ファッション雑誌の人気企画に「着まわし」がある。限られたアイテムの組み合わせで1週間、あるいは1か月を乗り切ろうというものだ。しかし先日、女性誌『with』9月号に掲載された企画のぶっとんだストーリーがネット上で話題を呼んだ。

时尚杂志中“如何通过搭配让一件衣服适用于不同场合”的栏目非常受读者欢迎,在这一专栏中会用限定的服饰小配件搭配出一周或一个月的穿搭。而近日,女性杂志《with》9月号的企划由于其逆天的设定在网络上引发热议。

なんと、初日から主人公が結婚詐欺の被害に遭ってしまい、絶望するというもの。書かれていたキャッチコピーはこうだ。、

<ついに同棲中の彼と結婚(はーと) ウキウキで婚姻届を取りに行って帰宅したら家が大荒れ……彼もいないし、お金もない……まさか……私、彼にダマされた――!?>

交際していた彼氏と結婚するつもりで区役所まで婚姻届を取りに行ったが、帰宅してビックリ。部屋は荒れ果て、結婚資金として2人で貯めていた預金通帳を盗まれてしまったというのだ。これに対し、ネット上では「もはや洋服が入ってこない」「ストーリーが斬新すぎる」などのコメントが多数あがる。

その後は金欠の主人公が弁当屋やUBER eatsの宅配などアルバイトに明け暮れ、常備食はゆで卵という節約生活に。あまりのシュールすぎる展開にネットは騒然となった。

ちなみに、着まわすアイテムはすべてユニクロ&GUのアイテム。ブランド側はそれで大丈夫なのかな……と勝手ながら不安に思ってしまった。

企划开始的第一天,主人公居然因为遭遇结婚诈骗而绝望。杂志上的标语是这样写的:

“终于要和同居的男友结婚了(哇~),兴奋地去取结婚申请书,一回家却发现一片混乱……男友不见了,钱也没了……难道……我被他骗了!?”

企划中的主角准备和交往的男友结婚,去区政府领结婚申请书回到家却吃了一惊。房间一片混乱,两个人存有结婚资金的存折不见了。对此,网友评论大多是“(太想知道故事后续)完全没在意穿搭”、“故事新颖过头了”。

这之后,女主在便当店、送外卖打工度日,平日吃煮鸡蛋节约开支。这种不现实的展开在网络上引起了热议。顺带提一句,这一企划中使用的基本都是优衣库和GU的商品。不禁让人有些不安,这样对品牌真的好吗……

◆不倫、結婚詐欺、離婚相談…ファッション雑誌の着まわし企画に異常アリ!?

前述の『with』では結婚詐欺だったが、『CLASSY.』5月号の着まわし企画では「不倫」がテーマとなっていた。悲しそうに空を見上げる主人公。31歳。まわりの友人が次々と結婚していくなか……書かれていたキャッチコピーはこうだった。

<2日前、つき合っていた彼が既婚者で子供がいたことが判明…。本当に勝手だけど、結婚する気でいたよ…。正直全然気持ちが切り替わらない>思わず気分がずっしりと重くなる。

また、男性誌では『OCEANS』6月号の設定が話題になった。主人公の男性がブレザーを羽織り、神妙な面持ちで街を歩く。その理由は、妻と離婚の危機にあり、弁護士事務所まで相談に行くからだった。その後、別居中の妻と暮らす娘と会ったり、女性部下から誘いがあったり……。

最近はファッション雑誌で着まわし企画を目にする機会が増えたように思えるが、そもそもどういった狙いがあるのだろうか。

◆出轨、婚姻诈骗、商议离婚……时尚杂志的穿搭企划太奇怪了吧!?

上述《with》是以结婚诈骗为主题,5月号的《CLASSY.》则是以出轨为主题。31岁的主人公忧伤地看着天空,身边的朋友都一个个结婚了……企划标语这样写道:

“2天前,发现男友居然已经结婚了并且还有孩子……虽然还没有提起过,我是想和他结婚的……心情完全切换不了。”看得心情都沉重起来。

此外,男性杂志《OCEANS》6月号的设定也成为话题。男主人公披着西装夹克,表情微妙地走在街上。是因为和妻子遇到了婚姻危机,在去律师事务所的路上。之后,和分居后与妻子一起生活的女儿见面,还受到女部下的约会邀请……

近来时尚杂志关于不同场合的穿搭企划增加了,原本是出于什么目的呢。

「主人公のモデルを日常のありがちなシーンで登場させることで、読者は自分自身を重ね合わせ、コーデの実例をマネしてみたくなる。着まわしは定番の人気企画となっています」そう話すのはとある女性誌の編集者(30代)。とはいえ、日常とも言い難いようなぶっとんだストーリーが展開されることもしばしばだ。それどころか、できれば避けたいような境遇に設定されていることもある。果たして、その背景にはなにがあるのか。

「着まわしはどの女性誌でも頻繁にやっているので、差別化が難しい。テーマ的にはデートなどの“モテ”や“TPO”が中心になるので、どうしてもシチュエーションがネタギレしたり、写真の見せ方がマンネリ化したり。着まわしの内容(コーデの完成度や見せたいアイテム)を重視すれば、ありきたりなストーリーにもなりがち。だから、どの雑誌も企画を考えるのに必死なんです! そんな中、結婚詐欺や離婚、不倫みたいな、ある意味でタブーなテーマに踏み込んでみたり、変わったストーリーで勝負したりする雑誌が増えているのではないでしょうか」

“穿搭企划之所以受欢迎,是因为作为模特的主人公在日常生活的各种场景中登场,读者可以带入,模仿其穿着搭配。”女性杂志编辑(30岁)这样说道。就算如此,设定如同上文里那样很少碰到的场景也不少。倒不如说,设定中的都是尽可能想要避免发生的事。为什么会使用这样的场景呢。

“所有女性杂志都频繁做着穿搭企划,很难有所不同。主题一般是想要受欢迎、配合不同场合的搭配。场合设定已经很难有新意,照片的拍摄手法也已成套路。即使穿搭内容(搭配完成度、展示的商品)再用心,设定一般效果也就不怎么样。所以不管是什么杂志,都在企划上下了苦功!所以用结婚诈骗、出轨这样有些禁忌的内容为主题,想用与众不同的故事来吸引人的杂志多了起来。”

本翻译为沪江日语原创,未经授权禁止转载。

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