広津 柳浪(ひろつ りゅうろう)

(1861年7月15日~1928年10月15日)

代表作:『変目伝』(1895年)『黒蜥蜴』(1895年)『今戸心中』(1896年)

生平:广津柳浪与江户时代文久元年出生在肥前国(相当于现在的佐贺长崎县一带),本名直人,别号苍苍园。9岁时因犯下暴行而被父亲要求切腹,最后被送到矶野家寄住,并开始学习汉学。大学考入东大医学部却因病中途退学,后来成为农商务省的官吏,但他本人志在文学无心做官,最终被免职。1887年以笔名柳浪子开始连载处女作《女子参政蜃中楼》,之后也在多家报社连载作品。1895年后的作品加入了更多的现实描写及写实心理描写,逐渐形成描写下层阶级悲惨生活的写实文风,获得“堪比樋口一叶”的高评价。1911年停止文学创作,逐渐淡出文坛,1913年因拖欠房租而被赶出住所,不得不接受儿子和郎的接济,之后也一直依靠儿子介绍的工作生活,直至1928年因肺病和心脏麻痹去世。

作品节选:

今戸心中

吉里は二十二三にもなろうか、今が稼(かせ)ぎ盛りの年輩(としごろ)である。美人質(びじんだち)ではないが男好きのする丸顔で、しかもどこかに剣が見える。睨(にら)まれると凄(すご)いような、にッこりされると戦(ふる)いつきたいような、清(すず)しい可愛らしい重縁眼(ふたかわめ)が少し催涙(うるん)で、一の字眉(まゆ)を癪(しゃく)だというあんばいに釣(つ)り上げている。纈(くく)り腮(あご)をわざと突き出したほど上を仰(む)き、左の牙歯(いときりば)が上唇(うわくちびる)を噛(か)んでいるので、高い美しい鼻は高慢らしくも見える。懐手(ふところで)をして肩を揺すッて、昨日(きのう)あたりの島田髷(まげ)をがくりがくりとうなずかせ、今月(この)一日(にち)に更衣(うつりかえ)をしたばかりの裲襠(しかけ)の(すそ)に廊下を拭(ぬぐ)わせ、大跨(おおまた)にしかも急いで上草履を引き摺(ず)ッている。

お熊は四十格向(がッこう)で、薄痘痕(うすいも)があッて、小鬢(こびん)禿(はげ)があッて、右の眼が曲(ゆが)んで、口が尖(とんが)らかッて、どう見ても新造面(しんぞうづら)――意地悪別製の新造面である。

作品风格及简介:与泉镜花等充满浪漫色彩的“观念小说”不同,广津柳浪将目光放在下层社会,通过客观的现实描写及写实的心理描写来展现日本下层社会人民生活的悲惨与疾苦,长于对于人物心理的描写和性格塑造,他的作品被称为深刻小说、悲惨小说。代表作《黑蜥蜴》描述了被公公虐待的女主人公的悲惨的故事,在明治文学史上被与红叶的写实小说及露伴的浪漫小说相提并论。

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