昨今、巷では日傘を差す“日傘男子”が増えており、それを見た女性たからも「いいよね」といった肯定的に声が目立つ。日傘と言えば女性にとって夏の必需品だったが、近年は男性用の日傘を積極的に打ち出しているメーカーも目立つ。『メンズ日傘』への男性意識と需要はどう変わったのか?

近来,街头巷尾打遮阳伞的男生日益增加,对此很多女性表明了“这样很好啊”的态度。遮阳伞算是女性夏日的必备物品了,而近几年很多厂家开始出售男性用的遮阳伞。男性对遮阳伞的观念和需求到底发生了怎样的变化?

メンズ日傘の注文数は約2.7倍に増加!「生命維持に支障が出るレベル」とコミケ戦士も弱音

男性遮阳伞的订单量增加2.7倍!漫展战士也示弱“遮阳伞是维持生命的屏障”

10日より3日間に渡って東京で開催された『コミックマーケット94(コミケ)』。普段、日傘とはあまり縁のないコミケ戦士たちも、この日ばかりは照り付ける日差しに嫌気をさし、待機列で日傘を差す人が続出。この状況に対して、ネットでは待機列における「日傘マナー論」が熱く交わされていた。「日傘を差している空気の読めない人がいました」「うっかり目に入ったら失明する」「熱中症になってぶっ倒れた挙げ句死んだりしたらどうすんだ?」といった風に、「アリ・ナシ論争」が起きていた。

10日开始在东京举办了为期三天的“Comic Market 94”。平时和遮阳伞无缘的漫展战士在参加活动的当天不由得撑开遮阳伞躲避日头,等候的队列里撑遮阳伞的身影不少。与此同时,网上也就等候队列里的“遮阳伞礼仪”展开了讨论。“打伞的人也太没眼力见了”、“不小心戳到眼睛就瞎了”、“那要是中暑挂掉了怎么办”。像这样网上展开了“该不该打遮阳伞”的讨论。

とはいえ、今年の『コミケ』は “日本一危険な待機列”となっており、運営(コミケット準備会)も、「日傘などはそれを必要とする方もいるので、杓子定規になることなくお互いに気を配り合ってほしい」とコメントしていた。実際、初日(10日)は午後2時の時点で場所によっては40℃を超えるほどの猛暑。まさに生命維持に支障が出るレベルの気温となっていた。そんな、“耐え忍ぶ”ことにおいては歴戦のコミケ戦士も弱音をあげた今年の猛暑。事実、今年は男性用日傘の需要は高まっており、Yahoo!ショッピングにおける男性日傘の注文数(7月)は約2.7倍に増加。特に、暑さの厳しかった関西方面は前年比で滋賀県が4.0倍、京都府で3.8倍、大阪府で3.3倍と上昇傾向が見られた。

不过今年的漫展被称为“日本最危险的队列”,漫展主办方也表示:“考虑到今年的天气,会有参加者需要撑遮阳伞,这种情况下不需要默守陈规,希望大家能够互相体谅一下。”实际上,漫展第一天(10日)下午2点现场的气温超过40度。遮阳伞简直是维持生命的屏障。今年的高温使得历年参与漫展,一直忍耐着酷暑的战士们都不得不示弱。事实上,今年男性对遮阳伞的需求提升了,雅虎网店上男性遮阳伞的订单量增加了大约2.7倍(7月)。特别是高温难耐的关西地区和前年相比,滋贺县(订单量)提升4倍,京都是3.8倍,大阪是3.3倍。

