コロナの影響は、「オリコン上半期文庫ランキング2020」にも波及している。上位に伊坂幸太郎、宮部みゆき、小野不由美ら人気作家の作品や、昨年12月に神木隆之介、浜辺美波、中村倫也ら実力派キャストを擁して映画版が公開された『屍人荘の殺人』などが並ぶ中、6位にランクインしたのは、フランスのノーベル文学賞作家・アルベール・カミュ(1913~1960)の代表作『ペスト』。ペストの発生により封鎖された都市・アルジェリアのオラン市を舞台に、外部から遮断され孤立状態となった中で闘う市民たちの姿を描いた長編小説。新型コロナウイルス感染拡大を受けて再び注目が集まり、2月以降、7度の増刷。4月には、NHK‐Eテレで『100分de名著 カミュ“ペスト”』が全4回が一挙放送されたことも話題となり、期間内売上16.5万部を記録した。

新冠疫情也影响了“Oricon2020上半年文库销量排行榜”。排名较高的作品中,除了伊坂幸太郎、宫部美雪、小野不由美等人气作家的作品,以及去年12月由神木隆之介、滨边美波、中村伦也等实力演员出演的电影《尸人庄杀人事件》的原作小说外,闯入榜单获得销量第6名的是法国作家,诺贝尔文学奖获得者阿尔贝·加缪(1913~1960)的代表作《鼠疫》。这部长篇小说以由于鼠疫被封锁的北非奥兰市为舞台,讲述了处于孤立无援状态下不断战斗的市民故事。该作品因新冠疫情扩散而受到人们关注,2月以来共增印7次。4月NHK教育频道一口气播出了共四集的《100分de名著 加缪《鼠疫》》,再次成为话题,期间销量达到16.5万。

以下为排名前三的作品:

>>1~25位