いつか中国に帰るんじゃないの?
什么时候回中国呢?

陳さんによると、中国人留学生が企業からよく聞かれることのひとつは「数年経ったら、中国に帰るんじゃないの?」という質問だ。女子学生が「結婚したら、会社を辞めるんじゃないの?」と聞かれる質問に似ている。陳さんの場合は「その予定はありませんが、先のことはわかりません」ときっぱりと答えたという。
听小陈说,中国留学生最常被企业问的问题之一就是“几年之后要回中国吧?”这个问题。这和女生的话就会被问“结婚的话就会辞职吧?”是一样的道理。小陈是这么回答的:“未来的事还不知道,但现在还没有那个打算。”

日本で就職活動をする中国人留学生は少なくない。その正確な数は把握できないが、法務省の統計によると、在日中国人は約67万5000人。そのうち留学生は約12万7000人に上る。留学生ビザから就労ビザへの切り替え者は、ここ数年数千人~1万人規模になるという。東日本大震災で一時減少したが、再び盛り返している。
在日本找工作的中国留学生不少。虽然不能掌握具体的数据,但据法务省统计,在日中国人约有67万5000人。在那之中留学生大约超过12万7000人。留学生签证向就职签证转换的人,这数年间每年都有数千人~1万人的规模。虽然东日本大地震时有一段时间减少了,但近期又开始增加了。

企業にとって中国人を採用するメリットは、やはり中国事情がわかるという点だろう。中国語と日本語の2カ国語をしゃべることができるので、中国に支店や支社があれば、そこへの派遣要員にもなり得る。一方で、デメリットもある。前出のように「長く働いてくれないのではないか?」という疑念だ。極端な例だと思うが、技術系などでは情報漏えいなどを心配する企業もあるようだ。
对企业来说,招收中国人的好处果然还是了解中国这一点呢。对有中国分公司的企业来说,既会中文又会日文的话,那也可以作为派往中国分公司的要员了。另一方面,也有不好的地方。就像前面提到的“能长时间在这里工作吗?”这一点。有的比较极端的企业也会担心,在技术方面会不会有技术情报泄露等问题。

海外展開に積極的で、海外の売上高比率が高い企業などは別だが、採用実績がない場合、大手でもまだ採用に踏み切れない企業もある。かつて、雇用機会均等法などで「女性をどう活用するか?」という問題があり、それは今も古くて新しい問題だが、今や「中国人留学生をどう活用するか?」も企業にとって重要な課題になりつつあるといえるだろう。
积极展开海外事业、海外销售额比例高的企业除外,还有一些企业虽然是大企业但还没有招收中国留学生经验,所以还没决定要招收留学生。而且,在《雇佣机会均等法》等也存在着“如何活用女性职员“等问题,虽然至今为止这也是既旧又新的问题,但今后对企业来说,”如何活用中国留学生“也将成为一个重要的课题了吧。

陳さんにこれからどうしていきたいかを聞いてみた。
我问了小陈接下来有什么打算。

「まずは“実務”を覚えることが先決だと思っています。大学院で勉強したことが全部役に立つとは思っていませんが、大学院はある意味、閉鎖された社会。まだ、自分は日本の一部のことしか知りません。これから、“本当の日本社会”の洗礼を受けるときだと思っています。楽しみでもあり、新鮮な気持ちでいっぱいですね」
“首先,记住实际的工作内容是首要事项。我不认为在大学院学的东西全部有用,毕竟大学院在一定的意义上是一个封闭的社会。再者,我只知道日本的一小部分。接下来我想去了解‘真正的日本’是什么样子的。现在是既期待又觉得很新鲜呢!”

もうすぐ春、4月ー。新品のスーツに身を包んで通勤するビジネスマンの姿を頻繁に目にすることだろう。その中には、きっと陳さんのように日本企業で第一歩を歩み出す中国人がいるかもしれない。
马上就要是春天—4月了。到时应该会看到很多穿着新的西装上班的公司职员了吧。在那之中,一定也有像小陈一样,在日本企业中踏出工作生涯第一步的中国人吧。

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