ラジオやテレビから流れてきた曲の歌詞に、思わず共感してしまった経験は誰しもあるはず。でも、ネット上では「最近の歌詞はつまらない」「昔の曲はよかった」なんて声も多く、最近のJ-POPの歌詞に違和感を覚える人は少なくないよう…。

谁都会有伴随着收音机或者电视机里漂流而出的歌词时,禁不住产生共鸣的经历。但是,现在,在网上称「最近的歌词没有意思」「还是以前的曲子好」的声音越来越多,最近越来越多的人感到J-POP的歌词不协调。

はたして、J-POPの歌詞は昔と今で何が違うのか? 実際に調べてみることに! 1980~2014年の年間シングルランキングTOP10(2010年代はTOP20)、計400曲を対象に、歌詞内に登場する単語の数を集計し、分析してみた。

J-POP的歌词今与昔到底有何不同?请看实际调查!1980~2014年度单曲排行榜TOP10(2010年代TOP20)、共计400首作为研究对象、对歌词内出现的单词数进行统计、分析。

気取らない愛情表現がウケる時代に!?
まずはJ-POPの定番(?)、ラブソング。「愛」「愛してる」「愛し合う」など、「愛」というワードに注目して歌詞を見ると、その登場回数は、

■(歌词中)令人察觉到的情感表现受现代社会欢迎!?
首先看一下J-POP的基本歌曲(?):情歌。引人注目含有「爱」的字眼使用次数、例如:「爱」「我爱你」「相爱」等等、

175回(80年代)
161回(90年代)
154回(00年代)
105回(10年代)

175次(80年代)
161次(90年代)
154次(00年代)
105次(10年代)

と、徐々に減少していることが判明! さらに、「好き」という単語も、

可以看出逐年在减少!还有喜欢这个词也是,

38回(80年代)
26回(90年代)
19回(00年代)

38次(80年代)
26次(90年代)
19次(00年代)

と、減少する傾向が見られた。しかし、2010年代では「好き」が99回も登場し、他の年代と比べて明らかに増加! AKB48「希望的リフレイン」、SKE48「片想いFinally」で「好き」が連呼されているのも影響していそうだ。今は、ちょっと大げさな印象を持つ“愛”よりも、“好き”というフランクな表現のほうが受け入れられやすいのかもしれない。

也能看出减少的倾向。但是,在2010年的时候「喜欢」使用了99次,比其他年代都明显地增加了!在AKB48「希望的副歌」、SKE48「单恋Finally」歌曲中,「喜欢」这个词好像也是被反复使用多次。现在比起含有夸张印象的“爱”这个词,也许含有坦率意味的“喜欢”更容易让人接受。

「涙」を忘れて、「強く」なりたい?
1980年代は11回の登場にとどまっていた「強い」「強く」という単語は、

忘记「眼泪」、想要变得「坚强」?
1980年只出现11次的「坚强」「坚韧」词语的出现次数、

11回(80年代)
33回(90年代)
43回(00年代)
39回(10年代)

11次(80年代)
33次(90年代)
43次(00年代)
39次(10年代)

と90年代から増加傾向に。00年代以降もその水準を維持している。一方、「涙」「泣く」という“悲しみ”を表すワードは、

90年代开始有增加的倾向。00年代以后就保持在这个水平上。另一方面、表达「眼泪」「哭」这类单词的情况是、

「涙」
65回(80年代)
59回(90年代)
59回(00年代)
45回(10年代)

「眼泪」
65次(80年代)
59次(90年代)
59次(00年代)
45次(10年代)

「泣く」 
59回(80年代)
43回(90年代)
55回(00年代)
33回(10年代)

「哭」 
59次(80年代)
43次(90年代)
55次(00年代)
33次(10年代)

と、どちらも2010年代に減少している。“悲しい”気持ちよりも、“強く生きよう”と励ますような楽曲が支持されるようになってきていると言えそうだ。

显示哪一个都是从2010年开始减少。比起“悲伤”的心情、似乎可以说“坚强生存下去”这类鼓励人的歌曲更受支持。

地名の入った楽曲はもうヒットしない?
1980年代の調査対象100曲を見てみると、「大阪しぐれ」(都はるみ)の「堂島」や、「別れても好きな人」(八代亜紀)の「渋谷」「一ツ木通り」など、実在する地名が19回登場。これらの多くは、その土地の情景を感じさせることが多い演歌のなかで歌われている。しかし、1990年代以降、歌詞に地名が登場するのは「愛の言霊~Spiritual Message~」(サザンオールスターズ)や「桜坂」(福山雅治)など300曲中14回のみで、「街」「海」など大まかな場面設定しか歌詞にされていない曲が多かった。最近の曲は、誰もが歌の世界に入り込みやすいよう、場所をあえて特定しない傾向があるようだ。

加入地名的歌曲也不热门了吗?
以1980年的100首歌为调查对象来看的话、「大阪时雨」(都春美)的「堂岛」以及、「分手了仍心相系的人」(八代亚纪)的「涉谷」「一木通」等等、出现的实际地名19次。这些大多数歌曲都是歌唱那些土地带给我们感受的情景。但是、1990年以后、歌词中出现地名的情况300首中只有14次、例如「爱的言灵~Spiritual Message~」(SAS)以及「樱坂」(福山雅治)等、歌词场面大致只设定为「街」「海」的歌曲比较多。现在的歌、似乎谁都能随意的进入歌的世界、没有什么需要特别设定的场合。

J-POP歌词中包含男士用语“我”、“想见面”“不会再见”等歌词的情况>>>

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