ヒント:

书名和作者的名字也需要听写。


* いま
* いっさい
* いままで
* 阿鼻叫喚
* 所謂
* ことし
* ふえる
* たいてい


书写方式参考:【听写规范】日语听写酷听写规范(2013年5月版)


あらすじ

物心がついたときから自分以外の人間に恐怖し、他人の望むように振る舞う、他人本位な主人公、大庭葉蔵。成長して上京した彼は、友人の画学生堀木に教えられた左翼(さよく)思想と淫売婦に溺れていく。銀座の女給と心中を図ったものの、自分だけが助かった葉蔵は、やがてたばこ屋の娘ヨシ子と内縁関係になる。しかし、ヨシ子の浮気現場を見たのをきっかけに麻薬中毒に陥り、ついには友人たちによって脳病院に入れられてしまう。家族からも見放され、廃人同様の自分に自ら人間失格の烙印(らくいん)を押すのだった。

解説

タイトルのインパクトが強烈。自由であるがゆえに不安もある現代の若いものにとっても、この四文字で表される絶望感は心に届くものがあるだろう。禅、儒教(じゅきょう)、武士道のように自分で自分を作る精神的財産が継承されなくなってしまった昨今(さっこん)、アイデンティティは他人の目を意識したものとなりがちだ。主人公に武士道の精神があったなら「人間失格」とは思わないだろう。主人公は太宰そのものではないが、かなり太宰的なキャラクターが入っている。そういう意味では、命がけの文学と言える。

いまは自分には、幸福も不幸もありません。
ただ、いっさいは過ぎて行きます。
自分がいままで阿鼻叫喚で生きてきた所謂「人間」の世界において、たった一つ、真理らしく思われたのは、それだけでした。
ただ、いっさいは過ぎていきます。
自分はことし、27になります。白髪がめっきりふえたので、たいていの人から、40以上に見られます。

烨伊 译
如今的我,谈不上幸福,也谈不上不幸。
一切都会过去的。
在所谓“人世间”摸爬滚打至今,我唯一愿意视为真理的,就只有这一句话了。
一切都会过去的。
今年,我将满二十七岁。白发骤添的我,在大部分人眼中,恍如年过四旬。

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