《仁医》台词节选

「あの・・医学館と、ケンカでもしているんですか?」と仁。

「本道とは、古意より、わが国の医療の中心であり続けた、まさに、本道。向こうからこちらを見れば、われらこそが西洋医術を勝手に持ち込んだ、新参者。ところが、今では、上様から大奥の方々まで見る、奥医師に、われら蘭方医が次々任命されてます。われらが、可愛かろうはずがございません。」と緒方。

「やり手のベンチャーが嫌われるようなものか。」仁が呟く。

「うん?」

「・・・あ、いえ。」

「南方殿の評判を耳にし、われらが医学会の、多紀元えいが、 ぜひ、対面をと申しております。つきましては明日、医学館にお越し願いたく、参上した次第にございます。」医学館奥医師・福田玄孝(佐藤二朗)が言う。

「お伺いすれば、」仁が言いかけると、

「南方殿と話したいのなら、多紀様がこちらに訪れるのが筋でございましょう!」と西洋医学所・頭取助 松本良順(奥田達士)が言う。

「・・・松本殿。多紀様は、奥医師であり、御上により、法印にまで序せられた医師であります。一方南方殿は、無位無官の、蘭方医。それを訪れろとは、」

「人としての礼を問うておるのだ!」

「さ・・されど、世には・・上下というものが、」

「南方先生は、私の客人であり、今は私が師とも慕うお方。そのお方に対して福田殿は、訪れるに値せんやつとお思いなんですか? どうなんですか?そうなんですか!?」と緒方。

「・・・はぁ・・。」

「行きたいです!」と仁。

「先生・・」

「前から思ってたんです。医学館、行ってみたいなって。」

「・・・」

「ああ、一ついいかい?こいつらを、供に付けさせてもらいたい。」勝が龍馬と恭太郎(小出恵介)を指差す。

「供って、護衛のことですか?」と仁。

仁たちは多紀(相島一之)と対面。
「それはそうと、近頃市中にこのようなものが出回っておる。」多紀が瓦版を見せる。

「ここには、このようなことが書いてある。南方医師の出所、一切が謎。どこで医術を身に付けたのかも不明である。医学所は御公儀の施設。公の場所に身元不明の者がいるとすれば、これは由々しきこと。多紀家は、御上に様々上申するのがお役目。一つ素性を教えていただきたい。」

「あの・・えっと・・」

「のう玄孝。」

相关日语知识点讲解:

本道とは、古意より、わが国の医療の中心であり続けた、まさに、本道。

1、中心となる大きな道路。本街道。
主要道路,干线道路;本道が不通になる/ 道路不通

2、物事の正当な道筋。正道。本筋。
正道,应该的道路;

3、漢方で、内科のこと。
中医中的内科;这个意思较为少见;

在这指的就是正道,正确的道路;

つきましては明日、医学館にお越し願いたく、参上した次第にございます。

「ついては」を丁寧にいう語。それ故。そこで。
つきましては是ついては的郑重语,类似于それ故、そこで,指因此,所以;

●公の場所に身元不明の者がいるとすれば、これは由々しきこと

「由々しき」は「由々しい」の昔の形 (文語) である「由々し」の連体形です。
由々しきこと、これは時代劇でしか聞かないような言葉です。「神聖であるから、触れてはならない。恐れ多くて、はばかられる」といった意味です。

由々しき【ゆゆしき】,由々しい的文语由々し德连体形;由々しきこと,只能在时代剧中听到的语言,意思就是重大,严重,不得了;

●一つ素性を教えていただきたい。

すじょう, 可以写作素性/素姓/素生/;

血筋。家柄。また、生まれ育った境遇。生まれ。育ち。来歴。身もと。
就是指出身,门第;来历,身世等;

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