ヒント:

书名和作者的名字也需要听写。

無い

頓と

見当がつく

じめじめ

ニャーニャー

あと

書生

獰悪

べつだん

スーと

フワフワ

所謂

とき

つるつる

薬缶

书写方式参考:【听写规范】日语听写酷听写规范(2013年5月版)

あらすじ

生まれてすぐに中学の英語教師である珍野苦沙弥先生の家に拾われた、名前のない猫。先生のもとには、とぼけた門下生の水島寒月、与太話ばかりする美学者の迷亭、まじめな詩人の越智東風などがやってきては、いろいろな話をしていく。車屋の猫、黒に、人間は不徳なものだと教えられた猫は冷めた視線で観察している。ラストで水がめに落ちた猫は南無阿弥陀仏を唱えながら死んでいく。当時の社会に対する批判をユーモアでくるんだ、夏目漱石、最初の長編小説。

解説

夏目漱石の最初の小説。発表当初から大評判を呼び、それまで英文学者だった漱石が、小説家一本の道を踏み出した記念碑的作品。英国紳士のクラブでのお喋りをイメージさせる軽妙な内容。漱石が好きだった落語の語り口調やテンポを文体に取り入れ、テーマである現代文明の批評や批判を、オブラートに包んだ漱石のインテリジェンスはさすが。この小説が老若男女を問わず愛される所以でもある。また、全編が猫の視線で描かれているのは、現代人の言動に一歩距離を置いて、冷めた目で見ているという皮肉だといえる。

吾輩は猫である
夏目漱石
吾輩は猫である。名前はまだ無い。
どこで生まれたか頓と見当がつかぬ。なんでも薄暗いじめじめしたところで、ニャーニャー泣いていたことだけは記憶している。吾輩はここで初めて人間というものを見た。しかもあとで聞くとそれは書生という人間中で一番獰悪な種族であったそうだ。この書生というのは時々我々を捕まえて煮て食うという話である。しかしその当時はなんという考えもなかったからべつだん恐ろしいとも思わなかった。ただ彼の掌に載せられてスーと持ち上げられたときなんだかフワフワした感じがあったばかりである。掌の上で少し落ち着いて書生の顔を見たのが所謂人間というものの見始めであろう。このとき、妙なものだと思った感じが今でも残っている。第一毛を以って装飾されべきはずの顔がつるつるしてまるで薬缶だ。

《我是猫》于雷 译
咱(zá)家是猫。名字嘛……还没有。
哪里出生?压根儿就搞不清!只恍惚记得好像在一个阴湿的地方咪咪叫。在那儿,咱家第一次看见了人。而后来听说,他是一名寄人篱下的穷学生,属于人类中最残暴的一伙。相传这名学生常常逮住我们炖肉吃。不过当时,咱家还不懂事。倒也没觉得怎么可怕。只是被他嗖的一下子高高举起,总觉得有点六神无主。咱家在学生的手心稍微稳住神儿,瞧了一眼学生的脸,这大约便是咱家平生第一次和所谓的“人”打个照面了。当时觉得这家伙可真是个怪物,其印象至今也还记忆犹新。单说那张脸,本应用毫毛来妆点,却油光崭亮,活像个茶壶。
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《我是猫》刘振瀛 译
我是只猫儿。要说名字嘛,至今还没有。
我出生在哪里,自己一直搞不清楚。只记得好像在一个昏黑、潮湿的地方,我曾经“喵喵”的哭叫来着,在那儿第一次看见了人这种怪物。而且后来听说,我第一次看见的那个人是个“书生”①,是人类当中最凶恶粗暴的一种人。据说就是这类书生时常把我们抓来煮着吃。不过,当时我还不懂事,所以并不懂得什么是可怕,只是当他把我放在掌心上,嗖的一下举起来的时候,我有点悠悠忽忽的感觉罢了。我在书生的掌心上,稍稍镇静之后,便看见了他的面孔。这恐怕就是我有生以来第一遭见到的所谓人类。当时我想:“人真是个奇妙之物!”直到今天这种感觉仍然深深地留在我的记忆中。甭说别的,就说那张应当长着茸毛的脸上,竟然光溜溜的,简直像个烧水的圆铜壶。
① 指寄食人家,边照料家务边上学的书童。

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