介绍

主演を務めたNHK朝の連続テレビ小説『あさが来た』（2015年後期）が高視聴率を記録し、一躍その知名度を全国区に高めた女優の波瑠。続けざまに今期ドラマ『世界一難しい恋』（日本テレビ系）にも出演し、こちらも好調だ。朝ドラからブレイクを果たす女優は多いが、彼女はその中でも異質な存在感を発揮している。

NHK晨间剧《阿浅来了》（2015年后期）获得超高收视率，作为主角的波瑠也一跃成为全国知名的女演员。而现在，她又出演了电视剧《世界上最难的恋爱》（日本电视台），也获得了极大好评。由晨间剧一炮而红的女演员很多，而波瑠却以其独特的风格独树一帜。

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世难

そもそも“朝ドラヒロイン＝ブレイク”という構図はもはや言うまでもないが、誰もが継続して華々しい道のりをたどれるわけではない。問題なのはもちろん、朝ドラ以降の役どころ。

说起来，这种“晨间剧女主=一夜爆红”的规律已经是众所周知，但并不是谁都能在一夜爆红之后还能天长日久地大红大紫下去的。而关键所在就是晨间剧之后的角色了。

波瑠で言えばまさに『世界一難しい恋』での柴山美咲役だ。美咲は『あさが来た』での元気なお転婆娘とは一転、落ち着いていてマイペースなところがある女性。そのギャップも新鮮だったようで、序盤から「透明感がある」「恋愛に興味なさそうなところが合っている」といった視聴者からの好評価がネット上でも多く見られた。初回視聴率12.9％という今期2位の記録には、彼女十分に貢献したような気がする。

以波瑠为例，她在《阿浅来了》之后又在《世界上最难的恋爱》中饰演了女主柴山美咲。美咲这一角色一改《阿浅来了》中的元气疯丫头性格，是一个沉稳而又我行我素的女性。这种差别对观众来说十分新鲜，而观众对她的评价都是“纯粹透明”、“看起来对恋爱没兴趣的点上很符合角色”，可以说好评连连。首集播出收视率以12.9%位居第二，波瑠也做出了不少贡献。

剧情

ドラマでは、大野智演じる恋愛にとことん不器用な社長・零治が、美咲（波瑠）を徐々に意識し始めるところからスタート。零治は秘書の舞子（小池栄子）らのアドバイスを聞きながら、じわじわとアプローチを投げかけるものの、美咲にはなかなか通じない。

《世界上最难的恋爱》剧中，大野智饰演的恋爱白痴社长·零治对刚来公司的美咲（波瑠 饰）渐渐产生好感，故事就这么开始。零治根据秘书舞子（小池荣子 饰）的建议不断对美咲“投球”但却屡屡受挫。

ジムで二人きりになっても零治の視線に気づかず、出張にかこつけた一泊旅行に一緒に行っても、恋愛モードにはまったく至らず。うっかり「社長と新入社員が付き合うなんて気持ち悪い」と口走り、零治を知らぬ間に傷つけてしまったりもする。だが、そのそっけなさや、いざ告白されても浮かれることない冷静さが、ドラマのコミカルさやもどかしさにつながり、視聴者を“見守る”気持ちにさせているのだ。

在健身房里独处时对零治的视线毫无察觉，以出差为借口一起旅行时也怎么都调不到恋爱模式。而且还粗神经地说出“社长和新职员谈恋爱真是恶心”这种话来，一不小心就伤了零治的小心脏。然而，这份“冷漠”，以及在收到告白的时候都毫不动摇的样子也连接着电视剧的笑点和着急的心情，让观众看得停不下来。

男性化

そんな本作で、浮き彫りになった波瑠の魅力が二つある。一つは、同性の視聴者から“嫌われない”ということだ。恋愛ドラマというものは、主人公が魅力的であればあるほど、対する相手役にはどうしても同性視聴者の目は厳しくなりがちだ。それを美咲という役柄は、うまく回避できているように見える。その理由は、美咲がわかりやすい理想像でも、“誰もが恋して当たり前！”な朗らかな女の子でもないから。良い意味での“女子っぽくなさ”が、心理的にも適度な距離感となり、安心して応援することができるように思う。そしてそれは、役柄だけでなく、波瑠自身についても言えることだ。

