沪江日语阅读提示:双击或划选日语单词,查看详细解释,并可收录进生词本以供记忆学习。

鍋のとき重要なのは、いかに食すかである。基本的に使うのは箸のみ。音もなく豆腐をすくい上げ、マロニーを「トゥルン」となることなく、手元のポン酢まで迎える。その箸筋は、手錬の武士のように無駄がない。

吃火锅时怎样吃很重要。基本上只用筷子。不弄出声响地把豆腐捞出来,把Malony(日本食品公司Malony出品的面)稳稳当当地放进果汁醋里。筷子的使用像熟练的武士一样不会造成浪费。

鍋で誰もが想像するのが奉行だが、これがクセ者。ひとつの鍋に対して複数の鍋奉行が存在する場合がある。そのとき、奉行は武将へと進化。すると、鍋という領地を求めて、鍋武将同士の争いが起こってしまうのだ。ウマイ鍋のための努力は怠るべきでないが、覇権のためのそれは醜いだけである。

吃火锅时都会想象自己是奉行(日本武士执政时代的官名),对此不能掉以轻心。有时一个火锅存在多个“火锅奉行”。这时,要从奉行向武将进化。这么一来,会发生争抢火锅领地的火锅武将之争。要努力做出好吃的火锅,但为了争夺霸权就不好看了。

ここで、静かに清潔に具をすくい、食す男が注目を集めることはいうまでもない。食する以外の仕事はふたつ。まず、煮えたぎった鍋のフタを素手で取ること。繊細なだけでない豪胆なところを見せるのだ。そして鍋の灰汁取り。灰汁と称して、旨味成分までもすくい取ろうとするエセ奉行から鍋を守るのだ。座敷に一歩足を踏み入れた段階から、灰汁用オタマの所在だけは確認しておきたい。

这时,能安静利落地捞菜吃的男性能够集中大家关注。吃之外的工作有两个。首先,赤手去拿煮沸的火锅的盖子,要表现细心而大胆的一面。还有就是撇去浮沫。有想打着浮沫的幌子将锅内美味也捞走的伪奉行。走向饭桌时就要确认好捞浮沫的勺子所在的地方。

実は熱くない鍋のフタ
もうもうと湯気があふれ、魅せる演出に満ち溢れたフタ開けの儀。開けた後、内部の水蒸気でテーブルがびちゃびちゃにならぬよう、仰向けに置こう。

其实盖子并不热
热气腾腾,展现魅力的开盖仪式。打开后,防止内部的水蒸气把桌子弄湿,将锅盖反放在桌上。

箸のみですくう美しさ
豆腐もマロニーも、しずくを垂らさずすくえるのがモテリーマン。どころか、汁の雑炊までも箸のみで完食。その動きは見ているだけでも爽快だ。

只用筷子捞菜,漂亮
不管是豆腐还是Malony,魅力型男都能干净利索地将其捞出来。并且,还能用筷子完美吃完杂烩粥。看起来都让人觉得爽快。

人間を知る男だけが灰汁を…
完全に澄みきった雑味のないダシは、上品だがパンチにかける。適度に旨味を残しつつ灰汁をすくえるのは、酸いも甘いも嗅ぎ分けた人生経験豊富な男だけ。

只有了解人间真味的男人才会盛食浮沫…
完全澄澈没有杂味的汤汁虽有品位但总缺少点什么。只有那些尝过酸甜之味,人生经验丰富的男人才会适度保留美味盛食浮沫。 

 

声明:双语文章中,中文翻译仅代表译者个人观点,仅供参考。如有不妥之处,欢迎指正。