オーガニック食品・有機栽培とは

所谓有机食品・有机栽培是?

「オーガニック食品は健康によい」というイメージがあると思いますが、実はオーガニック食品は、「食べる人の健康」という視点から作られたものではありません。オーガニック食品を選ぶことは決して悪いことではありませんが、成り立ちについて正しく理解しておきましょう。

在人们心中多少都留有“有机食品有助于身体健康”的印象,其实有机食品并不是以“令吃它的人更健康”这一立场被制作出来的。虽然选择有机食品绝对不是件坏事情,但我们也应该正确的理解其成立的原委。

オーガニック食品の始まりは、少し遡りますが、第二次世界大戦後の日本から見る必要があります。焼け野原から復興し、高度成長期に入った日本では、「機械化、化学化、大規模化」を軸に近代農法が盛んになるとともに、工業も飛躍的に発展しました。人々の生活は格段によくなったと思われましたが、一方で環境破壊による大気汚染、土壌汚染をはじめ、水俣病、イタイイタイ病などの深刻な健康被害を生み出してしまいました。

有机食品的起始需要稍微向前追溯一些时间,我们需要从第二次世界大战后的日本开始讲述。那个时期日本开始复兴战火烧过的原野、进入了高速成长期。伴随着“机械化、化学化、大规模化”为轴心的近代农业方法盛行,工业也进行了一个飞跃式发展。虽然人们的生活蒸蒸日上,另一方面由于环境被破坏,以大气污染、土壤污染为根源,水俣病、骨痛病等,繁衍出来了严重的危害健康的疾病。

その状況を変えようと立ち上がった人たちの中から、環境を守るためにと有機農業を始めた人たちがいます。これが評判を呼んで徐々に広まり、現代のオーガニック農法につながっています。

在为了改变这一现状而站出来的人们中,一部分人开创了保护环境的有机农业。这一举措逐渐赢得了良好的口碑,并推广开来,这与现代的有机食品农业法相关联。

この流れで分かることは、「オーガニック」のそもそもの目的は「化学肥料や農薬を使わないこと」「食べる人に健康に良い野菜を提供すること」ではありません。環境破壊から自然を守るため、すなわち人間が自然とともに「共生」するために、自然の有機肥料を使い、田畑にいる他の生物と命を共有していくことが目的です。

通过这一发展历程我们能够知道的是“有机食品”最原本的目的是“不使用化学肥料、农药”,而不是“为吃它的人的健康着想提供优质的蔬菜”。从破坏环境的现状中保护自然,也就是为了人与自然的共生,从而使用有机肥料、与田间其他生物的生命组成一个可以共有的生态系统。

自然派、オーガニックなら身体にいいの?

自然食品、有机食品对身体好吗?

植物は根から水分や窒素、リン酸、カリウムを主体とした「無機の栄養素」を取り込んで成長します。そのため、植物に与えた有機肥料は一旦、土壌の中で無機質に分解され、その後、植物が吸収することになります。遠まわしではありますが、何が言いたいかというと、一般の無機肥料でも有機肥料でも植物が吸い込むときには同じ状態になっているということです。

植物的根摄取以水分、氮、磷酸、钾为主体的“无机营养素”成长。因此,给植物施与的有机肥料现在土壤中分解为无机物,之后被植物吸收。虽然这个吸收方式有点儿绕弯子,不过我想给大家说明的是,无论是一般的无机肥料也好、有机肥料也有,植物吸收的状态都是一样的。

そのため、オーガニックとオーガニックでない植物の栄養素には、栄養学的には大きな差はないといわれています。

因此,有机植物与非有机栽培出来的植物的营养成分,在营养学上并没有很大的差距。

旬の食べ物を新鮮なままいただくことこそオーガニック

吃新鲜的时令蔬菜水果才是真正的有机摄入

現在はハウス栽培も盛んになり、ほぼ1年中、どんな野菜も手に入るようになりました。しかし、日本には四季があり、その季節折々の食材があります。春には春が旬の野菜や魚があり、夏には夏の旬の野菜や魚があります。仮にオーガニックと記された食材でなくても、四季を感じながらその季節に合った食べ物を食べることは自然との対話になりますし、ハウス栽培の熱効率等を考えると、露地栽培の野菜は自然にやさしい栽培方法であることは間違いありません。

现在温室栽培技术逐渐普及,1年之中,几乎所有蔬菜都能随时购入。但是,日本是一个四季分明的国家,有很多时令食材。春天有春天收获的当季蔬菜和鱼类,夏天有夏季收获的时令蔬菜及鱼类。就算那些被标记为有机食品的食材不存在,也可以一边感受着季节的变化,一边吃符合季节特点的食物,这也是与自然的对话。考虑到温室栽培的热效率等问题,露天栽培的蔬菜一定是对环境最温和的种植方式。

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