「桜餅」といえば、「ピンク色で、桜の葉っぱが巻かれていて、中にはあんこが入っている!」と想像すると思うのですが、実は関東と関西では見た目は全く違っていて、呼び方も関東では「長明寺」、関西では「道明寺」と言います。一体なぜなのでしょうか?今回は桜餅について調べてみました!

说起“樱饼”,我们就会想到“粉色的外皮,包着豆馅,外面裹着一枚樱叶”,但实际上关东地区和关西地区的“樱饼”是完全不一样的,就连叫法都大有不同,关东人称之为“长命寺”,关西人则称其为“道明寺”。这究竟是为何呢?小编对此进行了调查!

桜餅とは?

樱饼为何物?

桜餅とは、桜の葉で餅菓子を包んだもので、春を感じさせる和菓子ですが、一年中食べることができます。桜をイメージしているため、食紅を使ってピンク色を出しています。

樱饼顾名思义就是用樱叶包裹着糯米饼,是一款能让人感受到春意的和式点心,但并非季节限定,一年四季都可以品尝得到。饼皮添加了食用色素呈现出淡粉色,使其外观更加贴近“樱花”这一意象。

桜餅はひな祭りに欠かせないお菓子のひとつですが、もともとはひな祭りのお菓子ではなく、「ピンク色がひな祭りのイメージに合う」ことや男の子の節句である端午(菖蒲)の節句では柏餅(かしわ もち)を食べるので、女の子の節句である上巳(桃)の節句では桜餅を食べるようになり、ひな祭りのお菓子になったようです。

樱饼是日本人在欢度女儿节时必不可少的点心之一,但并不是因为女儿节才有的樱饼,起初人们觉得“其粉色与女儿节很相适”,而且日本男孩节也就是端午节(在日本端午节与男孩节为同一天)有食柏饼的习俗,与之呼应,女儿节就有了食樱饼的习俗,樱饼也就成为了该时节的传统点心。

桜餅は大きく関東の「長命寺(読み方はちょうめいじ)」と関西の「道明寺(読み方はどうみょう じ)」の二つに分けられます。

樱饼大致分为两种,关东地区的“长命寺(ちょうめいじ)”和关西地区吧的“道明寺(道明寺)”。

関東の「長命寺」とは?

关东地区的“长命寺”是?

「長命寺」は、小麦粉などを薄く焼いた生地であんこを包み、桜の葉の塩漬けしたものを巻いたお餅です。

“长命寺”是将小麦粉皮微微烧制,内包豆沙馅料,外裹盐渍樱叶的樱饼。

長命寺は、東京の隅田川沿いにある長命寺というお寺が発祥の地で、お寺の名前がそのまま桜餅の名前になりました。

关东地区樱饼的称呼取自东京隅田川边的长命寺。

1717年に、長命寺の門番をしていた山本新六(やまもとしんろく)が、桜の木の落葉掃除に悩まされていました。掃除しながらふと思いついて、薄い皮であんこをつつんだものを、桜の葉の塩漬けで巻いて売り出したところ、江戸で大人気となりました。

1717年,长命寺的看守名叫山本新六的人正为打扫樱树落叶发愁。他突然灵光一现,打算把樱叶盐渍然后裹上豆沙馅的薄饼做成糕点拿市场上去卖,在当时的江户大受欢迎。

山本新六はその後「山本や」というお店を創業しまたした。「山本や」は現在でも元祖桜餅のお店として人気です。

后来山本新六开了一家名为“山本屋”的店铺。时至今日,长寿寺樱饼依旧在“山本屋”热卖。

「長命寺」は関東全域、東北地方、山梨県、静岡県、長野県などへ伝わり、石川県や島根県、鳥取県などの一部地域にも伝わっているそうです。これらの地域では「桜餅」といえば「長命寺」が主流で、「長命寺餅」とも呼ばれています。

“长命寺”传遍全关东,还传至东北地区、山梨县、静冈县和长野县等地,甚至在石川县、岛根县、鸟取县等部分地区都有售卖。在这些地方,“长命寺”樱饼更为常见,也被称为“长命寺饼”。

関西の「道明寺」とは?

关西地区的“道明寺”是?

「道明寺」は、道明寺粉(どうみょうじこ)作った皮であんこを包んで、桜の葉を塩漬けしたものを巻いたお餅です。

“道明寺”的外皮采用的是道明寺粉(どうみょうじこ),内里包着豆馅,最外面裹着一枚盐渍好的樱叶。

道明寺は、道明寺粉で作られているのが名前の由来です。大阪の道明寺というお寺で作られたことから名づけられました。

糕点的名字源于原材料道明寺粉。而道明寺粉则因大阪府的道明寺得名,相传该糯米粉正是在道明寺内制成的。

道明寺粉は、水に浸したもち米を蒸して乾燥させ、粗びきしたもので、水やお湯で戻すとすぐに食べることができるため、もともとは保存食だったそうです。

道明寺粉其实是一种糯米粉,将浸泡过的糯米蒸熟后加以干燥,粗磨制成,因为加入水或热水便可即食,所以早前用来做储备粮。

道明寺粉で作った皮はつぶつぶした食感で、粘り気や食べ応えがあるのが特徴です。

用道明寺粉制作的饼皮口感比较粗糙,但比较黏糯富有嚼劲。

「道明寺」は、関西全域、北陸地方、四国地方、中国地方、九州地方、北海道などへ伝わり、山形県や青森県などの一部地域にも伝わっているそうです。これらの地域では「桜餅」といえば「道明寺」が主流で、「道明寺餅」とも呼ばれることもあります。

“道明寺”传遍关西全部地区以及北陆、四国、中国、九州、北海道等地,还有山形县和青森县的部分地区。在这些地方“道明寺”更为主流,被称为“道明寺饼”。

なぜ桜の葉の塩漬けで巻くの?

为什么要用盐渍好的樱叶呢?

桜の葉は、生のままでは香りがしませんが、塩漬けすることで香り成分が生まれ、桜餅を食べる時に香りを楽しむことができます。他に、生地が乾燥することを防ぐ目的もあるそうです。

野生樱叶是没有任何香气的,盐渍后便会散发出清香,使得其口感更佳。另一目的是以防饼皮干燥。

なぜ桜の葉が選ばれたのかというと、江戸時代に桜の木は、水を清潔で綺麗な状態にすると信じられており、桜餅に桜の葉を巻いておけば腐るのを防ぐことができ、ある程度長持ちするといわれていたからだそうです。

之所以选择樱叶,是因为在江户时代,人们认为樱花树可以保证水的洁净和清澈,用它的叶子包裹樱饼就能够防止食物腐烂并在一定程度上延长存放时间。

「長命寺」と「道明寺」の違いがわかりましたか?

现在弄清楚“长命寺”与“道明寺”的区别了吗?

どちらも桜餅ですが、見た目も、材料も、全然違うのですね!

虽然统称樱饼,但无论是外观还是原材料都截然不同呢!

現在は、スーパーやコンビニエンスストアなどで「長命寺」と「道明寺」の両方を取り扱っていることもありますので、どちらも食べることができます。

现在的超市或者便利店一般会同时售卖“长命寺”“道明寺”这两种樱饼,可以全都买来品尝。

お店によって生地の厚さやあんこの甘さ、桜の葉の塩加減などいろいろな違いがありますので、自分好みのお店をみつけてみてくださいね!

每家糕点铺子售卖的樱饼饼皮厚度、馅料甜度、樱叶咸淡等等都有所不同,试着找一家符合自己口味的店铺吧!

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