地方自治体が“日傘男子”を猛烈プッシュ 一方で「日傘を差すな」という同調圧力も

地方团体猛推“遮阳男子” 另一方面也有“不许打伞”的压力

このように、急速な需要拡大を見せる『メンズ日傘』だが、利用者が増える一方で、巷では“アリ・ナシ論争”が続いている。肯定意見としては「命を守るために、ついにメンズ日傘デビュー」などがあった。一方、「通勤時に新宿や渋谷の歩道で使っているのは邪魔」と、混雑時の使用に関してマナーを問う声もある。また「日傘を使ったら負けだと思っている」「情けないよ。そんなのに慣れたら。日傘なきゃ生きられなくなる」と“男の沽券”に関わる事態という捉え方もあり、男性側の固定概念が日傘男子の障壁になっている様子。こうした事態に地方自体も反応。埼玉県では県を上げて日傘を男性に広める取り組みを実施。県の男性職員らで「日傘男子広め隊」を結成し、ネットで情報を発信。

如此,“遮阳男子”迅速增加的同时,街头巷尾都在讨论到底应不应该打伞。支持打伞的人表示“为了生命安全,还是撑起了伞,成为遮阳男子”另一方面,也有不同意撑伞的人表示:“通勤时间在新宿、涩谷路上撑伞很碍事。”像这样对人群拥挤时撑遮阳伞的行为表示质疑。此外“打伞就好像输给了天气”、“很不好意思。如果习惯了,不打伞就活不下去了。”也有人秉承固有的男性不应该打遮阳伞的想法,对遮阳伞表示拒绝。对此,一些地方团体也有所行动,比如埼玉县为了增加男性打伞的人数,县政府的男性员工组成了“遮阳男子团队”并在网上分享信息。

そんな『メンズ日傘』の利用について女性からは、「日傘は性別を問わずに持っていいものでしょ」「日傘男子。すごくいいと思う。必要だよね。むしろ男性はこんな酷暑になるまでよく我慢してたよね」といった風に概ね肯定的な意見が多い。ところが、男性陣には“傘を差せない”理由が他にもあるのだという。
代表的な意見を抽出すると、「男が日傘を差すのが流行らないのは、どうしても周りの眼が気になってしまうから」「男はプライドの生き物だから難しい」といった声がSNS上にはあり、日傘に対して一種の“同調圧力”を感じている人も多いようだ。

很多女性对“遮阳男子”积极表示肯定“遮阳伞不用区分性别吧。”“遮阳男子我觉得很好啊。这种天气撑伞是必要的。倒不如说,这么热的天气男生还真能忍啊。”不过,男性不打伞好像还有其他理由。SNS上最具代表性的就是“还是有很多男性不撑遮阳伞果然是因为太过在意周围眼光”、“男人好面子,要他们撑伞还是很难”,还是有很多男性对撑阳伞感到压力。

『メンズ日傘』需要は暑さ対策だけではなく、男性の“美への追求”も

“遮阳男子”不仅是为了避暑,也是男性对美的一种追求

上記のように、暑さによって『メンズ日傘』への関心が高まっているが、実は「暑さ対策」以外にも需要拡大の要因があるようだ。Yahoo!ショッピングによると、男性用ファンデーション、BBクリームなどの男性化粧品の購入者は3年前に比べて約4倍になっているのだそう。こうした観点から、『メンズ日傘』の利用者は熱中症対策のために利用する人の他、紫外線対策といった“美肌を維持”するために利用している一定数の男子がいることが読み取れる。今年の“極暑”は、“日傘論争”について傍観を決め込んでいた人たちの意見を変えるほどのレベルであり、日傘の有用性が改めて見直されている。さらには、肌を紫外線から守るという、“美の追求”を目指す男性も増えており、今後は『メンズ日傘』の利用者が拡大していくことが予想される。

如上所述,因为高温让“遮阳男子”的话题热度升高,但实际上除了撑伞避暑外,还有另一个重要的原因。根据雅虎网店数据显示,男性用的粉底、BB霜等男性化妆品的销量比3年前增长了大约4倍。从这一点看,除了避暑,很多“遮阳男子”是为了遮挡紫外线,保护肌肤。今年的高温天气让很多对男性撑遮阳伞表示质疑的人产生动摇,再次审视遮阳伞的用途。再加上越来越多的男性对保护肌肤不受紫外线的伤害,并“追求美”,我想今后“遮阳男子”会越来越多吧。

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