在这样一部剧中，凸显了波瑠的两大魅力。首先，她有不被同性观众讨厌的魅力。恋爱剧中，主角越有魅力，同性观众对和主角演对手戏的演员就更加严苛。但美咲这一角色就巧妙回避了一切让人“讨厌”的点。要说理由，只能说，美咲不是那种一眼就看透的理想化形象，也不是那种觉得“我想谈恋爱很正常啊！”的女人。就是好的意义上的“不像女人”，在心理上产生了适度的距离感，让人觉得可以安心应援。而这一切并不只是角色塑造，也可以说是波瑠自身给人的感觉。

评论

トレードマークのマニッシュなショートヘアも含め、素の波瑠にはどこか飄々としていて男性っぽい一面がある。これは、以前トーク番組『A-Studio』（TBS系）や朝ドラでも共演した笑福亭鶴瓶も「しっかりしてるし度胸ある。あっさりしていて男っぽい」と保証済みであるし、『世界一～』のプロデューサー・櫨山裕子氏が「大野くんが好きにならなければいけないタイプを考えたとき、飄々としていて、まっすぐで、正しいことは正しいという波瑠さんの空気感が大野くんと似ていると感じ、お願いしました」と起用理由を述べていることからもわかる。そんな彼女の人間性は、メインパーソナリティを務める『24時間テレビ39』（日本テレビ系）でも、より広く伝わることだろう。

包括她标志性的帅气短发，平常的波瑠就给人一种清爽的男孩子气的感觉。关于这件事，之前的谈话节目“A-Studio”和在晨间剧共演的笑福亭鶴瓶也这么说：“这个人十分沉稳也很有气魄。感觉很清爽很男孩子气。”《世难》的制作人栌山裕子在说起为什么要起用波瑠做女主时也这么说：“要说能让大野喜欢上的类型，也就是要干净利落、直率正直，这么一说就觉得波瑠的气质和大野很像，于是就去拜托她出演了。”波瑠的这一性格，在她主持的“24小时电视39”中也体现得淋漓精致。

第二

そして、波瑠の二つ目の魅力は、作品の中に溶け込む“親和性”の高さだ。波瑠は、突出して目立つような、強烈なカリスマ性を持つタイプではない。むしろ、多くの共演者の中でこそ光り、いつしか目で追ってしまうような不思議な魅力を持つ。それは恐らく、彼女の下積み時代の長さも関係するのだろう。

而波瑠的第二大魅力，就在于和作品的融合度很高。波瑠自身不是那种锋芒毕露个性强烈的类型，而是在和众多演员一起的时候发出自己的光，让人不自觉地就将目光聚焦到了她身上，波瑠就有这么不可思议的魅力。这也许和她曾经长期在底层摸爬滚打有关吧。

多くの役を経験しているからこそ、どんなキャラクターでも自分のものとし、作品の中に自然に存在することができる。強すぎない個性は決して悪いことではなく、どんなイメージにもなれ、どんな作品の世界観も壊すことがないからこそ、その汎用性は計り知れない。それが、いわゆる朝ドラヒロイン出身の成功者たちとは、一味違う波瑠の強みとなるだろう。

无论是怎样的角色都像是为她自己量身定做的，哪部作品她都能在其中十分自然地出现。个性不强绝不是坏事，应该说正因为此她才能成为任何人，这种无论身处那个位置都不会破坏作品本身世界观的适应性是不可多得的。这也可以说是波瑠和其他晨间剧女主角出身的演员不同的强大之处。

总结

朝ドラが高視聴率を連発していた際にも、「あぐらをかかず、調子に乗らず」とあくまで謙虚に答えていた波瑠。かつて語っていた展望は、「ブレイクするよりは長く女優を続けたい」というもの。まさに、これからの波瑠の立ち位置を示しているようでもある。

在晨间剧收视率一路攀升的时候，波瑠也依旧保持着“不自满，不自负”的谦虚态度。而对于未来的展望，她自己也说“比起一夜爆红更希望能在演员的道路上越走越好。”而这句话，也将她自己定位在一个很好的位置上。

現在の若手女優の中でも、他にはない落ち着きをたたえた波瑠、24歳。作品に冷静に真摯に向き合う彼女だからこそ、役柄ごとに全く異なる顔を見せてくれるだろうが、その“親和性”の高さで、今後もドラマ、映画に欠かせない存在になっていくはずだ。

在现在年轻女演员中十分少见的冷静的24岁姑娘波瑠。她对于作品的冷静和真挚使得她在演绎起角色来毫无违和感，这种强大的“亲和力”，想必将成为今后电视剧和电影中不可或缺的存在。