【美文赏析】忘情草·爱到心痛时
恋忘れ草つらい恋をした時
萓草の異称です。初夏から夏にかけて咲く、百合のような美しい花で、昔から、つらい恋を忘れさせてくれる花として、和歌にも詠まれてきました。
漢方薬で使われる甘草と同じ音ですが、甘草はマメ科、萱草はユリ科の植物です。
~忘れ草我が下紐につけたれど醜の醜草言にしありけり~
「忘れ草を下着の紐につけたけど、ひどい草だ。全然違うじゃないか」という意味です。
醜の醜草とは、よほど腹に据えかねたのでしょうか。つらい恋を忘れさせる効き目はなかったようです。
恋忘れ貝というのもあります。
昔は、恋を忘れたい人が多かったのでしょうか。
忘情草·爱到心痛时
忘情草是萱草的别称。从初夏开始,开满整个夏天,花朵如百合般美丽。很早以前,就被作为帮助人们忘掉旧情之草,在诗歌里吟唱。
汉方中有甘草,据说这两种草的名称,古时读音相同。而甘草为豆科,萱草为百合科。
有诗道:
“忘情草,插腰间,旧情仍缠绕,何为忘情草?”
“虽然将忘情草别在腰间,但是仍会回想起昔日恋情,算什么忘情草啊?”
是啊!“何为忘情草”真是让人气愤而失望。助人忘情,纯属撒谎!
据说还有一种让人忘情的贝壳。
看来,古时希望忘记昔日恋情的人还真不少!
【词汇空间】
詠む(よむ):咏诵(他五)
我が(わが):我的(连体)
下紐(したひも):衣袖上的带子(名)
醜(しこ):让人讨厌的东西(名)
据えかねる(すえかねる):别(自一)
効き目(ききめ):作用、效用(名)