ヒント:

书名和作者的名字也需要听写。


腕組

坐る

仰向

云う

瓜実顔

真白

むろん

とうてい

な(感嘆)

一面

真黒


书写方式参考:【听写规范】日语听写酷听写规范(2013年5月版)

あらすじ

「こんな夢を見た。〜」という書き出しが有名な第一夜から第十夜までの幻想的な短編集。ここでは第一夜を全編紹介。死ぬ間際の女に「百年待っていて下さい」と頼まれた自分は、女の望みどおり、真珠貝で穴を掘り、星の破片を墓標(ぼひょう)にして女の墓を立てる。そのそばにすわり、陽が出て、陽が沈むのを何度も見るが、百年はやってこない。自分は女にだまされたのではないだろうかと思ったその時、地面から青い茎が伸び、強烈な匂いの百合の花が咲いた。このとき、自分は百年が経っていたことに気がついた。

解説

『夢十夜』の中でも、特にこの「第一夜」は印象深い。女が死んでからいつの間にか百年経っていて、女の生まれ変わりである百合の強烈な匂いで男はようやくそれに気付く。そのぼうっとした感じが、男女間の恋愛における男の立ち位置であるとか、「夢の中ってこんな感じかなあ」といったことを思わせる。至近距離の女の瞳から、太陽が昇って沈むような壮大な景色へと大きく場面が転換し、読み手に映像的な感覚を与えるのも特徴。漱石は思想を語る作家だといわれるが、映像的センスを待つ作家であることも証明した作品。

夢十夜
夏目漱石
第一夜
こんな夢を見た。
腕組をして枕元に坐っていると、仰向に寝た女が、静かな声でもう死にますと云う。女は長い髪を枕に敷いて、輪郭の柔らかな瓜実顔をその中に横たえている。真白な頬の底に温かい血の色がほどよく差して、唇の色はむろん赤い。とうてい死にそうには見えない。しかし女は静かな声で、もう死にますとはっきり云った。自分も確かにこれは死ぬなと思った。そこで、そうかね、もう死ぬのかね、と上から覗き込むようにして聞いてみた。死にますとも、と云いながら、女はぱっちりと眼を開けた。大きな潤のある眼で、長い睫に包まれた中は、ただ一面に真黒であった。その真黒な眸の奥に、自分の姿が鮮やかに浮かんでいる。

第一夜
做了这样一个梦。
我抱著胳膊坐在女人枕边,仰躺著的女人温柔地说:我将要死了。女人的长髮舖陈在枕上,长髮上是她那线条柔美的瓜子脸。白晰的脸颊泛出温热的血色,双唇当然也是鲜红欲滴。怎么看也看不出将要死去的样子。可是,女人却温柔且清晰地说:我将要死了。我也感到,女人真的快要死了。于是,我俯视著她的脸再度问说:是吗?妳快要死了吗?女人睁大双眸,回我说:是啊,我一定会死。在那双大又湿润的眸中,细长的睫毛包裹著一片漆黑。而黝黑的眼眸深处,鲜明地浮泛著我的身姿。

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