ヒント:

书名和作者的名字也需要听写。


* あと

* ヒラメ(小说中的人物)

* しんみり

* 何も無い

* メソメソ

* 言いつけ

* ヨシ子(小说中的人物)

* ずいぶん

* 永い

* 頃

* サナトリアム


书写方式参考:【听写规范】日语听写酷听写规范(2013年5月版)


あらすじ

物心がついたときから自分以外の人間に恐怖し、他人の望むように振る舞う、他人本位な主人公、大庭葉蔵。成長して上京した彼は、友人の画学生堀木に教えられた左翼(さよく)思想と淫売婦に溺れていく。銀座の女給と心中を図ったものの、自分だけが助かった葉蔵は、やがてたばこ屋の娘ヨシ子と内縁関係になる。しかし、ヨシ子の浮気現場を見たのをきっかけに麻薬中毒に陥り、ついには友人たちによって脳病院に入れられてしまう。家族からも見放され、廃人同様の自分に自ら人間失格の烙印(らくいん)を押すのだった。

解説

タイトルのインパクトが強烈。自由であるがゆえに不安もある現代の若いものにとっても、この四文字で表される絶望感は心に届くものがあるだろう。禅、儒教(じゅきょう)、武士道のように自分で自分を作る精神的財産が継承されなくなってしまった昨今(さっこん)、アイデンティティは他人の目を意識したものとなりがちだ。主人公に武士道の精神があったなら「人間失格」とは思わないだろう。主人公は太宰そのものではないが、かなり太宰的なキャラクターが入っている。そういう意味では、命がけの文学と言える。

自分は自動車に乗せられました。とにかく入院しなければならぬ、あとは自分たちに任せなさい、とヒラメも、しんみりした口調で、(それは慈悲深いとでも形容したいほど、もの静かな口調でした)自分にすすめ、自分は意志も判断も何も無い者の如く、ただメソメソ泣きながら唯々諾々と2人の言いつけに従うのでした。ヨシ子も入れて4人、自分たちは、ずいぶん永いこと自動車にゆられ、あたりが薄暗くなった頃、森の中の大きい病院の、玄関に到着しました。    
サナトリアムとばかり思っていました。

> 烨伊 译 
他们把我送上汽车。比目鱼平心静气地劝导我(他语气缓和,甚至可以用慈悲来形容),让我一定要住院治疗,剩下的事情尽管交给他们。我如同一个无行事能力的傻瓜,嘤嘤哭泣,唯唯诺诺地听从两人的安排。连同祝子,我们一行四人在车上颠簸多时,暮色降临,才终于到达森林深处的一家大医院门口。
我一直以为那是一所疗养院。
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> 陆求实 译
我被送上汽车。你必须先住院治疗,后续的事情交给我们来办就是了——“比目鱼”用平静的口吻规劝我(那口吻平静得我甚至想用“慈悲满怀”来形容)。我俨然像一个毫无意志、毫无判断力的人,只知道嘤嘤啜泣,最终还是唯唯诺诺地听从他们两人的安排。连同由子在内,我们四人坐在汽车上颠簸了许久,直到四周天色有些昏暗的时候,才抵达一座位于森林中的大医院门口。
我以为这是一所结核病疗养院。

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