北川さんにとっては初めての劇場版ですね。完成した映画『HERO』をご覧になっていかがでしたか

北川来说是第一部HERO》的剧场版。在看到最终成型的电影时有什么感想呢?

北川:『HERO』のシーズン1と2がうまくつながったという印象があります。とにかくやっぱり、松(たか子)さん=雨宮(舞子)さんが帰ってきてくださったことの感動が最初はいちばん大きかったです。スクリーンで観て、その感動がより大きくなりました。城西支部はドラマのときとまったく変わっていなくて。逆に変わっていないからこそ、その雨宮さんの心情の変化だったり、(佐藤)浩市さんの松葉(圭介/本作のゲスト。外務省のキーパーソン。久利生の前に立ちはだかる)さんの心情の変化がすごくわかりやすく、感じられるようになっている作りだと思います。(城西支部のなかで)唯一すごく心が動いた人がいたとしたら、たぶん麻木(千佳)ぐらいじゃないかな。雨宮さんの存在で、すごく感じることがたくさんあったと思います。

我觉得《HERO》系列中的第一部和第二部有一种完美地衔接了的感觉。果然一开始雨宫回来的时候最受感动。隔着荧幕看的时候,这种感动更是被放大了。城西支部跟电视剧里面没有什么太大的差别。反而正是因为没什么变化,才更加体现出雨宫个人情感上的改变以及嘉宾出演的佐藤浩市饰演的松叶(外交部阻碍久利生公平的关键人物)的心情变化更加易于理解,也更易让人感受到。如果要说城西支部里唯一一个内心动摇的人大概就是麻木千佳了吧。我觉得因为雨宫的存在,麻木才有了很多很多的想法。

麻木にとっては、雨宮と一緒にいた時間はどういう経験になったと思いますか。

对麻木千佳来说,跟雨宫在一起的时间是怎样的经验呢?

北川:私が松さんと過ごして「一生忘れない」と思ったのと同じように、短かったけど、彼女にとってすごくいい経験になったと思います。松さんのクランクアップが近づいてきて、すごく悲しくなりました。若いときに、素敵な尊敬できる先輩と一緒に仕事ができるっていうのは、女性にとって本当にかけがえのない経験だと思います。麻木にとっても貴重で大切な時間だったと思います。
 松さんって、この仕事をしている人なら、一度は共演してみたい人だと思うんですよね。どういったふうにお芝居をされているんだろう? ってお会いする前からずっと考えていました。現場でもなにか特別なことをされているのかなとかいろいろ想像していましたけど、特別なことはなにもされていなくて、実際はとてもナチュラルな方でした。フランクに話しかけてくださいますし。でも、本番になると一気に、みんなが知っている雨宮に変わって。普段は、とても優しいお姉さんという感じで接してくださるんです。憧れるところがたくさんありました。かといって、そういう自然で素敵な女性に急に、自分がなれるわけではないんですけど(笑)。いろいろなことを積み重ねて、こういうふうになられたのだろうなと思いました。

我觉得就像我和松隆子小姐度过了人生中无法忘却的时光一样,虽然短暂,却是很好的经验。随着松隆子小姐雨宫的戏份杀青将至,我开始越来越伤感。在年轻的时候,能够跟一直很尊敬的优秀前辈一起工作,对女性来说的确是不可替代的宝贵经验。对麻木来说,这也是一段十分珍贵的时光。

我觉得松隆子应该是很多演员都想要和她一起出演作品的人。我在和她见面之前就一直在心里想要怎样演这部戏。也想象现场会有什么特别的事情发生,然而现场并没有什么特别的事情,实际上都非常平常。但是一到了正式开拍的时候,她马上就变成了大家所认识的雨宫。平常跟人接触的时候就是一个很温柔的姐姐的形象。很多地方我都很崇拜她,想着自己是不是也能够成为这么自然而优秀的女性呢。松隆子小姐一定是经历了很多很多的事情,才蜕变成今天这个样子的。

麻木の久利生への想いはどのようなものだと思いますか。

你觉得麻木千佳对久利生是一种什么样的感情呢?

北川:たぶん、連続ドラマのときから麻木の久利生に対する想いは全然変わっていなくて。雨宮さんと久利生さんは歳が近かったから、「これラブなの?」という感じの「好き」だったと思うんですけど。麻木と久利生さんの場合、けっこう年齢も離れていて。撮影していて思ったのは、麻木がもし誰かと付き合ったり結婚したりするなら、久利生さんみたいな人がいいっていうようなことはあると思うけど、久利生さん自身のことを男性として意識していることはふだん、なかったんじゃないかなって。すごく憧れはあるだろうし、理想の男性像だとは思うんですよ。正義に向かって真っすぐ突き進んでいくところとか、嘘のないところとか、優しいところも理想だと思います。でも、久利生さんに対しては仕事の先輩としての尊敬とか、人間としての敬愛とか、いろいろなことが混ざった「総じて好き」っていう感じだと思います。私自身そうですけど、麻木も、雨宮さんと久利生さんが一緒に幸せになってほしいと思っているはずです。

大概和连续剧里麻木对久利生的感情完全没有什么改变。雨宫和久利生年龄比较接近,是一种接近“这是不是爱”的“喜欢”的感情。而麻木和久利生的年龄差距也比较大。拍摄的时候我在想麻木如果说和谁交往并且结婚的话,像久利生这样的人是不错,但大概并没有把久利生看作有交往意向的男性在看待。虽然非常崇拜久利生,会把他当成心目中的白马王子。而且面向正义,勇往直前,从不欺骗,温柔的形象也十分理想。但是对久利生,总是混杂着一些对前辈的尊敬和敬爱等等情感混杂的“喜欢”。我自己是这么想,麻木一定也是希望久利生和雨宫能够幸福地在一起。

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