中学卒業レベルの英語で、ある程度の日常会話はできる。そう言われても、英語が口からついて出てこない…。仕事でスムーズなやり取りができるようになりたいけれど、社会人になってから上達するのは難しいだろう…。そんな英語上達を考えながら諦めモードの大人に“処方せん”となる本がある。

拥有中学毕业的英语水平,应该能进行一定程度的日常对话。话虽如此,却很难将英语说出口…虽然想要在职场上流畅地使用英语,但是成为社会人之后很难再有所提升。对这种虽然想要提高英语但终究无奈放弃的人们,有一本书开出了“处方”。

加藤俊徳氏の『脳科学的に正しい英語学習法』(KADOKAWA 中経出版)だ。

这就是加藤俊德的《运用脑科学 正确的英语学习法》(KADOKAWA 中经出版)。

人間の脳が大きく成長するのは20代〜40代。

人的大脑在20岁〜40岁期间快速成长。

日本では語学は子どものうちに身につけるのが良いと考える人のほうが多いが、それについても脳科学的にみれば、いくらか危ういところがあると指摘する。

很多日本人都认为语言要趁孩子还小的时候灌输进去,这一观点在脑科学看来,存在值得担心的地方。

幼い頃に母国語以外の外国語を身につけようとすると、理解をつかさどる脳の発達が遅れるリスクがあるのだそう。一方、大人は脳のそうした部分も十分に発達している。あとは、脳機能の特性やそれぞれの個性を生かしながら、効率よく習得すればいい。

在孩子小时候给他灌输母语以外的语言,会有一定风险,易使掌控理解能力的大脑发育迟缓。另一方面,成年后人脑发育成熟。只需要充分活用脑的各种机能、特性,就能进行高效率的学习。

脳の働きを最大限に活用して学習する。そのしくみについて、加藤氏はわかりやすく脳のエリアごとに「脳番地」と名づけ、大まかに8つの系統に分けて解説する。

要最大限度地活用脑来学习。有关这种学习方法的构造,加藤将其分为简单易懂的不同模块,并称他们为“脑领域”,大体分8个系统来解释。

8つの系統とは、理解系、伝達系、思考系、感情系、運動系、聴覚系、視覚系、記憶系に分けられる。語学習得のカギは、伝達系。コミュニケーションを通じて意思疎通を行う脳番地なのだが、これを軸に脳番地と脳番地をつなぐ“ネットワーク”を強化する。このネットワークは鍛えるほど発達するのだそうだ。

这8个系统分别是理解系、传达系、思考系、感情系、运动系、视觉系、记忆系。学习语言的钥匙是:传达系。它是通过交流来疏通意义的脑领域,大脑以它为轴心连接着不同脑领域,强化整个“网络组织”,这个网络组织越锻炼越发达。

どういうことかと言うと、例えば、感情豊かに話せば、それは感情系から伝達系へのネットワークが使用され、論理的に話せば、理解系から伝達系へのネットワークを鍛えることになる。口を動かして話すことは、運動系。覚えたはずの英単語が口から出てこないのは、記憶系から運動系のネットワークが弱いから。そうならないよう、覚えた段階で口に出すなどの工夫をするといいそうだ。

举个例子具体说明一下,如果用富有感情的话语来交流,将会使用到从感情系到传达系这一网络组织,如果要讨论理论方面的话题,就会锻炼从理解系到传达系的网络组织。动嘴来说话属于运动系。我们明明记住了单词却无法脱口而出是因为记忆系到运动系的网络组织太弱的缘故。为了避免这种状况发生,我们要在记忆阶段以及说出口的阶段下点儿功夫。

そもそも記憶力に難がある…と考える人も方法はちゃんとある。記憶力を高めるには、記憶系脳番地を意識して使えば、鍛えられるのだ。例えば、長い英単語を覚える。また、無意味なフレーズや外国人の名前など、覚えるのにちょっと大変だなというものを覚えれば、筋トレのように記憶系をビルドアップしてくれる。

不过,本来记忆力方面就存在难关…应该有不少人会这么想吧。想要提高记忆力,需要有意识地使用自己记忆系的脑领域加以锻炼。比如说,记忆长单词。还有,记一些没有什么意义的法国人、或者其他外国人的名字等,选一些记忆起来有难度的东西来记忆,也会像锻炼肌肉一样建造起自己的记忆系领域。

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