日本“无婚社会”危机来临!695年后儿童人口将仅剩1人!?
作者:米亚 译
来源:日本雅虎
2025-01-20 15:21
デジタル端末のモニターの中で、時が刻まれる。カウントが進むたび、1人、また1人と減っていく…。695年後の2720年1月5日、その数は1人となる。
电子终端屏幕上,时间一分一秒走过。每过一秒,就少了一个,又一个人......。695年后的2720年1月5日,这个数字将会变成1人。
出生率と婚姻率は表裏一体の関係
出生率和结婚率密不可分
「子ども人口時計」。日本の子供の数が1人になるまでの残された時間を算出し続けている。数値が指し示しているのは、少子化が行き着く果ての「世界線」だ。
“儿童人口钟”。它持续计算着距离日本儿童数量仅剩1人的时间。这个数值就是预示着少子化进程结果的“世界线”。
「もう、猶予はない」。開発者の東北大大学院教授、吉田浩はこう語り、1人の女性が生涯に産む子供の数を示す合計特殊出生率について触れる。
“已经刻不容缓”。“儿童人口钟”的开发者,日本东北大学大学院教授吉田浩这样说道。此外他还提及了合计特殊出生率,即一个女性一生中平均生育子女数的数值。
「子供を増やすには両親となる2人が生まれなければならないので、出生率が2以上でなければならない。だが、50年ほど前に2を下回って以降、ブレーキがかからない状態が続いている」
“增加后代儿童数量的前提是必须有两个为人父母的人出生,所以出生率必须保持在2以上。但是,日本50年前的出生率就已经跌至2以下,而且毫无逆转之势”。
令和5(2023)年の出生率は過去最低の1・20。東京に至っては0・99と、初めて1を割り込んだ。
令和5年(2023年)日本的出生率为1.20%,为史上最低。而东京更是只有0.99%,首次跌破1%。
日本では、結婚しなければ子供を産まない傾向が顕著だ。出生率の向上と婚姻率の底上げは、表裏一体の関係にある。
日本更偏向于不结婚就不生孩子的想法,因此提高出生率和提高结婚率是密不可分的。
生涯未婚率、男性は28%
男性生涯未婚率28%
令和2(2020)年の人口統計資料集によると、生涯未婚率(50歳未婚率)は男性28%、女性17%。調査開始以降、過去最高となった。
根据令和2年(2020年)日本人口统计资料汇编显示,男性生涯未婚率(50岁未婚率)为28%,女性为17%。是自调查开始以来的最高数值。
「結婚したくない人が増えたというよりも、結婚に適した相手に『出会いにくい』社会になった」。中央大教授の山田昌弘はこう話し、現代を「難婚社会」と表現する。
“与其说是不想结婚的人增多,应该是日本现在已经成了让大家‘很难遇到’结婚对象的社会了”——中央大学教授山田昌弘这样说道,他还说,现代的社会是“难婚社会”。
理由の一つとして挙げられるのは、交流サイト(SNS)などの発展に伴い、人と直接会う形で関わりを持たなくても、さまざまな活動ができるようになったこと。
他表示,导致这一现状的原因之一,是随着社交媒体的发展,人与人之间就算不用直接见面建立关系,都能进行各种活动。
「(生身の)人との接点が減ったことで、結婚以前の出会いの機会も減り、結果的に結婚しないという選択肢を取る若者が増えている」
“人与人直接的接触减少,结婚前遇到喜欢的人的机会减少,其结果就是越来越多的年轻人选择不结婚”。
加えて、長期化する経済の低迷に伴う閉塞感も、重くのしかかる。
“再加上经济长期不景气带来的闭塞感也让人窒息。”
子育てに象徴されるように、家庭を持つということは、自分以外の誰かに対して責任を持つことだ。今年より来年、来年より再来年は給料が上がる。そうした実感を持つことが非常に難しい今の若者らにとって、今の社会は「結婚などしない方が、リスクが少なく生活していける」山田と映る。
“正如养育孩子所象征的那样,组建一个家庭就意味着要对自己以外的人负责。明年的工资会比今年高,后年的发工资又会比明年高。对于很难有这种期待的如今的年轻人而言,当下的社会中‘不结婚才能过风险更低的生活’”。山田这样说道。
皆婚社会から難婚社会、無婚社会へ
皆婚社会到难婚社会、无婚社会
大正から平成初頭までの間、生涯未婚率は男女とも5%前後で推移していた。社会の大半の人々が結婚する、「皆婚社会」が成立していたといえる。
大正时代到平成初期,日本男女生涯未婚率均在5%上下。绝大部分的人都会选择结婚,可以说是“皆婚社会”。
「皆婚社会では、未婚状態がよりつらくなる『未婚ペナルティー』が発生していた可能性がある」。経済の視点で「幸福」について研究している拓殖大教授の佐藤一磨は、こう推測する。
“在皆婚社会下,未婚状态很难坚持,可能会产生‘未婚惩罚’”。从经济视角研究“幸福”的拓殖大学教授佐藤一磨这样推测。
誰もが結婚する社会では、未婚者は「当たり前の状態からの逸脱」とみなされ、相対的に幸福度が押し下げられる。皮肉めいているが、現代の日本社会は「幸福の観点でいえば、未婚者にとってより生きやすい社会となったのではないか」という。
在人人结婚的社会中,未婚者就会被视为“脱离常规状态”的人,幸福度相对就会降低。讽刺的是,现代的日本社会“从幸福的视角来看,是一个未婚人士更容易生存的社会”。
国立社会保障・人口問題研究所の試算によると、2050年に27都道府県で単身世帯が4割を超える。かつての皆婚社会は難婚社会を経て、やがて「無婚社会」へと到達するのだろうか。
根据日本国立社会保障与人口问题研究所的推算,2050年日本27个都道府县的单身数量将会超过4成,过去的皆婚社会逐步发展为难婚社会,最终恐怕会到达“无婚社会”。
誰かと生活望むも…経済上の不安
即使渴望组建家庭......也有经济上的不安
子ども人口時計の開発者である吉田は、こう訴える。「女性や高齢者が就業できる環境を整え、全ての人が『総活躍』する社会を目指すべきだ」
儿童人口钟的开发者吉田这样说道:“现在的目标是创造方便女性和高龄人群就业的环境,建设让所有人‘总活跃’的社会”。
一人でも胸を張って生きていける社会は、それはそれで素晴らしい。だが、大切な誰かと生活をともにし、その人との間に子をもうけ、人生を歩むことを望んでいるにもかかわらず、経済上の不安などからそれがかなえられない社会は、素晴らしいとはいえない。
一个人也能昂首挺胸好好生活的社会也有它的美妙之处。相反,明明渴望和相爱之人共同生活,生儿育女,共享人生,却因为经济上的不安而无法实现的社会,算不上是美好的社会。
障害を取り除くために、知恵を絞らなければならない。出生数の減少が止まらない限り、「時計」の針が戻ることはないのだから。
为消除障碍,必须想尽各种办法。只要出生数量还在不断减少,“时钟”的指针就不会逆转。
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