最近は、他人に読まれることを前提としたホームページやブログなどの日記も多くなりましたが、日記は本来個人的な記録です。人に相談したくてもできないこと、本当は怒りや悲しみを人にぶつけたいけど、実際にはできないことなど、感情的なことを思いっきり文字にすることができる日記は、免疫力にも一役買っているのです。

最近,能看到很多以给别人看为前提的网页和博客等网络日记,可是日记原本应该是私人的记录。想向别人倾诉却说不出口的事情,想要跟别人发泄愤怒与悲哀,实际上却做不到,把这些感情性的东西变成文字写进日记,这对于免疫力也有作用。

その日記と免疫力との関係に注目した、興味深い研究があります。アメリカのある大学で、いままで誰にも話したことのない秘密で、一番傷ついた出来事を1日20分間、4日連続で日記に書いた人と書かなかった人の免疫力(免疫細胞であるT細胞の数と活性)を比較したのです。

关于日记与免疫力的关系有着让人感兴趣的研究。美国某大学进行实验,对每天把从未向别人透露的秘密,最伤心的事情,连续4天写进日记里的人,和不写出来的人的免疫力(免疫细胞T细胞的数量和活性)进行了比较。

すると、日記を書いたグループのほうがT細胞の活性が高まったという結果が報告されています。とくに、心の痛みについて詳細に書いた人ほど免疫力が大きくアップしたということです。

报告结果显示写日记的那组人T细胞活性更高。尤其是伤心事情写得越详细的人免疫力越强。

ここで、免疫系の中枢を担う細胞であるT細胞について、簡単に説明しておきましょう。人の免疫システムを担う白血球は、おもに顆粒球、リンパ球、単球の3種 類で構成されています。そのなかで少数派であるリンパ球には、免疫司令官であるヘルパーT細胞や攻撃部隊のキラーT細胞、B細胞、ナチュラルキ ラー(NK)細胞などがあり、体内に侵入してきたウイルスなどを退治する専門集団を結成しています。

在此简单说明一下承担免疫中枢的T细胞吧。承担人体免疫系统的白细胞主要由粒性细胞、淋巴细胞和单核细胞组成。其中占少数的淋巴细胞分为担任免疫司令的辅助性T细胞和攻击部队的抗体T细胞、B细胞、NK细胞(自然杀伤细胞)等,组成专门抵御侵入体内的病毒等的集团。

T細胞は、ほかの免疫細胞が集めてき た情報をもとに、ウイルスなどの外敵を見つけ、攻撃すべき相手かどうかを判断します。そして、“攻撃の必要あり”と判断すると、今度は、周囲の免疫細胞に 攻撃をしかけるための指令を出し、自らも戦うための準備をし、統率をとりながら外敵と戦います。

T细胞根据其他免疫细胞收集的信息,发现病毒等外敌,并判断是否该对其进行攻击。然后,若判断“有攻击的必要”,则对周围的免疫细胞发出攻击指令,并准备亲自出战,一边担任统帅一边与外敌战斗。

ところで、アメリカでの日記に関する研究 では、つらい経験を誰にも告白せずに、胸のなかにもち続けていることが免疫力を低下させること。その一方で、日記に秘密を書くこと、つまり自分に秘密を打ち明けることによって、低下した免疫力が強化、改善されることが結論づけられています。

而美国进行的关于日记的研究中,那种不愿吐露痛苦的经历,而一直闷在心里的人免疫力会降低。另一方面,还得出结论:通过把秘密写进日记,即坦率吐露秘密,降低的免疫力会得以改善进而增强。

感情の赴くままに書き散らしても、文字にすること によって、怒りや不安などのマイナスの感情が整理され、客観的な視点がもてるようになるのです。さらに、泣いたり、笑ったりすると心が解放されるのと同じ ように、日記を書くことで精神的な安らぎが得られ、落ち着きを取り戻せるのも確かなようです。

即便随心意胡乱写,但一旦变成文字,也可以整理愤怒和不安等负面感情,能更客观的看问题。还有,正如哭笑能舒缓心情,写日记也能获得心灵上的慰藉,似乎也确实能让人恢复平静。

一般に文章を書く場合は、人に見られること を意識して書きます。しかし、日記は、あくまで個人の記録なので、順序だてて書く必要もなく、内容に矛盾があってもかまいません。人に相談したくてもでき ないこと、本当は人にぶつけたい怒りや悲しみ、やりたくても実際にはできないことなど、なんでも、思ったことを日記に書くことによって心を解放し、同時 に、免疫力もアップさせましょう。

通常写文章的时候,会带着给别人看的意识来写。然而,日记说到底是私人的记录,没有必要按照顺序来写,内容有矛盾也无妨。想跟人倾诉而无法说的事,实在想要向旁人发泄的愤怒与悲哀,想做可实际上却做不到的事情等,事无巨细都可以随心所欲的写到日记里,由此让心灵得到释放,同时提高自身的免疫力吧。

【推荐】谈2010日语能力考变革和对策

练习你的写作能力>>>

双语文章中文翻译仅代表译者个人观点,仅供参考。如有不妥之处,欢迎指正。