【日剧】《家政妇三田》第十話



出過ぎたことを申し上げますが、私はお母様に感謝状を書くべきだと思います。
えっ、でも。自殺だし
お母さんは自殺ではありません、事故です
え? え?
―(1)―
何言ってんの?三田さん。そうだよ、何で分かんだよ、そんなこと
私も死のうとしたことがあるからです、体は自分の意思とは反対に勝手にもがくのです
もう一度息をしようと必死にもがくのです、その時、お母様は気付いたはずです、
もう一度結さんに会いたい、翔さん
に会いたい、海斗さんに会いたい、希衣に会いたい、
―(2)―
でも、他の人はそうは思わないんじゃ
そうですよ、三田さん、凪子は俺のせいで
他の人達は関係ありません、それはあなた達が決めることです
確かにお母様は遺書を書き、川に入って行った時は絶望し 本気で死のうとしていたのかもしれません でも水の中で息ができなくなった時、こう思ったはずです、 やっぱり死にたくない、子供達のためにも絶対死んではいけないと きっと後悔したはずです、早まってこんなことするんじゃなかった 旦那様とももう一度よく話せばよかった、子供達のためにもやり直そうとすべきだったと 頭の中はそのことばかりだったはずです、いつも長女として頑張っている結に料理や家のことをいろいろ教えてあげたい、家族のことを守ろうとしている翔が困っている時はどんなことが会っても助けてやりたい、一生懸命頑張っている海斗をもっともっと褒めてやりたい、 好奇心が旺盛で何でもすぐ質問する希衣が幸せになるような答えを見つけてやりたい、みんなともっと話をすればよかった、もっと抱き締めればよかった、みんなに会いたい、会いたい、死にたくない、生きたい、生きたい だから、お母様は自殺ではありません、事故で死んだのです 決してあなた達のことを捨てたのではありません、