上一期>>中日对照:《欢迎来我家》小说(二十九)

この日、午前八時過ぎに自席につき、いつものように給湯室でインスタント・コーヒーを作って運んでくると、それを飲みながら新聞を広げた。

这一天,坐在位置上直到早上八点过后,像往常一样去供应热水室泡了速溶咖啡回来,一边喝着一边打开了报纸。

会社の始業は八時四十分だ。営業部と一緒になっているフロアには、普段ならまだほとんど社員の姿はないのだが、その朝は既に西沢摂子が先に出勤してきていた。

公司八点四十分开始营业。跟营业部在一起的这个柜台平常几乎都看不到职员的身影,但是这天早晨西尺摄子却早已来上班了。

摂子は、三十代後半のシングルマザーで、七年近く前からこの会社に勤務しているベテランだ。すらっと背が高く見かけは派手だが、それ以前に会計事務所で帳簿付けをしてきた経歴があるだけに、仕事は堅い。ナカノ電子部品の経理は摂子なくしては回らないといっても過言ではなかった。

摄子是30多岁的单身妈妈,是在这个公司工作了近七年的老手。乍一看身材高挑,外表秀丽,但是因为以前在会计事务所干过账簿之类的工作,所以工作很扎实。中野电子零件的会计工作如果少了摄子的话就进行不下去了,这么说绝对不夸张。

「あの、部長、ちょっとよろしいですか」しばらくすると、摂子が一抱えもある資料を持ってきた。そういえば昨夜、倉田は八時過ぎに退社したが、その時間になっても摂子はデスクいっぱいに帳簿を広げていた。「適当なところで切り上げてよ」という倉田にろくな返事も寄越さないほど、仕事に熱中していた。

“部长,可以占用你一点时间吗?” 过了一会,摄子抱着一摞资料走了过来。话说昨晚八点过后仓田离开公司的时候,摄子的办公桌上还摊着许多账簿。“在适当的时候结束吧”仓田一心扑在工作上,不走心得回答着。

「今月の在庫が合わないんです」遠慮がちに摂子はそう報告した。在庫というのは、会社がストックしている商品のことである。

“这个月的库存对不上。” 摄子有点委婉地报告着。所谓的库存就是公司存放的商品。

ナカノ電子部品では、在庫を確認するために、いままで年に一回だった棚卸を、倉田の提案でこの七月から毎月やるようにした。本来は月末にやるのが正しいが、月末は事務が集中して忙しいので二十日に在庫合わせをしよう、ということになっている。

为了确认库存,中野电子零件至今为止本来是一年盘点一次,但是在仓田的提议下从七月份开始改为了每个月一次。原本是月末做的,但是由于月末时办公集中很忙,就改为了在20号进行核对库存。

棚卸というのは、会社にどんな商品がいくつあるか倉庫に行って数えることだ。中小企業でも計算の前になるとどこでも棚卸をして在庫を確認するのが当たり前だが、それを毎月やることで、財務の精度を向上させようという狙いである。

所谓的盘货就是去仓库盘点公司里有怎样的商品以及数量。就算是中小企业,在计算之前确认好各处的盘货也是理所当然的,但是他们的目标是通过每个月盘货提升财务的精确度。

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