E-Q1. 私費外国人留学生統一試験と日本留学試験の関係はどうなるのですか?

A . 日本留学試験は、私費外国人留学生統一試験に代わる試験ですので、私費外国人留学生統一試験は、平成13年(2001年)12月実施分で廃止されました。

E-Q2. 日本語能力試験と日本留学試験の関係はどうなるのですか?

A . 日本語能力試験は、これまでどおり一般の日本語能力を測定するための試験として財団法人日本国際教育支援協会及び国際交流基金が1年に1回実施しますが、これまで行っていた日本の大学への受験者の成績情報の提供は基本的には行いません。

E-Q3. これまで、日本の専修学校の専門課程(いわゆる専門学校)において教育を受けようとする者(専ら日本語の教育を受けようとする場合を除く。)が留学生として日本に入国・在留するためには、日本語能力試験の1級又は2級に合格する必要がありましたが、今後、日本留学試験の開始にともなって、どのような変化が生じるのでしょうか?

A . 専修学校(専門課程)に入学して、教育を受けようとする者(専ら日本語の教育を受けようとする場合を除く。)が留学生として日本に入国・在留するための申請をするには、従来は日本語能力試験1級又は2級の合格証の写しが必要でしたが、日本留学試験の開始にともなって、日本国法務省は、日本語能力試験1級又は2級の合格に加えて、日本留学試験(日本語(読解、聴解及び聴読解の合計))の200点以上の収得者についても日本語能力試験2級合格の者と同等以上の水準に達しているものとして認めることとしました。従って、留学生として日本に入国・在留するための申請の際には、日本留学試験の成績通知書(日本語(読解、聴解及び聴読解の合計)200点以上の証明書)の写しを提出すれば、よいことになりました。

E-Q4. 日本留学試験の日本語科目と日本語能力試験は、どこが違いますか?また、どちらが難しいですか?

A . 日本語能力試験は、一般的な日本語能力を測定する試験で、文字・語彙・文法等の言語知識を重視しています。これに対し、日本留学試験の日本語科目は、日本の大学等での勉強に対応できる日本語力(アカデミック・ジャパニーズ)の測定を目的としていて、言語知識よりはスキルを重視しています。そのため、文字・語彙・文法問題がない一方で、聴解・聴読解の比重が高く、記述問題もあります。ですから、問題傾向の違う2つの試験の難易度を一概に比較することはできません。

E-Q5. 日本留学試験の日本語科目は日本語能力試験の1級で何点のレベルですか?

A . 2つの試験は、測定する内容が異なるので、一概に比較することはできません。

E-Q6. 日本語能力試験の1級(2級)に合格していても、日本留学試験を受けなければなりませんか?

A . 日本留学試験の成績を利用する大学等を受験する場合は、基本的には日本留学試験を受けなければなりません。ただし、大学等によっては、日本留学試験が実施されない国・地域の受験者について、日本語能力試験の成績を利用する場合もありますので、事前に入学を希望する大学等に直接確認してください。

E-Q7. 日本語能力試験の1級に合格していたら、日本留学試験の日本語科目の受験を免除してもらえるのですか?

A . 日本留学試験の成績を利用する大学等を受験する場合は、大学等が指定している日本留学試験の科目をすべて受けていなければなりません。日本語能力試験の1級に合格していても、入学を希望する日本の大学等が日本留学試験の日本語科目の受験を指定している場合には受験しなければなりません。