出版不況と言われ、近年の話題と言えば常に“電子書籍”が脚光を浴びることが多かった出版業界において、今年、ある作品の登場が人々の目を再び紙の書籍へと向けさせることに成功した。言わずもがなの又吉直樹『火花』である。

出版业界情况严峻,近年受到瞩目的话题大多是“电子书”。而今年,有一部作品的登场成功地令人们的目光再次回到了纸质书籍上。这部作品自不必说,大家应该都知道是又吉直树的《火花》。

お笑いタレントが書いたこの純文学小説は、80年を超える歴史を有する文芸誌『文學界』(文藝春秋)に掲載されるや、同誌が創刊以来初めて増刷されるという異例の反応を記録。単行本となった後には、第28回三島由紀夫賞の候補を経て、第153回芥川龍之介賞を受賞したことが一般のニュースでも取り上げられるほどのトピックとなったことなどから、品切れと増刷を繰り返す一大ムーブメントとなった。

搞笑艺人所书写的这部纯文学小说,在已经有超过80年历史的文学杂志《文学界》(文艺春秋)上登载,该杂志创下了创刊以来首次需要增印的特例记录。当作品被出版成单行本之后,经历第28回三岛由纪夫奖提名,并在第153回芥川龙之介奖中获奖,成为了普通新闻媒体争相推向头条的大热作品,经过售罄再增刷的几次反复,演变成一股热潮。

いわゆるタレント本やタレントが執筆した本がヒットするケースはこれまでにも多々あったが、純文学の世界でビッグウェーブを巻き起こした例は皆無であり、これがいかに画期的な“事件”だったかを示していると言えるだろう。

至今为止,所谓艺人出的书以及艺人执笔写的书大获成功的案例也不少,但是在纯文学的世界掀起浪潮的还史无前例,是否能用跨时代的“事件”来描绘这一功绩呢?

以下为排名前三位的作品:

BOOK销量排行榜TOP1~25戳>>