ゲームの中でもある意味最も奥が深いのが、ゲームの中の女の子と恋愛を楽しむ“恋愛シミュレーション”や“恋愛アドベンチャー”などの、いわゆる“ギャルゲー”と呼ばれるジャンルのゲーム。

在游戏里,某种意义上来说与游戏里的女孩恋爱的“恋爱模拟”及“恋爱冒险”等最为深奥,即所谓的“GALGAME”游戏。

次元を超えて恋愛を楽しむという、ある種天才的な発想のゲームだと思うのですが、こういったゲームっていつごろからあるのでしょう? ゲームライターの多根清史さんにお聞きしました。

超次元恋爱真可说得上是天才式的构想,那么这种游戏是什么时候产生的呢?我就此询问了游戏剧本作家多根清史先生。

「まず、ギャルゲーを“コンピュータの中の女の子と疑似恋愛をするゲーム”と定義するなら、パソコンゲーム『EMMY』(1984年/PC-8001用)がまず出てくるのではないでしょうか。ヒロインの美少女?エミー(EMMY)とチャットするうちに、エミーが打ち解けて…あられもない姿になっていくという大人向けの内容です(笑)。エミーの中身は人工知能で、プレイヤーとの会話から単語を学習して、少しずつ賢くなる…はずが、いつまでもトンチンカンな反応をするので“人工無能”といわれたりしてましたね(笑)」

“首先,如果把GALGAME定义为‘与电脑里的女孩进行模拟恋爱的游戏’的话,始祖应该是PC游戏《EMMY》(1984年、PC-8001用)了吧。在和美少女主角EMMY聊天的过程中变得亲密无间……然后出现一些糟糕的成人向内容(笑)。EMMY具有人工智能,在和玩家的对话中学习单词,慢慢变聪明……本来该是这样的,不过回答却一直驴头不对马嘴,甚至被称为‘人工无能’(笑)”

“ギャルゲー”が家庭用ゲーム機にやってきた初めての作品は、おそらく『中山美穂のトキメキハイスクール』(1987年/ディスクシステム)だろうとのこと。当時アイドル歌手だった中山美穂とタイアップして、中山美穂そっくりのヒロインを口説き落とすというもの。

据说“GALGAME”最早移植到家庭游戏机上的作品应该是《中山美穗的心跳高校》(1987年、光盘版)。作品以当时的偶像歌手中山美穗为蓝本,剧情是把游戏版的中山美穗泡到手。

「中山美穂(のそっくりさん)の表情に応じて適切なセリフを選ばないといけないんですが、表情が微妙すぎて読み取りにくく、正しい回答をしても(一見)拒絶されることもあります。現実の恋愛さながらのシビアな駆け引きで、挫折したプレイヤーも多いのでは」

“该游戏要根据(神似)中山美穗的女主角的表情来选择合适的台词,由于表情过于微妙而难以掌握,即使做出(看似)正确的回答也有可能遭拒绝。宛如现实恋爱的苛刻进展,大概让很多玩家都受过挫折吧”

 

ある意味豪華な内容ですね。ところで、ギャルゲーというジャンルは日本にしかないのでしょうか?

某种意义上来说是豪华的内容呢。不过,GALGAME这种类型的游戏只存在于日本吗?

「そうですね、海外にはほとんどありません。数年前に、アメリカでデート シミュレーションゲーム『Brooktown High: Senior Year』が“海外版ときメモ”のつもりで作られましたが、美少女の造形がリアルすぎて、当の海外ユーザーから“これはない”と不評でした(笑)」

“是的,国外几乎没有。几年前,企画作为海外版的心跳回忆而在美国制作了约会模拟游戏《Brooktown High: Senior Year》,可是由于美少女造型过于逼真,而受到众多海外玩家的批评‘哪有这样的’(笑)”

さらに、韓国で作られPS2でも出た『Tomak -Save the Earth-』というゲームは、かわいいキャラクターを育てて仲良くなっていくという、日本のギャルゲーをモチーフにしたような設定だったそうですが、なぜかキャラクターがみんな生首状態だったそうです…。実際にゲーム画面を見てみると、非常にシュールな絵ヅラです…。

还有,韩国制作并且也出现在PS2平台上的《Tomak -Save the Earth-》这款游戏,设定是以日本的GALGAME为蓝本,养育可爱的角色并发展关系,可不知为何角色全都只有一张脸……实际看过游戏画面之后,发现那真的非常写实……

ゲーム機本体はもちろんのこと、日本発のゲームソフトも世界中で人気を博しているなか、それでもなお、日本以外では浸透していない“ギャルゲー”文化。逆に言えば、ギャルゲーにこそ日本独自の価値観やカルチャーの反映が読みとれるのかもしれませんね。

游戏机本体就不用说了,日本制作的游戏软体在全世界都博得极大人气,即便如此,日本的“GALGAME文化”依然没能渗透到日本以外的地方。反言之,可能只有在GALGAME里才能理解日本独特的价值观和文化吧。

韓国製のゲーム『Tomak -Save the Earth-』の実際のゲーム場面。。一見グロテスクな生首育成ゲームだが、実は「体(肉欲)がなくとも人は人を愛せるのか」というテーマが隠されている。…深い内容です…

韩国制作的游戏《Tomak -Save the Earth-》的实际游戏场面。只有脸孔的育成游戏咋看怪诞,可是却隐藏着“即使没有身体(肉欲),人与人之间还能相爱吗”这一主题……很深奥呢……

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