところが,外部(がいぶ)の人(ひと)と話(はな)す場面(ばめん)では,いわばそのときだけ「臨時的(りんじてき)」に〈内外(ないがい)〉関係(かんけい)に基(もと)づいた言葉遣(ことばづか)いに切(き)り替(か)えて,通常(つうじょう)と反対(はんたい)方向(ほうこう)の言葉遣(ことばづか)いをするわけです。これでは違和感(いわかん)を覚(おぼ)えるのも無理(むり)がありません。また,理屈(りくつ)では,〈内外(ないがい)〉関係(かんけい)の基準(きじゅん)を適用(てきよう)すべきだとわかっていても,社会的(しゃかいてき)な立場(たちば)関係(かんけい)としては上(うえ)にいる上司(じょうし)のことを下(した)に置(お)くかのような物言(ものい)いをすることに居心地(いごこち)の悪(わる)さを感(かん)じる,ということもあるかもしれません。

那是因为,日语的言词使用是有上下关系和内外关系两种标准的。当内部人员与外部人员说话时,这两种关系便产生了冲突。同一个公司的员工在进行日常业务工作时,说话方式是以上下级关系为基准进行的。然而,在与外部人员说话时,要“临时性”地切换成以内外关系为基准的说话方式,即是和平时相反的。这样就不可能不觉得别扭了。另外,从道理上来说,就算知道应该适用内外关系的基准,但站在社会性的立场上来看,对着本该地位在上面的上司用对下的说话方式,可能会让人觉得有些不舒服吧。

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重点词汇 :

質問[しつもん]

问题,疑问。质询;询问,提问。

違和感[いわかん]

合不来;不相容的感觉;不调和〔不谐调〕的感觉。

衝突[しょうとつ]

撞上,冲撞,碰上。矛盾,不一致;冲突。

臨時[りんじ]

临时。暂时。

理屈[りくつ]

理论;道理;理;理由。歪理;诡辩;借口。

居心地[いごこち]

心情,感觉。

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