ヒント:

书名和作者的名字也需要听写。


ヨシ子

それあ痛いさ

さあ

はしゃぐ

寝巻


书写方式参考:【听写规范】日语听写酷听写规范(2013年5月版)


あらすじ

物心がついたときから自分以外の人間に恐怖し、他人の望むように振る舞う、他人本位な主人公、大庭葉蔵。成長して上京した彼は、友人の画学生堀木に教えられた左翼(さよく)思想と淫売婦に溺れていく。銀座の女給と心中を図ったものの、自分だけが助かった葉蔵は、やがてたばこ屋の娘ヨシ子と内縁関係になる。しかし、ヨシ子の浮気現場を見たのをきっかけに麻薬中毒に陥り、ついには友人たちによって脳病院に入れられてしまう。家族からも見放され、廃人同様の自分に自ら人間失格の烙印(らくいん)を押すのだった。

解説

タイトルのインパクトが強烈。自由であるがゆえに不安もある現代の若いものにとっても、この四文字で表される絶望感は心に届くものがあるだろう。禅、儒教(じゅきょう)、武士道のように自分で自分を作る精神的財産が継承されなくなってしまった昨今(さっこん)、アイデンティティは他人の目を意識したものとなりがちだ。主人公に武士道の精神があったなら「人間失格」とは思わないだろう。主人公は太宰そのものではないが、かなり太宰的なキャラクターが入っている。そういう意味では、命がけの文学と言える。

家へ帰って、すぐに1本、注射をします。
「痛くないんですか?」
ヨシ子は、おどおど自分に尋ねます。
「それあ痛いさ。でも、仕事の能率を上げるためには、いやでもこれをやらなければいけないんだ。僕はこの頃、とても元気だろう?さあ、仕事だ。仕事、仕事」
とはしゃぐのです。
深夜、薬屋の戸を叩いたこともありました。寝巻姿で、コトコト松葉杖をついて出てきた奥さんに、いきなり抱きついてキスして、泣く真似をしました。
奥さんは、黙って自分に1箱、手渡しました。

> 烨伊 译 
回到家,我立刻注射了一支。
“不疼吗?”祝子战战兢兢地问我。
“疼是疼,可是为了提高工作效率,这也是没办法的事。我最近精神一直都很好吧?好啦,工作啦!开工,开工!”我嚷道。
我还曾深夜敲开药店的门。老板娘睡眼惺忪地拄着拐杖“嗵嗵”地走来为我开门,我猛地抱住她,亲吻她,做出一副痛哭流涕的样子。
而老板娘则会默默递给我一盒药。
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> 陆求实 译
回到家里,我立即注射了一针。
“不痛吗?”由子战战兢兢地问我。
“当然痛喽。不过,为了提高工作效率,就算不情愿也得这样做啊。我这阵子精神不错吧?好了,开始工作了!工作!工作!”我兴奋地嚷着。
有几次,我还深更半夜跑去药房叩门。老板娘身上裹着睡衣,“咚咚咚”地撑着拐杖出来开门。我猛地扑上去,抱住她,吻她,同时还装出一副痛苦欲绝的涕泣状。
老板娘不发一语,默默地递给我一盒药。

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